のじゃロリ吸血鬼様に一日の留守番を頼んだあなたは、家に帰ると…

あ！やっと帰ってきたのじゃ！
おかえりなのじゃ！

ん。…ほれ、何をしておる、早くするのじゃ。

「何を？」っておかえりのぎゅー、じゃ。

いつもしておろう、いじわるな子じゃのう。

まあ、そういうところも好きじゃがな…。

ん゛ん゛っ（咳払い）

そんなことはどうでもよい。

さっさと手を広げるのじゃ。

早くわらわに抱きつかせい。

ぎゅぅー。

はぁぁー、お主とのぎゅーはいつしてもよいものじゃのう。

いい匂いもするし最高じゃ。

わらわは今、お主に遺伝子レベルで恋をしておるのじゃぁ…。

わらわほどの吸血鬼を
惚れさせてしまうとはのぉ。

お主も罪な男じゃ…誇ってよいぞ。

褒美にわらわの頭を撫でさせてやろう。

ほれ、よしよしってするのじゃ。

ふへぇぇ（蕩けた声）

よい、よいぞぉ、
もっともっとするのじゃぁ…。

へへ、へへへ…。

今日一日、お主がおらんかったから
寂しかったのじゃ…。

今夜はいつも以上に
甘えさせてもらうからのぉ？



———

お風呂もご飯も済んだことじゃし、
さっそく甘えさせてもらおうかのぉ。

ほれ、わらわの隣に添い寝するのじゃ。

…ん？どうしたのじゃ？

我慢…？我慢などしておらぬぞ、わらわはお主に添い寝してもらえればそれで十分なのじゃ。

へ？吸血…？よ…よいのか？吸血しても…。

…わらわのこと…嫌いにならぬか…？

そ、そうか…！嫌いにならぬか…！
そ、それなら、どうしようかの…。

…ほ、本当によいのか…？

今ならまだやめることもできるのじゃぞ…？

…！そ、そうか…してほしいのか…。

ほ、ほれ…
それならわらわに首を差し出すのじゃ…。

お主にとって初めての吸血じゃから痛く感じるかもしれぬ…痛かったら無理せず言うのじゃぞ…？よいな？

それではゆくぞ…。いただきます…じゃ。

はむっ。はむっ、はむっ。
ちゅー。ちゅーちゅー。ちゅーー。ちゅーー。
（吸血音の長さはおまかせします）

ぷはっ。大丈夫かのぉ。痛くはないか？

お主もじきに気持ちようなるからなぁ…。

ちゅー。ちゅーー。ちゅーー。
ちゅーーー。
（吸血音の長さはおまかせします）

ぷはっ。美味じゃのぉ…。
やみつきになりそうじゃ…。

これだけ美味じゃと他の吸血鬼がこぞって人の血を吸うのもわかるものじゃな…。

はむっ。ちゅっ、ちゅっ。ちゅーーー。
（吸血音の長さはおまかせします）

ぷはっ。
どうじゃ？お主も気持ちようなれたかの？

わらわも初めて人の血を吸ったゆえ、加減がわからぬのじゃ。

そ、そうか。気持ちよかったか…。
それはよかったのじゃ。

それと、じゃ。
お主は知らぬじゃろうが、わらわが住んでいたところでは、人間が吸血鬼に吸血を懇願することは求婚と同義じゃったから気をつけるのじゃぞ。

さっきはいきなりぷろぽーずされたのかと思ってびっくりしたのじゃ。

まあ、本当にしてくれてもいいんじゃがな？

ぐずくずしておると逆ぷろぽーずされてしまうからのぉ？覚悟しておくのじゃ。

大好きじゃぞ。ﾁｭｯ

・台本（ゆるボイ！）
のじゃロリ吸血鬼と幸せになる話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
空想で食うそうめん