年上の高身長幼馴染は、あなたのことに関しては酷く臆病で、常に疑い深く、あなたに何か抵抗されると超被害妄想で暴走してしまいます。そして、その超被害妄想が今日、大爆発を引き起こしてしまいました。そう、彼女はヤンデレになってしまい、その圧倒的な力であなたに襲い掛かってしまうのです。

ぉ、おはよっ

今日は、大丈夫？

怪我はない？

病気、うつされたりしてない？

変なところにマーキングされたりしてないかな……

逃げちゃダメ、高校生だからって油断は禁物だよ？

ちゃんと確認しないと

うーん……大丈夫そうかなぁ……

うんっ、今日も幼馴染チェックおしまいっ

ふふっ、私の方がお姉さんで、君よりも背が高いんだから

幼馴染をちゃんと守ってあげるのはとーぜんよ？

もし、もしも君に、大切な君に何かあったら……

暴力を振るってきた男子は返り討ちにしてあげるし、病原菌がいたら遠ざけてあげる

勿論、君に色目を使って騙そうとする女の子は、君に迷惑がかからないように追い返してあげるからね

ねっ？

それに、君も私から離れちゃだめだよ？

学年が違うからどうしても学校にいる間は、お昼休みくらいしか会えないけど……

でも、お昼にもちゃんとチェックしてあげるから安心して？

君が陰で虐められても、どんなに君の方から打ち明けられないことがあっても、絶対に私が分かってあげる、解決もしてあげるからねっ！

だから、君は頼らなくても口に出さなくても良いけど……私の傍にいなくちゃ、ダメ、だからね？

……もう、分かった？

//低音
分かったかって聞いてるんだけど

ねぇ、なんでお返事が遅いの？

私に何かやましいことでもあるの？

何か、私がチェックできてないこと、隠してるの？

……ここがお外だからって、脱がせられない部分に何かあるの？

君が恥ずかしがるからって思って止めてあげてるんだけど、

ここで君を全身ひん剥いて、裸にしてあげなきゃかなぁ？

そうかなぁ……そうだよねぇ、そうするしかないよねぇ？

だって君が無理に隠そうとするのが悪いんだからね？

大丈夫大丈夫♪　そこに茂みがあるから、裸になろ？

きっと……きっと、私には見せたくないものがあるんだぁ……

例えば、キスマークがここにあるとか？

ここに落書きされて、誰々のモノってマジックペンで書きこまれちゃったとか？

そうだよ、そうだから君は隠したいんだ、君は幼馴染の私にすら言えない秘密を隠して、私をのけ者にするんだぁ……！

……え？　そんなこと、ないから、ひん剥かれても良い？

あ、そ、そう……

普通だったら、最後まで抵抗するよね……だとしたら……

あ、ご、ごめんね？　お姉ちゃん、ちょっと先走っちゃったみたいっ

そ、それじゃあ、仲直りに、お手手つないで学校行こ？

んふふっ、私よりも小っちゃい手……ふふっ♪

//場面転換、お昼休み

ん、それじゃあ、お昼のチェックも終わったしお昼ご飯食べよっか

今日もお弁当作ってきたから、食べさせてあげるね

んふふ、はい、あーん……

ん、美味しい？　よく噛んで食べてね

あ、そういえば……お勉強はついてこれてる？

高校に入ってから、お勉強難しくなったよね

私も最初のうちは色々慣れなかったからねぇ……

大丈夫？　そかそか、良かった♪

それじゃあ……今日返された小テスト、見せて？

なんで知ってるのか？

嫌だなぁ、周囲の声を聞けば分かるよ？

小テスト何点だったぁとか、山張ったところが出てラッキーとか言ってるのは、今日に何かの小テストが返ってきた証拠だよね？

なーにー？　別に良いじゃない、見せたって減るものじゃないでしょ？

ね、ちょっとだけ、点数のところだけで良いの、ね？

…………

//低音
それとも、見せられないワケがあるの？

もしかして……私に嘘、ついた？

私に心配をかけたくないって言う優しいウソ？

それとも、お勉強しなかったってことを隠すウソ？

ううん、これくらいなら私は怒らない……それは君でもよぉく知ってるはず……

なら……なんでかなぁ？

あっ……そ、か

点数は良かったんだけど、私じゃなくて他の女の子に勉強を教わったことを後ろめたく思ってる？

それとも、点数は悪いけど、私にお勉強を教えられて粘着されるのが、イヤ？

ねぇ、どっち？

んふ、ふふふふっ……

答えられないんだ……答えられないくらい、悪いんだぁ……

あ、あはははっ、私、私、君に捨てられてるんだ、見捨てられてるんだぁ……ッ！

私、こんなに君を愛してるのに……君を気にかけて、ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと君を見つめ続けてるのに……

……ぇ？　違う？

あ、小テスト……

これ……あ、あはは……高いのか低いのか、分かんないね……

そっかぁ……うん、でも、よく頑張った方だよ？

自信持って、ね？

君はよく頑張った、偉いよ、うん、流石、私の幼馴染だねっ

それじゃあ、またもう一口、あーんっ♡

ふふっ、そのほおばる顔が、一番大好き♪

あーーんっ♪

//場面転換

ん～、まだギリギリ明るいね～

どうする？　ちょっと寄り道して帰る？

それとも今日はすぐ帰る？

……なるほど、そっか

まー、私もお勉強しなきゃ～、うーんっ！

それじゃっ、今日も私のお家にーー……

え？　バイバイ？

え、なんでバイバイなの？　おかしいよね？

いつも通りうちにおいでよ、一緒にお勉強しよ？

問題ないよね？

……いや、って何？　嫌なの？

あ、そっか……

これから、自分の家に帰って、その後に私に内緒で付き合ってる彼女とお勉強しに行くのかなぁ……まさか、えっちなお勉強、かな……

あ、あははっ、なら納得だよ……君がわざわざ私のお誘いを断るはずないし、君は私にべったりだったはずなのに全然頼ってくれないし……

それに、今日一日、様子がすっごくおかしかったのも、それのせいだよね？

んふふ、君は頭がよくて、巧妙に隠してるのかもしれないけど……態度に出てる

私のことを遠ざけて、彼女と二人きりでいちゃいちゃしてるときに、あの先輩ウザいんだよね、そうそう早く消えろって陰口叩いてるんだ、そうだ、そうに決まってる……！

ねぇ、なんでそんな酷いことを言うの……？

言ってない……？　いいや、言うんだよ、君は絶対に言う、私のことを邪魔もの扱い、腫れもの扱いして罵るんだよ、もう嫌だ、解放してくれって

けど……それはきっと、彼女に騙されてるんだ

きっと君は、心の隙間を彼女に抉られて、甘い毒をたっぷり流し込まれて、彼女って名前の病気をうつされたんだよ……

そう、それなら、治してあげなきゃ、手遅れにならないうちにッ！

ハァッ！　ハァッ！

//ぎゅううと絞められながら
ごめんね、ごめんねッ！　今楽にしてあげるッ！　殺さない、ちょっとだけ酸欠にして意識を無くすだけだからっ！

すぐっ、すぐ堕としてあげるからッ！

//意識を失い

ふーっ、ふーッ！

ふふっ……それじゃあ……お持ち帰り、しなきゃね……♪

//場面転換

あ、起きたかな？

大丈夫？　意識、はっきりしてきた？

ここは私のお部屋、君がいつも来てるとこだよ

あ、動かないで、喋らなくても良いからね

だって……

君は私のベッドから出ることはもう無いし、喋ることもしなくていいんだから♡

両手と足はもう二度と外れないように、手錠と足枷の鍵は捨てちゃったし♪

君のお口も、もう要らない……ご飯を食べるためだけに使おうね

君はもう、お勉強も、将来お仕事もしなくて良いから……
お姉ちゃんに、ぜぇんぶ頼ってね

……うーうー唸ってるけど、何か言いたいの？

でも、お姉ちゃん言ったよね？　君はもう喋らなくていいんだって

なのに、なんで喋ろうと……あ、そっかぁ

喋るんじゃなくって、助けを求めてるんだ

助けて、僕の彼女、助けてーって叫んでるんだ

ふふっ……そんなの、絶対許さない

君の彼女は絶対に来ない、いるのは私、だから私を頼ってよ

でも、君は絶対頼らないよね……だって、私のことが嫌いなんでしょ、憎んでるんだよ

首、横に振ってる……形だけ、否定するんだ……

ううん、今の君の行動は、全部君が逃げるためのウソ、私は騙されない

これから……君がちゃんと素直になってくれるまで調教してあげるね

こうやって、君の上に乗っかって……

ふふ、全身で覆いかぶさるのは初めてかな？

足先は私のふくらはぎで押し付けて、

君の顔の前には、私の胸があって……

ふふ、君も男の子だね

例えば、このまま私が君に密着したら……君、息が出来なくなっちゃうね

君はなんとか息をしたくて堪らなくなって、でも、できなくて……

でも、ギリギリのところで、命が危ないって寸前のところで、私が退いてあげるの

そしたら君は、ありがとう、ありがとうって感じられるよね？

私に感謝して、それがいつか愛情に変わるんだ、それでようやく、本当に愛し合えるんだよ

そうなるまで……君はどれくらいかかるかな？

大丈夫、他にも一杯、調教できる方法は考えてるし、足りなければもっともっとギリギリまで追い詰めて、君を導いてあげるね

それじゃあ……早速始めるね

//彼女に体重をかけられる

・台本（ゆるボイ！）
高身長幼馴染は超被害妄想で重すぎるヤンデレになる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空上新奇