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ヤンデレ女神様はあなたを異世界から逃がさない。
written by 堕罪サラ
  • お姉さん
  • 人外 / モンスター
  • ヤンデレ
  • 敬語
公開日2021年12月06日 19:00 更新日2021年12月06日 19:00
文字数
903文字(約 3分1秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女神
視聴者役柄
勇者
場所
異世界
あらすじ
魔王を討伐し、元の世界へ帰る時が近づいている勇者様。
そんな彼を女神様は逃がす訳がなく……
本編
【魔王を討伐してから……】

おはようございます、勇者様。

戦いの傷は癒えましたか?

そうですか、それは良かったです。

しかし……魔王を倒した次の日くらい、ゆっくり休んでもよいのでは?

昨晩の宴でも途中で「修行の時間だ」と言って抜け出してしまいましたし……

早起きして剣の修行に励んでも、その剣を振るう相手がいなければ意味を成さないのですよ?

(小声で)
まぁ、勇者様のそういうところ……嫌いではないですが。

(少々間を開けて)
……あっ! 今の発言は撤回します!

まだ酔いが覚めていない所為か、思ってもいないことを口走ってしまいました。

まさか女神である私の口に合うワインが下界に存在するとは。

おかげで二日酔いですよ……

……っと、冗談はそこまでにしておきましょうか。

勇者様も気づいているのでしょう?

あなたの目的は「魔王を倒す事」ではなく、「魔王がこの世界のどこかへ封印した神秘の鏡を探し出し、元いた世界へ帰る事」……

つまり、魔王が倒され世界から魔物が消えた今……

鏡が見つかるのは時間の問題、ということです。

この世界へ別れを告げる事になる時までの限られた時を剣の修行なんかに使ってもよいのですか?

「英雄色を好む」と言います、多少の情事くらい民は受け入れてくれるはずですよ?

はぁ……それでも修行を続けるのですね。

もう勝手にしてください……

(独り言)
そんな事をしていられるのも今のうちですが……

な、なんでもないです!

私は天界へ帰りますからね!


【数日後】

勇者様! 遂に鏡が見つかりました!

ほら、見てくださいこの輝きを! 正真正銘本物の鏡です!

あとは私の力を加えさえすれば……

(割れる音)

フフフ……アハハハハハ!

鏡……割れてしまいましたね。

これでもう勇者様は元の世界に帰れません。

''一生''私のモノです♪

あらあら……そんなに驚いた顔をしないでください。

これからもっと凄いことが起きるのですから……

まずは、勇者様に選んでもらいましょう。

「私の愛を受け入れ、絶対服従を誓う奴隷となる」方か……

「精魂尽きるまで私に搾り取られた末に捨てられ、私と過ごした一晩の夢を永遠に見続ける廃人となる」方……

どちらにしますか?

(少々間を開けて)
フフッ……勇者様ならそう答えると思いましたよ。

さぁ、こっちへいらっしゃい……
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレ女神様はあなたを異世界から逃がさない。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
堕罪サラ
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