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【魔王討伐の祝宴シリーズ】パーティーメンバーの魔女が皆に隠れて魔王討伐の褒美をくれるようです
written by 霜月鷹
  • ファンタジー
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  • 夜伽
公開日2022年06月14日 01:12 更新日2022年06月14日 01:12
文字数
855文字(約 2分51秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
勇者の仲間の魔女
視聴者役柄
勇者
場所
勇者の自室
あらすじ
【魔王討伐の祝宴シリーズ】
勇者であるアナタは遂に魔王を倒した……今日はその祝宴、一緒に旅をした仲間と思い思いの日々を過ごしましょう。
本編
おやおや……誰かと思えば勇者殿ではないか。
此度こたび祝宴しゅくえん其方そなたを祝う為の物……それなのに主役が、こんなところで何をしているのだね?
「人の多さに疲れた」……ははは、なるほどそうか、そういえば勇者殿は昔から人混みが苦手だったな。
魔王を打倒した勇者殿が「人混みが苦手」と来たか……くく、全く面白いモノだな。
それでは今頃、祝宴に興じている者達は主役が居ないと大慌てなのだろうな……して勇者殿、何やら私に聞きたい事がある様子だが?
「私がここに居る理由」……さて、私がここに居るのは一体なぜであろうな?
勇者殿に力を貸したとはいえ元を正せば私は異端いたんの魔女、祝いの席にそのような者がおっては民も興ざめしてしまうだろう?
だから祝宴が終わるまでは此処ここ、勇者殿の部屋を使わせてもらおうと思ったのだ……なに、互いに知れた仲ではないか。
もしやこの部屋、勇者殿が私に見られたくない物でもあるのか?
それならば一度、魔術でもってこの部屋を精査せいさしてみるとしようか……ははは、冗談に決まっているだろう。
勇者殿はそのような隠し事をする人間ではないからな、するだけ魔力の無駄というものだ。

さて勇者殿、我らは共にやる事がない……昨日までならば魔王打倒の為に鍛錬たんれんをしていたところだろうが、今となってはその必要もない。
それであれば、そうだな……男と女が寝室でする事と言えば……ふふふ、流石の勇者殿でも分かってくれるだろう?
しかしまぁ、勇者殿が私のような老いぼれを抱いてくれるとは思わないが──

ほぉ……英雄、色を好むというが……まさか私のような老いぼれ魔女にも手を出そうとは、勇者殿は変わり者だな。
あるいは女の体があればむさぼらずにはいられぬ、獣の如きさがを持った人間だったのか……全く、勇者殿もやはり男であったのだな。
「貴女が好きだからに決まってる」……ほぉ、これはまた、面白い事を言うではないか。
私のような老いぼれた魔女を好いているとは、やはり勇者殿は変わり者だな……だがその言葉、嬉しくもあるぞ。
勇者殿の言葉で、私も久しく忘れていた女を思い出したよ。

さぁ、これは私からの祝いだ……勇者殿。
私の……魔女の体を、思う存分に味わっておくれ。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【魔王討伐の祝宴シリーズ】パーティーメンバーの魔女が皆に隠れて魔王討伐の褒美をくれるようです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
霜月鷹
ライター情報
主に女性演者様向けの台本を書いてるタヌキ的な「何か」です。
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