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イタズラ好きな彼は、私のことが大嫌いなヤンデレでした。
written by シノト
  • ヤンデレ
  • 監禁
  • 恋人同士
公開日2021年11月27日 18:25 更新日2022年11月01日 08:35
文字数
1058文字(約 3分32秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼氏
視聴者役柄
彼女
場所
あらすじ
ある日、家に帰るとイタズラ好きの彼が「私」の写真をバラバラに切り刻んでいた。
質が悪いと怒っていると、彼は「私」のことが嫌いだと言い出し――。

pixivでも公開しています。
本編
おかえり!
待ってたよー。

そんなに構えなくても。

そうだね。
当然、イタズラは用意してるよ!

だって、君にイタズラするのが俺の生きがいだからね。

ということで、こちらへどうぞ、お姫様。

どう、びっくりした?

君の写真をバラバラに刻んでみたんだ。

やってみると思ったより気持ちよくてさ。
ちょっと頑張りすぎたなぁ。

あ、怒ってる。

だよねー。
さすがに趣味悪いよね。

くくっ、それでいいんだよ。

きょとんとして、うざったいなぁ。

うんうん、そうだよね。
何も分からないよね。

実を言うと、俺さ、君のこと嫌いなんだよ。

そう、大っ嫌い。

見てて、腹が立つんだよ。
人に愛されていて、幸せそうに笑って、俺に優しさを与えるお前がさぁ。

質の悪いイラズラとでも思ってるんでしょ?
不正解。
これが俺の本心。

一目見た時から気に入らなかった。
その笑みが。
皆(みな)を明るくする太陽みたいなお前の存在が。

殺してやろうとすら思ったさ。

だけど、それじゃあ足りない。
つまらない。
もっと楽しみたい。

だから、俺はお前と恋人になった。

いいねぇ、その顔。
そうそう、これが見たかったんだよ。

ああ、やっとこの日が来た。
堪らないなぁ。

もっとその顔を絶望に歪めてくれ。
もっともっともっともっと。

ただ、一つ誤算があってだな。
恋人の振りをしてる間に、お前のことが愛しくなってきたんだ。

俺としたことが。
はぁあ、馬鹿みたいだ。

と、いうことでただ苦しめるのはやめた。

堕とすことにしたんだ。

そう。
堕とすんだ。

大っ嫌いで大好きなお前を、泥沼に沈めてやる。

どうやるか?

そうだなぁ。

まずは。
手錠をしようか。

ははっ、暴れたって無駄だ。
どう足掻いたってお前は弱者だ。
分かるよな?

はーい、これで動けない。

次はその口を塞いでやろう。
と、思ったが。

お前が負け犬のようにキャンキャン鳴くのは悪くない。
いいねぇ、そそる。

さあ、準備は終わり。

今からお前を愛そうと思う。

そうだ。
毎日毎日、愛してやるよ。

囁いて、キスして、身体を交えて。

普通の恋人みたいだろ?
だけど、これが違うんだ。

純粋な愛情を与えるつもりはない。

憎悪を、嫉妬を、劣等感を、たーっぷり混ぜ込んだ愛を注いでやる。
お前を俺の負の感情で満たしてやる。

しつこくまとわりつくような愛で侵(おか)してやる。

どうなるんだろうな、お前はさぁ。

ははっ、気丈に振舞いやがって。
気持ち悪いな。

でも、だからこそいいんだ。

この切り刻まれた写真みたいにお前の心をバラバラにできる。
最高の娯楽だな。

その足掻き、いつまでもつか楽しみだ。

じゃあはじめていこうか。

この醜く腐った愛で、お前を染め上げてやるよ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
イタズラ好きな彼は、私のことが大嫌いなヤンデレでした。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シノト
ライター情報
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