- 百合
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年10月04日 13:42
文字数
3079文字(約 10分16秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
中堅Vさん 新人Vさん
視聴者役柄
リスナーもしくは壁
場所
指定なし
あらすじ
そろそろ二年目に突入しようとするVであるA。活動開始当初はまったくといって伸びる気配もなく、度々引退も考えていた。
それでもなんとかリスナーに支えられながら1年を迎えた。その時に自身の配信内のコーナーとして始めた、新人V紹介がまさかの大当たりをして一気に登録者がうなぎ上りに。
そして……今夜もそのコーナーがやってきた。
ただ……今夜のコーナーはちょっと乗る気では……
それでもなんとかリスナーに支えられながら1年を迎えた。その時に自身の配信内のコーナーとして始めた、新人V紹介がまさかの大当たりをして一気に登録者がうなぎ上りに。
そして……今夜もそのコーナーがやってきた。
ただ……今夜のコーナーはちょっと乗る気では……
本編
A…中堅V B…爆発的に登録者を増やしてる新人V
A はい、今週もやってまいりました。新人Vさんをみなさんに紹介しちゃうお時間です。今週はみんなお待ちかね!!
あの子を呼んじゃいましたよ。それじゃ、お願いします!!
B はーい!! みなさん、こんばんわ、始めまして。 新人バーチャルライバーのBです。今夜は名前だけでも覚えてくれると……嬉しいです
A はい。改めまして今夜のゲストは今爆発的に登録者が増えているBちゃんです。まぁ……V界隈に詳しいみんなには……今頃だったかな?
B ちょ、ちょっと……それは酷くないですか。きちんと紹介してくださいよ。今日始めましての人もいるんですから。
A ん~(考える)どうしようかなぁ……なら、早速質問に答えてもらっちゃおうかな
B おっ! 質問ですか。良いですよ。運営さんに怒られない限り答えちゃいますよ。
A じゃあ、みんなから貰ったマシュマロをどーんっと行っちゃいます。一つ目
「Aさん Bさん こんばんわ」
A はい、こんばんわ
B こんばんわ~
A 「Bさんについて気になった事があったのでお聞きします。初配信から見てるのですが、とても配信慣れしててびっくりしました。ぶっちゃけ……転生ですか?」
あぁ~。これは……アウト!!
B えへへ。ごめんなさい これはちょっと答えられないですね。でも……一つだけお答えできる事は……私は私であってそれ以外の何者でもないってことです。
A もう! 誰ですかこんなマロ送ったのは!! 転生とか前世とかは聞いちゃダメですからね
B みんなも気をつけてね。
A じゃ、気を取り直して次の質問です
「BちゃんがVを始めたきっかけって聞いても大丈夫ですか?」
おっ、次のはまともなの来ましたね。
B ですね。えっと……言おうかな。……言って……大丈夫なのかな。
A あんまり言いたくない事だったら言わないで良いからね
B いえ、大丈夫です。お答えします。私がVになったきっかけですけど……推しにもっと近づきたかったんです。……といっても、良くある「推しと遊びたいからVになりました」とか、「元リスナーのだれそれです。Vになったんで遊びませんか」とかそんなのじゃなくてですね。自分の足で彼女のところまでたどり着いて、そして気づかれなくてもいいから彼女と時間を共有できればそれだけで良いんです。だから……一歩一歩でも彼女の元に向かって今は必死に歩いてます。以上です
A えっ……えもっ!健気!! Bちゃんめっちゃ可愛いだけど
B ちょ、ちょっとっ! 茶化さないでくださいよ。恥ずかしいですよ。
A もう……このこの。なんだこの可愛い生き物は。
B ほ、ほら、次の質問行きましょ
A はいはい。それじゃ次の質問は……(フェイドアウト)
A それでは、今日の配信のここまでとなります。お疲れ様~。みんなおやすみ
B お疲れ様でした。 おやすみなさい~
sideA
はぁ~
終わった
……無駄に疲れた
さて……エゴサしないと
あぁ~、やっぱりみんなBちゃんのことばっかりだね
まぁ、分かってたけどね
あっ、マシュマロも来てる
えっ?
「Bちゃんで視聴者稼ぐな!」
……来るかも………とは思ってたけど
実際にくるとはねぇ
まぁ……無視でいっか
もうあの子とのコラボもないだろうし
それにしても……ははは
一気にあの子の登録者増えてるじゃん
私の1年以上って……なんだったんだろ
sideB
やった!!
やったやったやった!!
ついにコラボしちゃった!!
Aちゃんとコラボしちゃったよ!!
あぁ~、緊張してへんな事言ってなかったよね?
後でアーカイブ確認しないと
あっ、あとお礼のDMも送って……
もし……もしも今ここで……次のコラボお願いしたら……
だめもとでやっても……いいよね
A は~い、みんなこんばんわ。今日はまたBちゃんが遊びにきてくれました!!
B こんばんわー またも遊びに来ちゃいました!!
A はいはい それじゃ今日なんですけど……ホラゲ実況です
B えっ!? ちょ、ちょっと待ってください。き、聞いてないですよ
A んっ? 私ちゃんとゲーム内容伝えたよね、タイトルも。
B そ、そうですけど。でも……ファーストフード店の夜間警備のゲームで、アットホームなバイト先でわいわいするゲームって
A そうそう。その通りのゲームだから……じゃ、早速やっていきましょう
B やだ、だめだめだめ! 私ホラーはダメなんですって。
A ほらほら きちんと事前に調べなかったBちゃんが悪いんだから諦めて。あっ、切り抜き師のみなさん、Bちゃんの可愛いところお願いしますね
B や、やめてくださいよ。切り抜いちゃダメですからね
A それじゃ、ゲームスタートです
(フェイドアウト)
A はーい、Bちゃんお疲れ様です。今日の配信どうでしたか?
B もう……無理です。二度とホラゲなんてやりません
A ふふふ。でもね、Bちゃん。このゲーム……まだ半分も進んでないからね
B ……やですよ。もうこのゲームはしませんからね
A ふ~ん、そっか じゃあ……もうコラボはないかなぁ~
B そ、それはずるいですよ!!
A ふふふ。じゃあ、次も一緒に遊ぼうね
B ……はい
A それじゃ、みんな今日もお疲れ様~
B お疲れ様です
sideA
ふぅ
ホラーが苦手って聞いたからわざわざホラーにしたのに
諦めてくれないのか
……めんどくさいな
どうやったらコラボ諦めてくれるかな
んっ?
あぁ、まーたBちゃん関連のクソマロか
読まないで良いよね
エゴサは……はぁ
Bちゃんのことしかないよね
もう……コラボしたくないな
sideB
ん~~~、怖かった
でも……Aちゃんと遊べた
それに……また続きやろうって
……ホラーは嫌だけど……また遊べるなら
うん!がんばろっと
チャンネル登録もどんどん増えてるし
あっ、お礼のDM送らないと
あれ?Aちゃんから通話のお誘い?
A Bちゃん。ごめんね、配信直後に
B あっ、いや。大丈夫ですけど。……どうしたんですか?
A 今度の事なんだけど……もう私達コラボするのやめよう
B えっ? ど、どうしてですか?
A もうね……Bちゃんは私なんかとコラボしてるレベルじゃないんだよ。登録者数もとっくに私超えてるし
B か、数なんて関係ないですよ。……私は……Aちゃんとコラボしたいんです!!
A 私がもうしたくないの。 Bちゃんとコラボする度に誹謗中傷のマロが飛んでくるの。Bちゃんの人気を利用してるとか。
それに……あっという間に自分のこと追い抜いていったような子とコラボなんて……
B だ、だから数なんてそんな物……
A 違う……違うの。Bちゃんは悪くないの。私が……私が悪いの。コラボのたびに伸びてるBちゃんに嫉妬してる。ホラゲを選んだのだってBちゃんがホラー苦手だって聞いたから。怖がらせればもうコラボもこないかなって……
B それは……絶対にないです。確かにホラーは苦手ですけど。……少し……聞いてください。私がVになった理由……覚えてますか?
A ……覚えてる。推しに近づきたいだっけ? 今のペースで登録者増えればすぐでしょ
B あれね……Aちゃんの事だったの
A えっ?
B ずっとAちゃんの配信見てて、ずっと癒されてた。あの頃は……今と違って真っ黒な職場だったから。Aちゃんの配信だけが癒しだったの。で、仕事やめて……フリーのライターになって。そして……少しでもAちゃんに恩返ししたいなって思って。それで、Vになって……知名度上げて……Aちゃんの宣伝をして行こうって。そう思ってたの。
A なにを……言ってるの? そんなできるかもわからない事のために
B 出来る出来ないじゃなくて、絶対にやるって決めてこっちの世界に入ったの。どんなに時間がかかったとしても。……だからね、Aちゃん。次はね……私にAちゃんを紹介させてくれないかな。私のリスナーさんたちに。今まではずっとAちゃんの枠に遊びに行くだけだったけど、今度は私の枠に遊びに来てよ。ねぇ、もっと……私とコラボしてくれませんか
A はい、今週もやってまいりました。新人Vさんをみなさんに紹介しちゃうお時間です。今週はみんなお待ちかね!!
あの子を呼んじゃいましたよ。それじゃ、お願いします!!
B はーい!! みなさん、こんばんわ、始めまして。 新人バーチャルライバーのBです。今夜は名前だけでも覚えてくれると……嬉しいです
A はい。改めまして今夜のゲストは今爆発的に登録者が増えているBちゃんです。まぁ……V界隈に詳しいみんなには……今頃だったかな?
B ちょ、ちょっと……それは酷くないですか。きちんと紹介してくださいよ。今日始めましての人もいるんですから。
A ん~(考える)どうしようかなぁ……なら、早速質問に答えてもらっちゃおうかな
B おっ! 質問ですか。良いですよ。運営さんに怒られない限り答えちゃいますよ。
A じゃあ、みんなから貰ったマシュマロをどーんっと行っちゃいます。一つ目
「Aさん Bさん こんばんわ」
A はい、こんばんわ
B こんばんわ~
A 「Bさんについて気になった事があったのでお聞きします。初配信から見てるのですが、とても配信慣れしててびっくりしました。ぶっちゃけ……転生ですか?」
あぁ~。これは……アウト!!
B えへへ。ごめんなさい これはちょっと答えられないですね。でも……一つだけお答えできる事は……私は私であってそれ以外の何者でもないってことです。
A もう! 誰ですかこんなマロ送ったのは!! 転生とか前世とかは聞いちゃダメですからね
B みんなも気をつけてね。
A じゃ、気を取り直して次の質問です
「BちゃんがVを始めたきっかけって聞いても大丈夫ですか?」
おっ、次のはまともなの来ましたね。
B ですね。えっと……言おうかな。……言って……大丈夫なのかな。
A あんまり言いたくない事だったら言わないで良いからね
B いえ、大丈夫です。お答えします。私がVになったきっかけですけど……推しにもっと近づきたかったんです。……といっても、良くある「推しと遊びたいからVになりました」とか、「元リスナーのだれそれです。Vになったんで遊びませんか」とかそんなのじゃなくてですね。自分の足で彼女のところまでたどり着いて、そして気づかれなくてもいいから彼女と時間を共有できればそれだけで良いんです。だから……一歩一歩でも彼女の元に向かって今は必死に歩いてます。以上です
A えっ……えもっ!健気!! Bちゃんめっちゃ可愛いだけど
B ちょ、ちょっとっ! 茶化さないでくださいよ。恥ずかしいですよ。
A もう……このこの。なんだこの可愛い生き物は。
B ほ、ほら、次の質問行きましょ
A はいはい。それじゃ次の質問は……(フェイドアウト)
A それでは、今日の配信のここまでとなります。お疲れ様~。みんなおやすみ
B お疲れ様でした。 おやすみなさい~
sideA
はぁ~
終わった
……無駄に疲れた
さて……エゴサしないと
あぁ~、やっぱりみんなBちゃんのことばっかりだね
まぁ、分かってたけどね
あっ、マシュマロも来てる
えっ?
「Bちゃんで視聴者稼ぐな!」
……来るかも………とは思ってたけど
実際にくるとはねぇ
まぁ……無視でいっか
もうあの子とのコラボもないだろうし
それにしても……ははは
一気にあの子の登録者増えてるじゃん
私の1年以上って……なんだったんだろ
sideB
やった!!
やったやったやった!!
ついにコラボしちゃった!!
Aちゃんとコラボしちゃったよ!!
あぁ~、緊張してへんな事言ってなかったよね?
後でアーカイブ確認しないと
あっ、あとお礼のDMも送って……
もし……もしも今ここで……次のコラボお願いしたら……
だめもとでやっても……いいよね
A は~い、みんなこんばんわ。今日はまたBちゃんが遊びにきてくれました!!
B こんばんわー またも遊びに来ちゃいました!!
A はいはい それじゃ今日なんですけど……ホラゲ実況です
B えっ!? ちょ、ちょっと待ってください。き、聞いてないですよ
A んっ? 私ちゃんとゲーム内容伝えたよね、タイトルも。
B そ、そうですけど。でも……ファーストフード店の夜間警備のゲームで、アットホームなバイト先でわいわいするゲームって
A そうそう。その通りのゲームだから……じゃ、早速やっていきましょう
B やだ、だめだめだめ! 私ホラーはダメなんですって。
A ほらほら きちんと事前に調べなかったBちゃんが悪いんだから諦めて。あっ、切り抜き師のみなさん、Bちゃんの可愛いところお願いしますね
B や、やめてくださいよ。切り抜いちゃダメですからね
A それじゃ、ゲームスタートです
(フェイドアウト)
A はーい、Bちゃんお疲れ様です。今日の配信どうでしたか?
B もう……無理です。二度とホラゲなんてやりません
A ふふふ。でもね、Bちゃん。このゲーム……まだ半分も進んでないからね
B ……やですよ。もうこのゲームはしませんからね
A ふ~ん、そっか じゃあ……もうコラボはないかなぁ~
B そ、それはずるいですよ!!
A ふふふ。じゃあ、次も一緒に遊ぼうね
B ……はい
A それじゃ、みんな今日もお疲れ様~
B お疲れ様です
sideA
ふぅ
ホラーが苦手って聞いたからわざわざホラーにしたのに
諦めてくれないのか
……めんどくさいな
どうやったらコラボ諦めてくれるかな
んっ?
あぁ、まーたBちゃん関連のクソマロか
読まないで良いよね
エゴサは……はぁ
Bちゃんのことしかないよね
もう……コラボしたくないな
sideB
ん~~~、怖かった
でも……Aちゃんと遊べた
それに……また続きやろうって
……ホラーは嫌だけど……また遊べるなら
うん!がんばろっと
チャンネル登録もどんどん増えてるし
あっ、お礼のDM送らないと
あれ?Aちゃんから通話のお誘い?
A Bちゃん。ごめんね、配信直後に
B あっ、いや。大丈夫ですけど。……どうしたんですか?
A 今度の事なんだけど……もう私達コラボするのやめよう
B えっ? ど、どうしてですか?
A もうね……Bちゃんは私なんかとコラボしてるレベルじゃないんだよ。登録者数もとっくに私超えてるし
B か、数なんて関係ないですよ。……私は……Aちゃんとコラボしたいんです!!
A 私がもうしたくないの。 Bちゃんとコラボする度に誹謗中傷のマロが飛んでくるの。Bちゃんの人気を利用してるとか。
それに……あっという間に自分のこと追い抜いていったような子とコラボなんて……
B だ、だから数なんてそんな物……
A 違う……違うの。Bちゃんは悪くないの。私が……私が悪いの。コラボのたびに伸びてるBちゃんに嫉妬してる。ホラゲを選んだのだってBちゃんがホラー苦手だって聞いたから。怖がらせればもうコラボもこないかなって……
B それは……絶対にないです。確かにホラーは苦手ですけど。……少し……聞いてください。私がVになった理由……覚えてますか?
A ……覚えてる。推しに近づきたいだっけ? 今のペースで登録者増えればすぐでしょ
B あれね……Aちゃんの事だったの
A えっ?
B ずっとAちゃんの配信見てて、ずっと癒されてた。あの頃は……今と違って真っ黒な職場だったから。Aちゃんの配信だけが癒しだったの。で、仕事やめて……フリーのライターになって。そして……少しでもAちゃんに恩返ししたいなって思って。それで、Vになって……知名度上げて……Aちゃんの宣伝をして行こうって。そう思ってたの。
A なにを……言ってるの? そんなできるかもわからない事のために
B 出来る出来ないじゃなくて、絶対にやるって決めてこっちの世界に入ったの。どんなに時間がかかったとしても。……だからね、Aちゃん。次はね……私にAちゃんを紹介させてくれないかな。私のリスナーさんたちに。今まではずっとAちゃんの枠に遊びに行くだけだったけど、今度は私の枠に遊びに来てよ。ねぇ、もっと……私とコラボしてくれませんか
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はじめまして
趣味でフリー台本の執筆をさせていただいております
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