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眠れない人間を面白がる変な人外さんがウザ絡みしながら耳かきをしてくれるらしいです
written by さごし
  • 耳かき
  • ファンタジー
  • 癒し
  • 人外 / モンスター
  • ボクっ娘
公開日2022年01月25日 01:22 更新日2022年01月28日 11:46
文字数
3704文字(約 12分21秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
一人称:ボク。とにかくよく喋る人外。
視聴者役柄
眠れないだけのただの一般人。
場所
聞き手の部屋。
あらすじ
眠れない夜に現れた奇妙な人外さんがウザ絡みしながら耳かきをしてくれる性別不問シチュエーションボイス・ASMR用フリー台本です。

()にバイノーラル指示、ト書き、SE等を記載しております。
よく喋るキャラなので、耳かき中もずっと喋っていますが、必要であれば、適宜耳かき音のみの部分を作ってあげると良いかと思います。
変更は可能ですが、キャラを崩さない程度にお願い致します。
本編
(マイク:正面 距離:普通)
どーもこんばんは
こんな気持ちの良い夜に眠れないなんて、かわいそうな人間もいるもんだね

よっ……と
ああ、お邪魔するよ

あれ?
もしかしてボクのこと見えてる?

なんだ
それならそうと早く言ってくれればいいのに
まあ、気付いてたから話しかけてたんだけど

何? その顔
ああ、そういうこと?
ボクが何者なのか気になるんだろうけど、詮索しても意味はないからやめたほうがいいよ
もしかしたら天使かもしれないし、悪魔かもしれない
死神なんてこともあるかもしれないね
(マイク:正面 距離:やや近く)
だけどね、ボクがなんであろうと、キミには関係ないことだよ
無駄なことはしたくないでしょ?
だって、そんなの疲れるだけ
疲れてるから眠ろうとしてるのに、わざわざそんなことするはずないよね?
ああ、眠らなきゃいけないから眠ろうとしてる、っていうこともあるか
面倒な生き物だよねえ、人間っていうのはさ

(マイク:正面 距離:普通)
まあ、それもどうでもいいか

ボクはただ、キミを面白がりにきてるだけ
眠れなくてかわいそうなキミを笑いに来ただけの、ただの性格の悪いヤツ
そんなところ

まあまあ、そんな怖い顔しないでよ
ボクだけが一方的に得をしようだなんて思ってないから
(マイク:正面 距離:やや近く)
ボクを楽しませてくれたら、キミにも得がある
そう言ってるんだよ
(マイク:正面 距離:普通)
ああ、もっと分かりやすく言った方が良かったかな?
そうだよね
ごめんごめん
ボクは優しいから、キミにも分かる言葉で言ってあげるね
(マイク:左 距離:耳元)
耳かき
してあげる

(マイク:正面 距離:近)
好きでしょ? そういうの

(マイク:正面 距離:普通)
ああ、得体の知れないヤツに大事な体を預けるのは気が引けるかな?

それもそうだよねえ
うっかりしてた

じゃあさ、こういうのはどうかな

ボクは眠れないキミのところに現れた耳かき天使
極上の耳かきと安眠をお届けするよ

あはは
自分で言ってておかしくなってきちゃった
天使の格好でもした方がいい?
その方が雰囲気出るもんね
まあ、死んでもそんなことしないけど

……って、これじゃあ、さすがにダメか
いくらバカな人間でもこんな手に引っかかってちゃ今頃絶滅してそうだもんね

んー、どうしたもんかなあ

毒でも使っちゃう?
拘束しちゃおうか?
そういうのも人間は好きだって聞いたんだけど

ああ、何?
するなら早くしろよって感じ?

なんだ
意外と素直じゃん
可愛いところあるね、キミ
やっぱりボクの目に狂いはなかった
さすがはボク

ああ、ごめんね
またキミのことほったらかしにしちゃった

さ、おいで

膝枕
定番でしょ?
それとも何?
冷たくて硬い床の上の方が好き?
ボクはどっちでもいいよ
ボクさえ楽しめれば、それで満足だから

(SE:衣擦れ音)

ハハハッ
ホント、素直じゃないねえ、キミは

(マイク:正面 距離:近)
ほら
訳分かんないヤツの膝の上も案外悪くはないでしょ?

さて、それじゃあ、やっちゃおうかなー

(右耳、耳かき。浅いところをくすぐるようなイメージで)
(以降、指示があるまでマイク:右 距離:近)

(耳かきをしながら)
へえ、人間の耳って、こうなってるんだー
面白いねえ

ふふふっ
試してみて正解だったかも

何?
もちろん初めてだよ? 耳かきなんて

ああ、耳はついてるけどさ、こんなのボクにとってはただの飾りだから
姿なんてどうにでもなるしね
都合がいいからこんな格好してるってだけ

ああ、ちょっとガッカリしちゃった?
ごめんね、期待外れで

(耳かき音、ゴリゴリした感じの音で)

(耳かきをしながら)
んっ
ここ、なんか大きいのが眠ってそう
発掘してるみたいで面白いねえ
発掘なんてやったことないけど

ああ、ただの言い回しってヤツだよ
人間と話すときにはちゃんと人間に合わせてあげなくっちゃ、何言ってるか分かんなくなるからさ
急に外国語喋られても困るでしょ?
まあ、そんな感じ

んっしょ……あともうちょい……
よしっ、取れた
(耳かき音ストップ)

あっ、見る?
おっきいよ、コレ
あ、いらない?
あっそ
達成感を共有したかったんだけどなあ
あ、ごめん
それはさすがに嘘
言ってみただけ

(右、耳かき再開)

んー……
大きいのはさっきのだけかなー
結構面白かったからまた取りたいんだけど

ねえ、どっかにない? 大きいの

自分の体のことなのに分かんないの?
めんどくさいね、人間って

まあいいや
自分で探すから

こっちはもう探したからー……もっと奥の方……

(耳かき音、奥の方をまさぐるイメージ)
(耳かきをしながら)
うわっ
見えないからやりづらいね
感触だけで探すのも大変だなあ

そういえばさ、一番奥の方に鼓膜ってのがあるんでしょ?
触ってみてもいい?

え? ダメ?
つまんないなー
せっかくなんだからやらせてくれてもいいじゃん
ケチだねえ

ウソ、ウソ
分かってるよ
いくら治るからって痛いのは嫌だもんね

(耳かき音ストップ)

こんなもんかなー
やりすぎも良くないって聞いたから

聞いたっていうとちょっと違うか
ま、キミには関係ないから気にしないで

さて、それじゃあ仕上げに

ふ〜〜〜〜(耳ふー)

(マイク:右 距離:普通)
アハハッ
何その反応
急にされたからびっくりしちゃった?
それとも耳、弱かったりする?

まあ、ボクは面白ければどっちでもいいから、答えなくてもいいよ

はい
こっちの耳はもう飽きたから反対

ムズムズしてるって訳じゃないんだからいいでしょ?
それとも物足りなかった?
もっとしてほしかったら、そう言いなよ
ボクが応じるかどうかはまた別の話だけど

ハハハッ

ホンット、キミは面白いねえ
はいはい
反対向いて

(SE:衣擦れ音)

(以降、指示があるまでマイク:左 距離:近)
さて、こっちの耳の様子はどうかなー?

(左耳、耳かき。浅いところをくすぐるイメージ)

(耳かきをしながら)
ふんふん
こっちも探索のしがいがありそうだねえ

(耳かき音)

おっ
早速大きいの発見〜
どうする?
これ、取ってほしい?
おねだりしてみてよ

ん?
別に理由なんてないよ
強いていうならその方が面白そうだから言ってみただけ

ほら、どうするの?
自分の口で言ってみて?

(耳かき音ストップ)

(マイク:左 距離:普通)
ふふっ
アハハハハッ

ああ、ごめん、面白くってさ
キミのこといじめるの
ちょっと待っててね
笑うの我慢するので必死だから

(深呼吸)
すぅ〜
ふぅ〜

うん
もう大丈夫

(マイク:左 距離:近)
続き、するね?

(耳かき音。浅いところをグリグリするイメージ)
こっちのはちょっとしぶといねえ
手が滑っちゃいそう

(耳かき音ストップ)
んっ
あれっ?
落っこちちゃったかな?

なーんてね
ウソ、ウソ

(耳かき音再開。ゴリゴリした音のイメージ)

よいっしょっと
(耳かき音ストップ)
はい、取れたー
見る?
ハハハッ
だから冗談だって

さ、続き続き

(耳かき音。奥の方をまさぐるイメージ)

(耳かきをしながら)
さっきはもう残ってなかったけど……
んー……どうだろ
やっぱり見えないから大変だね

正直言うと、もう耳かき飽きたんだけどさ、キミに極上の耳かきと安眠をお届けするなんて言っちゃったもんだから、やめるにやめられないんだよねえ

ああ、確かに、もう極上の耳かきではなくなってるかもね
それじゃあ、せめてキミがよく眠れるようにはしてあげないとね
さすがにボクのメンツに関わるから
ああ、ごめん
今のも適当言った
他人の評価だとか、自分がどう見られるかなんて、ボクにとって一番どうでもいいことだからねえ

こっちもそろそろ綺麗になってきたかなー
(耳かき音ストップ)
ねえ、もう終わっていい?
ダメ?
なんで?
え?
なんで?

(マイク:左 距離:普通)
アハハハハッ
キミ、騙されやすすぎ
何回おんなじ手に引っかかってんの?
面白いからいいけどさ

ふっふふふ

はいはい
もう終わりー

お待ちかねの
(マイク:左 距離:耳元)
し・あ・げ

ふ〜〜〜〜(耳ふー)

(マイク:左 距離:普通)
はい
今度こそおしまい

どう?
満足した?
ああ、答えは聞いてないから大丈夫
ボクもうお腹いっぱい

(マイク:正面 距離:普通)
よいしょっと 
いやあ、なんだかんだ楽しかったよ
ありがとね

それじゃ、ボクもう帰るから

何? その目
一緒にいてほしかったりする?

あ、そうじゃない?
じゃあ、帰るね
バイバーイ

……って、そうだ
膝枕してるから動けないんだった
いや、無理矢理動いてもいいんだけどさ、それはさすがにボクのあるはずのない良心が痛むからね……

はあ……
仕方ないか……
もういいや、このままで
キミが眠ったら静かに消えるから

子守唄でも歌おうか?
うるさいからいらない?
あっそ
じゃあ、黙っとく

口くらい塞げるよ
ボクのこと、ただのおしゃべりだと思ってるでしょ
まあ、間違ってないけど

(マイク:正面 距離:近)
ほら、早く
目、瞑りなよ
じゃないとボクが帰れないだろ
早く帰ってほしいんでしょ?
ほら、ね
いい子だから

はいはい
キミが素直に言うこと聞ける子だって知ってるから
そう
そのまま
ゆーっくり呼吸して

うん
良い感じ

あ、ちょっと待って……
ボクが眠たくなってきちゃった

キミが早く寝ないからだよ?

(マイク:正面 距離:普通)
あー、めんどくさい
もういいか

決めた
今日はここで寝る

文句言っても聞かないよ
聞くようなヤツじゃないって、もう分かってるでしょ?

ああ、安心して
キミが起きる頃にはボクはもういないだろうから

じゃ、そういうことで

おやすみー

(寝息:数秒)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
眠れない人間を面白がる変な人外さんがウザ絡みしながら耳かきをしてくれるらしいです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
さごし
ライター情報
 皆様おはこんばんちは!!
 さごしです! 
 さごしは性癖の幅広さがウリ!
 甘々、癒し、ママ、年上、年下、おねショタ、ツンデレ、クーデレ、ヤンデレ、ストーカー、罵倒、睡眠導入……とにかく何でもござれ! 
 さごしは『何でも書く!』がモットーです!
 どんなものにもこだわりを!
 そんな思いで執筆しております! 
 甘々系や添い寝、女性優位なシチュエーション、少し影のあるもの、狂気を含んだストーリーが好きです! 
 中でも静かな内なる狂気を描いたシナリオは高評価をいただくことが多いです!
 バイノーラル指示つきの台本も書けます!
 いろんなシチュエーションやキャラ属性にどんどん挑戦していきたいと思っておりますので、目に留めていただけると嬉しいです!
 日夜邁進するさごしを、どうぞよろしくお願い致します!
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