～あらすじ～
あなたが監禁されてから、どれだけの月日が流れたのだろう。反抗心もなくなり、相手に対していびつな愛情すら覚え始めている。今日もあなたは、過保護すぎるお世話という名前の愛情を受けとるのだった。
「喋れなくても、歩けなくても。君はすっごくかわいい。なんだか赤ちゃんみたいだねぇ。」

ヤンデレさんに調教されたアフターストーリー的なお話。

（鍵のかかった部屋のドアが開く音）

ただいま～っておっと！

（突然抱きしめられる）

熱烈な歓迎…ありがとう…ビックリしたぁ。
…って！ちょっと！もしかしてベットから降りてここまで歩いてきたの！？
全く…嬉しいけど無理はしちゃだめだよ！
キミの脚は…筋肉が衰えて立つのがやっと何だから。
キミに怪我なんてされたら、私…私…
もう、どうしたの？今日は随分と甘えん坊さんですね。
もっとギュってしてほしい？
いいよ、こっちに来て…
ギュ〜…どう？落ち着いた？
そんなに甘えてきちゃって…寂しかったの？
よしよし…ごめんね。
お仕事で一緒に入れなかった分、今日はずっとそばにいてあげるね。
それに、明日からはお家でお仕事出来るようにしてもらったから。
…うん、そうだよ。
しばらくはずっと一緒、だよ。
アハハ、嬉しそうな顔！
私も嬉しいよ。
ホントはお仕事なんて行きたくないんだけどさ…
でもお金がないと、こうして生活するのも難しくなっちゃう訳だし。
将来的にはここでお仕事してお金がもらえるようにするからさ。
また寂しい思いさせちゃう時もあるかもしれないけど…
少しでも長く一緒に入れるよう、私もっと頑張るね。

さて、と。そろそろお腹も空いたんじゃない？
ベットに戻ろう？そしたらご飯食べてゆっくりしようよ。
…よし、それじゃあここまで頑張って歩いてきたお姫様には特別に…
よいしょっと！お姫様抱っこでベットまでお連れ致しましょう。
ご飯も作って持ってきたから。今日も食べさせてあげるね。
じゃーん、今日はおかゆにしてみたよ。
熱いからフーフーしてから食べようね。

（おかゆに息を吹きかけてあげる）

はい、あーん…どうかな？美味しい？
…ゆっくりうなづいてくれたね。よかった。
もう少し食べる？はい、どうぞ。
おっと…少しこぼれちゃったね。
拭いてあげるからちょっと待って。
タオル持ってきたからお口拭こうね…

（口元を拭いてあげる）

うん、綺麗になったね。
どうする？もっと食べる？
もういらないかな。それじゃご馳走様しようね。
お手手借りるね～…よっと。
はい、ごちそうさまでした。
ん～？おめめトロンとしてるね。
もうおねむになっちゃったかな。
早いけど今日はもうお布団かけて寝よっか。

（布団をかけて添い寝）

お皿とかは…まあ明日洗えばいいか。
私も疲れちゃったし、今日はこのまま寝ちゃおうかな。
あ、ニコニコしてる。
嬉しい？嬉しいよね。
だってキミのことが大好きな私がそばにいるんだもんね。
…ねぇ、ちょっとだけ匂い嗅いでもいい？

（突然匂いを嗅ぐ）

…あ～いい匂い。
キミの匂いと柔軟剤と石鹸の香り、それに…

（小声で）

ちゃんと、私の匂いも付いてるね。
私のものだって、すぐに分かる。
ずっとずっと嗅いでいたい…

（何度か匂いを嗅ぐ）

もう、そんなにかわいい顔して。
嬉しいの？そうだよね、ね？
アハハ、ラブラブだねぇ私たち。
これが世間でよく言う…バカップルって奴なのかな？
最初はすごく反抗的で困ったけど、今じゃこんなに大人しくなってくれて嬉しいよ。
お薬とかお仕置きもたくさんしたね…
「嫌だ」とか「ごめんなさい」ってたくさん言わせてごめんね。
痛かったよね？辛かったよね？
でも、キミはちゃんと分かってくれたから。
私の愛を知って受け止めてくれたから。
だから今、こうやってここにいてくれてるんだもんね。
最初は反抗的だったけど、私の気持ち分かってくれたもんね。
ちゃんと愛情が体に染み込んだ証拠だね。
ねぇ、好きって言えるかな？
す、き。すーき。…あはは、ちょっと舌足らずだけど言えてるね。
えらいえらい。よしよし。
喋れなくても、歩けなくても。君はすっごくかわいい。
なんだか赤ちゃんみたいだねぇ。
何も出来なくなっても、私はキミのことを愛してるよ。

（小声で）
…むしろ、こっちの方がかわいくてお世話もたくさん出来るから好都合だけどね。

ううん、何にも言ってないよ。
そうだ！明日からしばらくはずっと一緒にいられるんだし、手錠を付けて生活しようか。
キミが眠ったら、押し入れから持ってきて付けておくね。
うん、だから安心して眠っていいよ。
キミは永遠に…私だけを見ていてね。
キミのすべては私、私の全ても…キミだけだから。

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレさんは躾けられて廃人になったあなたをお世話するようです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ソライヌ