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兄が大好き過ぎて闇落ちした陰キャ妹に分からされる。
written by ゆあ
  • 嫉妬
  • 学校/学園
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  • サイコパス
  • マッサージ
  • 洗脳
  • 調教
公開日2021年08月01日 15:25 更新日2021年08月01日 21:57
文字数
2347文字(約 7分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
学校の文化祭
あらすじ
最近文化祭の準備で帰りが遅い兄の為に、手作りクッキーを届けに現れた妹。
しかし側に居合わせた、どうにも雰囲気の怪しい女がいることに気付いてしまう。
闇落ちした妹は、文化祭当日に学校へ乗り込み、あることを決行する……。
本編
【シーン1 放課後:遭遇】
学校まで何しに来たんだって……?
うん……実はね、文化祭の準備で忙しい兄さんの為に、手作りのクッキーを持って来てあげたんだよ……!
えへへ……一人でここまで来るの……けっこう勇気が必要だったけど、でも……。




妹として、兄さんの為に何かしてあげたかったから……。
甘いお菓子が食べたいって言ってくれた時は……すっごく嬉しかったんだよ……!




あ、あのね、私、張り切り過ぎちゃってね……いっぱいいっぱい……作っちゃったの……。
こんなにいらないよね……?おバカな妹でごめんなさい。
でもね、クラスの人にも配れるように小分けにしてきたから……。




ふぇ……?せっかくだから、私も挨拶に来いよって………ひええええ??!
い、いいよ!いいよ!私の用はもう済んだし……違う学校の制服のまま来たんだよ?絶対目立っちゃうからっ……!




ねぇ……兄さん!わ、私が……人見知りなの……知っているでしょ……ええ?!
妹を自慢したいんだって……な、何もこんな時じゃなくても……訳わかんないよ……。




ひゃ?!人が集まってきた……!あ。あ!あの、あの、ゴメンナサイ……兄がいつもお世話になっていますっっ!!!!!
《激しくおじぎをする》
うぇ…………ハァハァ…………へ?……か、可愛いってそんな……。
……あ、ありがとぅござぃます……い、いえ恥ずかしくて……皆さんとまともに目も合わせられないので……ほんとに、そ、その、ごめんなさい……。




“超進学校の生徒なんだぜ” “兄妹なのに、俺とは頭のデキが違いすぎる” って……そ、そ、そんな!違うんです!
いえいえ…!誰にでも向き不向きはあると思うし……。
私はたまたま勉強が好きなだけで………というか、取り柄はそれだけで……他は何も……。




《兄の隣に立つ女子に気付く》




――!?――
兄さん…………?隣のヒト…………。
え………、クラスメイトで文化祭のリーダーさん………。
すごく、綺麗な女性………。




《じっ、と睨みつける》




………………。
は、はじめまして………。文化祭の準備、お疲れ様です………。
あ、あの……兄とはいったいどういう間柄で……?………い、いえ……親しげに見えたので……なんとなく。




同じ会場作りのメンバーで、サブリーダーに兄が名乗り出てくれたと……。
そんなこと言われなくても……こっちは帰りが遅いのを、毎日やきもきしながら待っているんですから。




私が聞きたいのは……毎日夜が遅いけどまさか……一緒にいたのですか……?
え………、リーダー同士だから、たまに2人で居残りもあるけど、それがどうしたの?って…………。
…………そう…………ですか。




ええ、とっても楽しみですね……文化祭。
あの……その日は私もお邪魔して構いませんか………?
………そうですか。………そう。………はい、ぜひ……。




兄さん……私、急に目眩がして………う、うん。大丈夫だよ。少し休めば落ち着くから……。
それじゃ、もう先に帰ってるね。
……今日は遅くならないで。
私、待っているから…………。




【シーン2 文化祭当日:制裁】




《慌てて駆け寄る兄》
《手足を縛られ座り込むリーダー》
《その前で立ちすくむ妹》




うふふ………。来てくれるのを待っていたよ。兄さん………。
“こんな場所で何してるんだ?!” って………クスクス。状況がうまく飲み込めないの……?




見ての通りよ……この人が私から逃げないように体を縛って尋問をかけていたところなの………。
兄さんのことを好きかどうか……。




なァに………?………そのキョトンとした顔……。
分かっているよ……兄さんは何も知らないよね……むしろ兄さんは変わらない……変だったのはこの人のほう……。




あの日、隣にいた時に……様子がおかしかったんだ……まるで恋人を見るような眼差しで兄さんを見つめて………。
それにね………この人ったらちょっと脅しただけで白状してくれたんだよ………?
兄さんのことが好きだって……。




やめないよ……?どうしてこの人のことをかばうの?
え………。こんな私は嫌いだって……?
言われちゃった………そうね、兄さんに嫌われて当然だよね、こんな私……。
でも………。




《涙がぽろぽろと頬を伝う》




どんなに嫌われても………わ、私……兄さんのことが好きっ……!!う……ぅ………すごく、すごく好きなんだよ………?
もしも生まれ変わっても……私は妹のままがいいの……!!




ぅぅ………兄さんは………?もしかして妹を……見捨てたりしないよね………?
…………わ、私、兄さんがいないと……駄目なの……目の前が真っ暗で、い、息をすることすら辛くて………。




ねぇ……どうしようもない子だから……私のことを抱きしめてよ、兄さん………。




《抱きしめる兄》




はぁ、嬉しい………!やっぱり私だけの兄さんなんだね………!
お願い……少しだけ私のわがままを聞いて……?
今から兄さんが好きな『ご褒美』をあげるね……。




兄妹だからなんにもできないって、たかをくくった人の目の前で……。
恋人以上の関係を見せたくなったから……いいでしょ……?ふふふ。




ねぇ、兄さん……肩の力を抜いて、リラックスして………そう、上手ね……。
耳に息がかかるくらいの距離でささやかれるの……好きでしょ……?




“あいしてる、あいしてる、あいしてる、あいしてる、あいしてる、あいしてる……。”




ふふ……ゾクゾクするの?……兄さんったら、分からされるの早すぎ……クスッ。
毎日触れられてるんだもん………体が敏感になるのも仕方ないよね……。
声だけでスイッチが入っちゃう兄さん……可愛いすぎ……。




どこを揉みほぐして欲しいか、ゆび先で当ててあげる……首筋からすぅ〜……と辿って……ああ、切ない表情をしてる……。
兄さん……分かるよ、きっとここだよね。




《つぼを押し始める:指圧音》




すごい……!体が大きくのけ反った……!気持ち良いの……?ねぇ、兄さん……!妹のおてて……気持ち良い??
恥ずかしがらないで……ちゃんと声も聞かせて……?もっとごしごしを強くした方がいいのかな……?




ほら……目の前の彼女にも聞かせてあげて……兄さんの恥ずかしくてやらしい声……。




こんなに気持ち良いこと……他の女じゃきっと真似できないから……。
私だけだよね……兄さん……。




頷くだけじゃ駄目だよ………ほら、ちゃんと「僕は」……ねぇ、続けて「妹だけのものです。」……ほら!
「毎日、調教を受けています。」って大きな声で……!
私がいいのよね?……そうね、ずっとずっと私に独り占めされたいのよね……。




これで……もう分かったでしょ……?
だったら兄には二度と近寄らないで……。




あなたは私と違って、毎日退屈しないはずよね……?
美人だからって周りからチヤホヤされて、生きている次元もきっと違う……。




だけど……兄さんだけは渡さない……。
あなたにとってはアクセサリー感覚でも……
私にとっては……他の誰よりも大事な人だから……!






―了―
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
兄が大好き過ぎて闇落ちした陰キャ妹に分からされる。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ゆあ
ライター情報
 ゆあと申します。
 基本、気の向くままに思いのままにをモットーにしています。
 物書きが好き。シチュエーションボイスが大好き。
 コツコツ活動しますので、以後お見知りおきを。
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