元気いっぱいの後輩彼女は、実は自分に自信を持てず、先輩をとられてしまうのではないかと心配している。
そんな彼女が先輩に逆ナンを断るように念を押す話。

先輩！いきなりですが問題です！

先輩はデートの待ち合わせで
私を待っています。
すると、大人な雰囲気のお姉さんが
先輩に近づいてきてこう言います。

「ねぇ、そこのお兄さん？
　そう、君。お兄さんすっごく私のタイプ。
　よかったら私とお茶しない？」
（お姉さんボイス）

さて、先輩はどうしますか！？

うんうん。そうですよね！当然断りますよね！

でも！でもですよ？

先輩、本当は年上好きですよね…
だから年下の私は
妥協されてるんだなってわかってます…。
私にバレなかったら年上のお姉さんにホイホイついていっちゃいそうで不安なんです！

妥協なんてしてない…？愛してる…？

…///！？いきなり何言ってるんですか！
不意打ちずるいですよ…。

わ、私も愛してますぅ…（小声）

んんっ（咳払い）

そ、それに先輩かっこいいから
逆ナンされそうで心配なので
先輩が上手く断れるように
私がレッスンしてあげます！

ではさっそくですけど、さっきのお姉さんには
どう断りますか？

彼女を待ってるからお茶はできない…ですか。

ふむふむ、彼女がいることを言うのはポイント高いですね。

でも、それだと…

「彼女さんが来るまで、お話しましょ？」
（お姉さんボイス）

とか言って引き下がらないかもしれません！
ついでに…

「ねぇ、お兄さん、LINEやってる？
　よかったら私とLINE交換しない？」
（お姉さんボイス）

って、連絡先まで聞かれちゃいますよ！

先輩、押しに弱いから連絡先くらいなら〜とか思って教えちゃうんじゃないですか？
絶対にダメですよぉ！

肉食系お姉さんに連絡先なんて教えたら
四六時中デートのお誘いしてきますよ！
…多分。

ですから
連絡先を聞かれたら、こう答えてください。
彼女の束縛が強くて教えられません。って。
連絡先まで断られたらさすがに
引き下がるはずです！

…？私の心配をしてくれるんですか？
大丈夫です！
先輩のためなら私は他人にどう思われたって
かまいませんから。

これで連絡先を聞かれたときは大丈夫ですね。
では、別のパターンもいきましょう。

んんっ（咳払い）

「ねぇ、お兄さん？そうそう、君。
　ふふっ、驚いちゃってかわいい。
　いきなりだけど、私のお家に来ない？
　私と楽しいことしよ？」
（お姉さんボイス）

先輩はお色気お姉さんの誘惑を
断れますか！？

こ、断れないかも…！？

ダ、ダメです！絶対ダメ！
たしかに私は胸もお尻も小さくて、
色気なんてないですけど…そんなの嫌です…！
お姉さんの色気なんかに惑わされないで
もっと私のこと見てください…。

…へ？冗談？
それに、私にしか興味ないから
逆ナンされても絶対に断る…？

も、もう…！冗談なんて言わないください…！
冗談でも傷ついちゃいます…。
でも、私にしか興味ないなんて…嬉しいです。

先輩に逆ナンの断り方を教えるなんて
杞憂でしたね…。

私、これからも私にしか興味ないって
言ってもらえるように頑張ります！
だから、先輩も
ずっと私のこと見ててくださいね…？

・台本（ゆるボイ！）
後輩彼女による逆ナンお断り講座
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空想で食うそうめん