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- 大和撫子
公開日2022年05月22日 21:41
更新日2022年05月22日 21:41
文字数
2043文字(約 6分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染/お嬢様
視聴者役柄
幼馴染
場所
通学路
あらすじ
とある日の学校帰り、貴方は幼馴染のお嬢様と下校していた。
彼女から発せられる言葉は貴方を肯定するものばかりで、それを聞いた貴方はついに辛抱ならなくなり…?
彼女から発せられる言葉は貴方を肯定するものばかりで、それを聞いた貴方はついに辛抱ならなくなり…?
本編
あ、今帰るところだったのですね。
わたしも一緒に帰らせてくれませんか?
ありがとうございます。
では、お言葉に甘えてご一緒させていただきますね。
はい?どうかなさいましたか?
え……もしかして、わたしの色恋に興味を持ってくださってます?
いきなり誰かに告白されたか?だなんて…
ふふ、ふふふっ♪
あぁ、いえ。ごめんなさい。なんだかとても嬉しくて…
はい。貴方に興味を持ってもらえるなんて、光栄の極みですから。
いいえ。大袈裟じゃありませんよ。
だってわたしは、貴方のことを心からお慕い申し上げておりますから。
はい。以前からずっと申し上げておりますよね?
え?そうですか?
愛してる人にこれくらい言うのは、普通だと思うんですけど…
と、言われましても…好きなものは好きですし…
愛が重いと言われても、わたしにはどうにもなりません…
無礼を承知で申し上げますが…貴方ご自身が変わることはできませんか?
はい。わたしは貴方のことをこの世のどんなものよりも、大切に思っております。
言葉をいくら尽くしても、言い表せないくらいです。
いいえ。貴方はご自身が思っているより、とても価値のある人間です。少なくともわたしにとっては。
はい。だって貴方はこのわたしを、地獄の底から引っ張り上げてくれましたから。
敬愛する父母を事故で失い、失意の底にいたわたしに希望の光を灯してくださいました。
えぇ。父母の後を追うことも、もちろん考えました。
貴方は、幼馴染のわたしのそんな様子が可哀想で同情したに過ぎないのかもしれません。
それでも…あの時、貴方がわたしにかけてくれたあの言葉…わたしは生涯忘れません。
「お前がいなくなったら俺が悲しい」と。
今までわたしは名家のお嬢様として育てられました。
周りからも当然、そのような目でしか見られませんでした。
ですが…貴方は名家のお嬢様ではなく、一人の女の子のわたしに声をかけてくださいました。
あの言葉がどれほど救いになったか…
きっとどれほど言葉を並べても、貴方には伝わらないのでしょうね…
え?……ふふっ、またまたご冗談を。
知っていますよ。貴方に彼女も好きな人もいないことぐらい。
そんな上っ面の言葉で、わたしを引き離そうとしても無駄です。
そうですね…わたしは貴方を神格化しすぎているのかもしれません。
けれど…この胸の内に灯る想いは本物だと、わたしは信じております。
貴方に救われたというだけじゃありません。
貴方に救われたあの日から、わたしは貴方のことを常に目で追いかけるようになりました。
盗み見はいけないことだと分かっていたのですけれど…知らず知らずのうちに追ってしまって…
すみません…どうかその点についてはご容赦ください。
それでですね…貴方を見ていて、やっぱり貴方は優しい人だなって分かったんです。
クラスでは目立たないけれど…だからこそ、その優しさがわたしには光って見えるんです。
実例を挙げるとキリがありませんけど…一つ、印象深い出来事があります。
クラスでブスだの地味だの、陰口を叩かれていた女の子がいましたよね?
その子と同じ委員になるのを誰もが嫌がっていた時に、貴方は堂々と立候補していました。
はい。それも分かっています。
なかなか男子の方の委員が決まらなくて、貴方がイライラしていたことも。
その子のことを本当は何とも思っていなかったことも。
ですけど、その子が置かれていた状況は分かっていたはず。
得か損かで言えば、間違いなく損です。
なのに、貴方は何の躊躇もなく、委員に立候補しました。
そうですね。優しさではないのかもしれませんね。
でも…貴方のそんな自己本位の行動が、結果的には誰かを救ってるんです。
いいじゃありませんか。やらない偽善よりやる偽善の方が。
行動しない理由はいくらでも作れますけど…
どんなに自分勝手でも、一歩踏み出す勇気や信念を持っている人の方が、わたしは好きですよ。
あ……今、照れました?照れてくれましたよね?
ふふふ…長い付き合いですけど、貴方のそんな顔は初めて見ました。
(抱きしめる)
すみません…今の貴方がとても愛おしくてつい…
わたしの愛を受け入れろとは言いません。
貴方がこれから先、他の誰を好きになったとしても…わたしが貴方を愛しているという事実だけは覚えておいてほしいのです。
ふふっ…その憎まれ口も好きですよ。貴方らしくて。
敵わない?それはどういう…
(キスされる)
あ……あの、その…これって…
あ、あはは……なんででしょう、勝手に涙が…
ごめんなさい……みっともないですよね。すぐ拭きますから…
い、いえ!それだけは絶対に違います!
大好きな人にキスされて、嫌がる女の子なんてこの世のどこにもいません!
これは嬉し涙ですから…どうかご安心ください。
わたしからもキス、していいですか…?
はい…それではいきます…
(キス)
わたし、今死んでも何の悔いもなく、あの世に旅立てる気がします…
ふふ…本当に死ぬわけじゃありませんよ。
それくらい嬉しくて、幸せだってことです。
これから大人になっても…この気持ちは変わらないって、信じてます。
はい。変わるかもしれませんけど…それでも信じてますから。
ずっと、一生、貴方のことをお慕いしていますからね…?
わたしも一緒に帰らせてくれませんか?
ありがとうございます。
では、お言葉に甘えてご一緒させていただきますね。
はい?どうかなさいましたか?
え……もしかして、わたしの色恋に興味を持ってくださってます?
いきなり誰かに告白されたか?だなんて…
ふふ、ふふふっ♪
あぁ、いえ。ごめんなさい。なんだかとても嬉しくて…
はい。貴方に興味を持ってもらえるなんて、光栄の極みですから。
いいえ。大袈裟じゃありませんよ。
だってわたしは、貴方のことを心からお慕い申し上げておりますから。
はい。以前からずっと申し上げておりますよね?
え?そうですか?
愛してる人にこれくらい言うのは、普通だと思うんですけど…
と、言われましても…好きなものは好きですし…
愛が重いと言われても、わたしにはどうにもなりません…
無礼を承知で申し上げますが…貴方ご自身が変わることはできませんか?
はい。わたしは貴方のことをこの世のどんなものよりも、大切に思っております。
言葉をいくら尽くしても、言い表せないくらいです。
いいえ。貴方はご自身が思っているより、とても価値のある人間です。少なくともわたしにとっては。
はい。だって貴方はこのわたしを、地獄の底から引っ張り上げてくれましたから。
敬愛する父母を事故で失い、失意の底にいたわたしに希望の光を灯してくださいました。
えぇ。父母の後を追うことも、もちろん考えました。
貴方は、幼馴染のわたしのそんな様子が可哀想で同情したに過ぎないのかもしれません。
それでも…あの時、貴方がわたしにかけてくれたあの言葉…わたしは生涯忘れません。
「お前がいなくなったら俺が悲しい」と。
今までわたしは名家のお嬢様として育てられました。
周りからも当然、そのような目でしか見られませんでした。
ですが…貴方は名家のお嬢様ではなく、一人の女の子のわたしに声をかけてくださいました。
あの言葉がどれほど救いになったか…
きっとどれほど言葉を並べても、貴方には伝わらないのでしょうね…
え?……ふふっ、またまたご冗談を。
知っていますよ。貴方に彼女も好きな人もいないことぐらい。
そんな上っ面の言葉で、わたしを引き離そうとしても無駄です。
そうですね…わたしは貴方を神格化しすぎているのかもしれません。
けれど…この胸の内に灯る想いは本物だと、わたしは信じております。
貴方に救われたというだけじゃありません。
貴方に救われたあの日から、わたしは貴方のことを常に目で追いかけるようになりました。
盗み見はいけないことだと分かっていたのですけれど…知らず知らずのうちに追ってしまって…
すみません…どうかその点についてはご容赦ください。
それでですね…貴方を見ていて、やっぱり貴方は優しい人だなって分かったんです。
クラスでは目立たないけれど…だからこそ、その優しさがわたしには光って見えるんです。
実例を挙げるとキリがありませんけど…一つ、印象深い出来事があります。
クラスでブスだの地味だの、陰口を叩かれていた女の子がいましたよね?
その子と同じ委員になるのを誰もが嫌がっていた時に、貴方は堂々と立候補していました。
はい。それも分かっています。
なかなか男子の方の委員が決まらなくて、貴方がイライラしていたことも。
その子のことを本当は何とも思っていなかったことも。
ですけど、その子が置かれていた状況は分かっていたはず。
得か損かで言えば、間違いなく損です。
なのに、貴方は何の躊躇もなく、委員に立候補しました。
そうですね。優しさではないのかもしれませんね。
でも…貴方のそんな自己本位の行動が、結果的には誰かを救ってるんです。
いいじゃありませんか。やらない偽善よりやる偽善の方が。
行動しない理由はいくらでも作れますけど…
どんなに自分勝手でも、一歩踏み出す勇気や信念を持っている人の方が、わたしは好きですよ。
あ……今、照れました?照れてくれましたよね?
ふふふ…長い付き合いですけど、貴方のそんな顔は初めて見ました。
(抱きしめる)
すみません…今の貴方がとても愛おしくてつい…
わたしの愛を受け入れろとは言いません。
貴方がこれから先、他の誰を好きになったとしても…わたしが貴方を愛しているという事実だけは覚えておいてほしいのです。
ふふっ…その憎まれ口も好きですよ。貴方らしくて。
敵わない?それはどういう…
(キスされる)
あ……あの、その…これって…
あ、あはは……なんででしょう、勝手に涙が…
ごめんなさい……みっともないですよね。すぐ拭きますから…
い、いえ!それだけは絶対に違います!
大好きな人にキスされて、嫌がる女の子なんてこの世のどこにもいません!
これは嬉し涙ですから…どうかご安心ください。
わたしからもキス、していいですか…?
はい…それではいきます…
(キス)
わたし、今死んでも何の悔いもなく、あの世に旅立てる気がします…
ふふ…本当に死ぬわけじゃありませんよ。
それくらい嬉しくて、幸せだってことです。
これから大人になっても…この気持ちは変わらないって、信じてます。
はい。変わるかもしれませんけど…それでも信じてますから。
ずっと、一生、貴方のことをお慕いしていますからね…?
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台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
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