- 寝かしつけ
- 忍者
- 異世界転移
- 亀
公開日2021年12月05日 18:37
更新日2021年12月05日 18:37
文字数
1261文字(約 4分13秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
忍
視聴者役柄
異世界転移し、姫となった一般人
場所
和風の屋敷
あらすじ
異世界へ転移し、姫として扱われるあなた。
そんなあなたに付き従う忍(+亀)との、ある夜の話――。
「忍者」「亀」「寝かしつけ」が初期お題として出てしまったので、かなり謎シチュです。
こちら、12月3日にキャス内で制作した台本を加筆修正したものとなります。
三名の方に案や、セリフをいただき、執筆いたしました。
○スペシャルサンクス(五十音順)
コディアック緋熊様
Myon様
凜様
ありがとうございます!
そんなあなたに付き従う忍(+亀)との、ある夜の話――。
「忍者」「亀」「寝かしつけ」が初期お題として出てしまったので、かなり謎シチュです。
こちら、12月3日にキャス内で制作した台本を加筆修正したものとなります。
三名の方に案や、セリフをいただき、執筆いたしました。
○スペシャルサンクス(五十音順)
コディアック緋熊様
Myon様
凜様
ありがとうございます!
本編
姫、こんな遅くにどうされましたか?
月を、ですか。
ああ。こちらの月は青いですが、姫の故郷は違うのですね。
拙者ですか?
ご心配には及びませぬ。
拙者は忍。
夜に生きる者でございます。
亀五郎も同じく。
こやつをただの亀と侮ってはいけませぬ。
いざというときは投てき道具として姫をお守りいたします。
夜風はお体に触ります。
姫、お部屋に戻りましょう。
お供いたします。
【SE:引き戸】
さあ、床にお付きください。
目がさえている、ですか。
では昔話をいたしましょう。
実はとっておきの話を仕入れてまいりました。
兎と亀のお話です。
ええ、そうです。
兎と亀の血で血を洗う合戦の話でございます。
え、嫌ですか?
亀五郎が大活躍するお話なのですが。
承知いたしました。
己の心でとどめておきます。
では、いかがいたしましょう。
白湯でも飲まれますか?
いりませんか。
でしたら――。
はい?
ああ、少しのお時間でしたら。
ええ、かまいません。
お傍におります。
(間)
やはり、元の世界にお戻りになられたいですか?
いえ、寂しそうなお顔をされていたので。
気のせいではない、と思うのですが。
申し訳ございません。
出過ぎた真似でしたね。
いえ。
何度も申しますが、拙者は異世界からいらっしゃった姫をお守りするだけの道具でございます。
え?
友人のように接してほしい?
それは無理なお願いでございます。
め、命令?
で、でも。
あー……。
亀五郎、どう思う?
命令なら仕方ない?
そっかー。
承知、いえ、分かりました。
友人というならば、そうですね。
本音でお話ししましょうか。
つくづく思っていたんですが、あなた、本当に困ったお方ですよね。
拙者、いえ、私を道具として扱ってくれませんので。
困るんですよ、そういうの。
まず、優しすぎます。
続いて、あまりに可愛らしいです。
ええ、本当にどうしようもないくらい。
周りの男の目、気にしてくださいよ。
守るの大変なんですから。
まったく無自覚かよ。
いえいえ、何でもございません。
さあさあ、明日も早いでしょう。
あなたを求めている方は多いのです。
ゆっくり寝てください。
せめて目を閉じてください。
寝るまで傍にいますから。
子守歌歌いましょうか?
なんで音痴なの知ってるんですか?
仕方ないですね。
よーしよーし。
頭撫でられただけで、どうして目を開けるんですか?
妹にしてたようにしただけじゃないですか。
顔、真っ赤ですね。
何照れてるんです?
もっとされたいんですか?
ほーら、いい子だ。
ぽんぽんって。
可愛いですねぇ。
そういえば、ぽんぽんってこれ。
心臓近くですると、安心するらしいですよ。
この柔らかそうな胸の上で、やってみましょうか?
くくっ、さすがに冗談ですよ。
ちょっとからかいすぎましたね。
何ですか?
その物欲しそうな目は。
私と夜を明かしてみますか?
痛ッ。
亀五郎、噛むなよ。
はぁ。
些か、調子に乗りすぎましたね。
さあ、そろそろ忍としての務めに戻らせていただきます。
今夜のことはどうかお忘れください。
戯れでございます。
ただ、もし姫がお望みでしたら、拙者は命令に従うまで。
何もずるくありません。
だから、今日はおやすみなさいませ。
私の姫。
月を、ですか。
ああ。こちらの月は青いですが、姫の故郷は違うのですね。
拙者ですか?
ご心配には及びませぬ。
拙者は忍。
夜に生きる者でございます。
亀五郎も同じく。
こやつをただの亀と侮ってはいけませぬ。
いざというときは投てき道具として姫をお守りいたします。
夜風はお体に触ります。
姫、お部屋に戻りましょう。
お供いたします。
【SE:引き戸】
さあ、床にお付きください。
目がさえている、ですか。
では昔話をいたしましょう。
実はとっておきの話を仕入れてまいりました。
兎と亀のお話です。
ええ、そうです。
兎と亀の血で血を洗う合戦の話でございます。
え、嫌ですか?
亀五郎が大活躍するお話なのですが。
承知いたしました。
己の心でとどめておきます。
では、いかがいたしましょう。
白湯でも飲まれますか?
いりませんか。
でしたら――。
はい?
ああ、少しのお時間でしたら。
ええ、かまいません。
お傍におります。
(間)
やはり、元の世界にお戻りになられたいですか?
いえ、寂しそうなお顔をされていたので。
気のせいではない、と思うのですが。
申し訳ございません。
出過ぎた真似でしたね。
いえ。
何度も申しますが、拙者は異世界からいらっしゃった姫をお守りするだけの道具でございます。
え?
友人のように接してほしい?
それは無理なお願いでございます。
め、命令?
で、でも。
あー……。
亀五郎、どう思う?
命令なら仕方ない?
そっかー。
承知、いえ、分かりました。
友人というならば、そうですね。
本音でお話ししましょうか。
つくづく思っていたんですが、あなた、本当に困ったお方ですよね。
拙者、いえ、私を道具として扱ってくれませんので。
困るんですよ、そういうの。
まず、優しすぎます。
続いて、あまりに可愛らしいです。
ええ、本当にどうしようもないくらい。
周りの男の目、気にしてくださいよ。
守るの大変なんですから。
まったく無自覚かよ。
いえいえ、何でもございません。
さあさあ、明日も早いでしょう。
あなたを求めている方は多いのです。
ゆっくり寝てください。
せめて目を閉じてください。
寝るまで傍にいますから。
子守歌歌いましょうか?
なんで音痴なの知ってるんですか?
仕方ないですね。
よーしよーし。
頭撫でられただけで、どうして目を開けるんですか?
妹にしてたようにしただけじゃないですか。
顔、真っ赤ですね。
何照れてるんです?
もっとされたいんですか?
ほーら、いい子だ。
ぽんぽんって。
可愛いですねぇ。
そういえば、ぽんぽんってこれ。
心臓近くですると、安心するらしいですよ。
この柔らかそうな胸の上で、やってみましょうか?
くくっ、さすがに冗談ですよ。
ちょっとからかいすぎましたね。
何ですか?
その物欲しそうな目は。
私と夜を明かしてみますか?
痛ッ。
亀五郎、噛むなよ。
はぁ。
些か、調子に乗りすぎましたね。
さあ、そろそろ忍としての務めに戻らせていただきます。
今夜のことはどうかお忘れください。
戯れでございます。
ただ、もし姫がお望みでしたら、拙者は命令に従うまで。
何もずるくありません。
だから、今日はおやすみなさいませ。
私の姫。
クレジット
ライター情報
主に女性演者様推奨の台本を書いています。
台本使用において、アレンジなどを加えた際は、その旨をリスナー様に伝わるよう概要欄などに必ず記載ください。
また、内容が変わるアレンジはおやめください。
Twitterでご紹介していただく場合、メンションをつけていただけると嬉しいです。
私が聴かせていただきたい。よろしくお願いいたします。
pixivと同じものを投稿しています。
ご了承ください。
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また、内容が変わるアレンジはおやめください。
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ご了承ください。
有償販売利用の条件
【有償販売について】
販売の際はご連絡ください。
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