2
よく小突いてくる小っちゃくて非力な先輩が、暴力に興奮する自分に気づいて・・・【ちっちゃな目覚め】
written by タナカジロー
  • 職場/オフィス
  • インモラル
  • 調教
  • 先輩
  • OL
  • 女王様
  • 年上
公開日2022年09月16日 14:38 更新日2022年09月16日 14:38
文字数
3750文字(約 12分30秒)
推奨音声形式
ステレオ
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
上司
視聴者役柄
部下
場所
会社・屋外・人気のない会議室
あらすじ
小柄で非力な先輩上司は、主人公にちょっかいをかける時に蹴ったり叩いたりしてくる。もちろん痛くないし、向こうも本気でやっていない。普段は気安い距離感で付き合えており、二人きりで飲みにも行く仲。ある日の仕事の帰りに酔っ払いに絡まれた際、先輩が相手をビンタし、逃げることに成功する。だがそれをきっかけに、先輩は相手に痛みを与えることに不思議な興奮を覚えるようになってしまい・・・
本編
*・・・ポンッ、と体をたたく。
@・・・どすどす、と小突く。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


おっつかれいっ!

よしよし、残業もせず、先輩を待っているとは感心感心。
君は実に有能だねぇ。入社した時からずいぶん成長したじゃん。
元教育係として鼻が高いよ。
なでなでしてやろうか?よし、かがめ。
くっ・・・と、届かない・・・

あーもう、おっきいな君は!

もう、しゃがめ!
そうそう、よしよし、えらいえらい。
ったく、不必要にでかすぎだぞ君は。会社員にそんな高身長は求めてないぞ。
私が不必要に小さいんだから、ちょっとは合わせろよ、なんてな。アハハ。
ん?「小さくても先輩は先輩」・・・って。


おいおい、気遣ってくれてるの?生意気だねぇ。
まぁ、別に気にしてるわけじゃないけど、不便ではあるかなぁ。
学校でも私より小さい子はいなかったし、会社でもいっちゃんチビのまんま。
この身長で得することなんてないからねー。
女子社員のお尻がよく見えるってことくらいか。ハハ。
ん?なんだそのオヤジを見るような眼は。


ヘイヘイ、この歳でいまだに美少女と言われる私をオヤジ扱いするなよー。

あ・・・またやっちゃった・・・
また私、遠慮なく君のこと、ポカスカ叩いちゃってるね。
気を付けようとは思ってるんだよ?
でも私、全然力ないからさ、痛くはないでしょ?
痛かったり、嫌だったら遠慮なく言ってね?
後でパワハラで訴えられたら私、どうしたらいいか・・・


アハハ、冗談冗談、君がそんなネチネチした奴じゃないってことは、私が一番、わかってるからさ。
さーさ、飲みに行くぞー。

やー、金曜の夜ともなると混んでるねー。
考えることはみんな同じってか。
もう完全に出来上がってるおっさんもいんじゃん。
ほら、あれなんかもう、完全に出来上がった顔して・・・あれ?なんか、こっち、近づいてきてる・・・?

え、あの、何ですか?
いえ、別に何も、ちょっとお店を探してただけ、なんですけど・・・
バカにしたなんてそんな、違いますって・・・

小声
いやー、完全に酔っ払いに絡まれちゃったねぇ。
え?「先輩は下がってて」って・・・
いいよいいよ、面倒になる前に二人で逃げちゃお・・・キャッ!
ちょ、ちょっと、離して・・・触んないでよ!
いい加減に・・・しろ!酔っ払い!

【バァン!と激しいビンタの音。】

ほら、逃げるよ!

ハァ・・・ハァ・・・逃げ切れたかな。
君、大丈夫?
え?手?
ううん、私は痛くないよ。
でも、あんな思いっきり人のことぶったの、生まれて初めてかも・・・
ん、私は、大丈夫。
ちょっと、心配しすぎだって。あんな酔っ払い、大した事ないない。
ハァ・・・その、なんか、変な感じになっちゃったね。
今日は、ちょっと、お開きにしよっか。
お疲れ、また来週ね。



お疲れー。
この間は災難だったね。

ちょっと、今日、付き合える?
いや、飲みに行くとかじゃないんだけどさ・・・
ちょっと、こっち。

うん、ここなら誰も来ないかな。
もうみんな帰っちゃってるし、鍵が閉められる前までなら・・・
ねぇ・・・ちょっと、聞いてくれる?

先週の日のこと、覚えてる?
まぁ、忘れてるわけはないと思うけど、ただもう土日挟んでるからさ。
そうそう、酔っ払いに絡まれたやつ。

いやいや、ケガがあったとか、全然そういうことじゃないんだ。
ただね、その、なんだろう。
私、あの日からちょっと、おかしい、っていうかさ。

それで、君にお願いがあって。
嫌だったら全然、断って大丈夫だし、パワハラみたいなことには絶対したくないんだけど・・・

君のこと、ビンタしてもいいかな?

待って、違う、ちょっと、説明させて。
違うの!全然、怒ってるとか君がなんかしたとか、まったくそういうことじゃないの。
単に、私がしたいだけ、っていうか・・・

ほら、例の酔っぱらい、あたし、思いっきりビンタしてたでしょ?
こんなちっこくて弱い私が、大人の男を力で、黙らせて。
相手も、こんな小さな女にやられると思ってなかったみたいに、情けない顔して。
それを見たとき、あたし、なんていうか・・・

ゾクゾク、したんだよね。

ただ、あんな奴を叩いた事で気付きたくなかったし、それを思い出すのも嫌だから。
だから、あの、その・・・君で、上書き、したいんだ。
ごめん。意味わかんないよね。
あたし、おかしいよね、ヘンタイとかなのかな。

君との飲み会とかも、もう、やめといた方がいいよね。
酔って、おかしなことしちゃうかもしれないし。
君だって嫌でしょ?こんなわけわかんないこと言う上司。
普通にパワハラだろって話でさ。
ごめんね、忘れて。

ちょっと、そんな顔しないでよー・・・っと、また叩きそうになっちゃった。
どうしたの?置いてけぼり食らった犬みたいな顔してるよ。
ほらほら、ビンタじゃなくて、頭なでなでしてあげるからさ。
君って、体はしっかりしてるのに、中身は子供っぽいというか、犬っぽいというか・・・
妙にお姉さん心をくすぐるね。

ビンタしていい・・・?
先輩なら、嫌じゃない・・・?
え・・・いいの・・・本当?

じ、じゃあ、いくよ・・・?
届かないから、かがんで・・・そう、膝立ちになってくれる?
危ないから手は後ろに組んで・・・それで、じっとしてて。
あ、あと、目、つぶってね。

え、怖い?で、でも、万が一目に当たったりしたら大変だからさ、ちょっと我慢してよ。
ごめんね、ありがとう。
嫌だったら、痛かったら、言ってね・・・
じゃ、いくよ・・・

【パチンッ!と軽い音。】

だ、大丈夫?痛くなかった?
そ、そう。
やっぱ、男の人は丈夫だね、アハハ・・・
・・・あの、実はね。
今、全然力入れてなかったんだ・・・
その、本当に、大丈夫なら、1回だけでいいから・・・
1回だけ、本気で、やっても、いい?

優しいね、強がっちゃって・・・
じゃあ、いくよ・・・


・・・フ、フフフ。
ごめんごめん、びくびくしながらじっと待ってるのが、なんか、かわいくてさ。
怒んないでよ、今度は本当、本当にするから。じっとしててね。
フフフ・・・

もう、動かないで、変なところに当たっちゃうよ。
ほら、じっとしてって・・・言ってるで・・・

動くなっつってんだろ。

フフ、あれ、急におとなしくなっちゃった。
いいよ、うん、そう、そのまま・・・
いい?いくよ。

【パァン!】

まだ、いける・・・?
まだ、大丈夫、だよね・・・

【パァン!】
【パァン!】

ちょっと、赤くなってきちゃったね。
ほっぺに触ると、熱もってて、あったかい。

フフ、ほっぺ、スリスリされると、気持ちいいの・・・?
そう・・・じゃあ、もっとしてあげる・・・
スリスリ・・・スリスリ・・・
私の手、ひんやりしてる?きもちい?
痛いだけじゃ辛いもんね・・・でも・・・
痛いのも、ね!

【パァン!】

アハハ、油断したー。
びっくりした?
でも、これ以上やると、あと残っちゃうかな・・・
じゃあ、次で最後ね。
目、もう開けてていいよ。だいぶ、コツ掴んだから。

フフ、目を閉じて必死に耐えてるのも良かったけど・・・
その目も、中々いいね。
あ、ダメ、ちゃんと私を見て。
目を逸らさないで、ちゃんと私の目を見るの。
そう、その、怯えた表情、隠さないで見せて。
こんなちっこい女に、おっきな君が、手も出さずに殴られて、顔赤くして・・・
何、ちょっと、涙目になってんじゃん。

フフフ、かわいいね・・・
やめてよ、なんか、ゾクゾクしちゃうじゃん・・・
ん・・・チュッ・・・
フフ、涙、舐めちゃった。
なんだか、愛おしくなっちゃってさ。
ヘンタイチックだね。

あれ、叩いてない方のほっぺも赤くなってない?

それじゃあ、最後。思いっきりやるから・・・
覚悟して。

【バチッ!】

はい、濡らしたハンカチ。これで冷やしてね。
大丈夫?って、自分でやっといて何だよって感じだよね。ごめん。
ありがとうね。変なお願い聞いてくれて。

やった感想?
うん、何て言うんだろ。不思議な感じ。
私、力弱いのに、全然君のほうが強いのに、じっと殴られるのを待って、それで、ちょっとずつ涙ぐんでく君が、なんか・・・

弱弱しくて、かわいくて、愛おしいって言うか・・・

あー、何言ってんだろあたし、ヘンタイかよって。
あーもう、おしまいおしまい!
もうこれっきりだから!パワハラで訴えるのだけは勘弁ね!

え・・・また、頼んでもいいの?
・・・ほかの男に頼んでほしくない?
フフッ。


なーに言ってんだよー。
こんなこと、君以外に絶対に頼めないよ。
君と私だけの、秘密だよ。

フフ、ちょっと、なに、喜んでんのさ。
もしかして・・・君もちょっと、ヘンタイなのかな?
なんてね。

さ、飲みに行こう。おわびに私が全部おごるから。
あ、それとね。
ビンタもいいんだけど。
今、一番興味があるのはね・・・

【ヒュッ、と風を切る音。】

今の私のキック、見えた?
すごい早かったでしょ、ちょっと練習したんだ。
こうやって、男の股間を蹴り上げるの。
すっごく痛いんでしょ?私にはわかんないけど。護身術でこういうのあるんだって。
映像で見たけど、軽く蹴っただけなのに、相手はうずくまって、情けなくビクビクして、女の子の足元で惨めに悶えててさ・・・

どうしたの?股、おさえたりして。
大丈夫だって、君にやったりしないよ。
すぐには、ね。
今度また、絡まれたりした時に、どれ位効くのか、どれ位痛がるのか試して・・・
君にはそれから・・・ね?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
よく小突いてくる小っちゃくて非力な先輩が、暴力に興奮する自分に気づいて・・・【ちっちゃな目覚め】
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
タナカジロー
ライター情報
pixivにあげていたものを移動中です。

オリジナルのボイス台本を書いています。女性1人読みの男性向けが多いです。

SSとしても読めるものを目指しています。

読み上げ、改変等、自由です。読み上げの際にご一報頂けると喜びます。

短編であれば無償で依頼を受け付けております。ご相談下さい。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
タナカジロー の投稿台本(最大10件)