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クールな彼氏に好きを伝える回数を減らされた
written by 松平蒼太郎
  • 甘々
  • ラブラブ
  • カップル
  • 恋人同士
  • 同棲
  • 純愛
  • クーデレ
公開日2022年10月29日 19:55 更新日2022年10月29日 19:55
文字数
957文字(約 3分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼氏
視聴者役柄
彼女
場所
自宅
あらすじ
クールな彼氏は行動で彼女が好きであるということを示す。
そして求められたら、言葉でもそれを伝える。そんなお話。

※本作はフリー台本作家ミフジ様の作品「クールな彼女に好きを伝える回数を減らしてみた結果」(https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18617435)を男性視点から書いたものです。作者様からの許可のもと執筆しております。
本編
おい、起きろ。もう時間だぞ。


そうだな。起こすのが遅れたのは
悪かった。でも朝食は準備してある。


安心しろ、今日の朝食はパンだ。


あぁ。そう言うと思って、
今日はパンケーキにしておいた。


わかった。すぐ準備する。
お前を遅刻させるわけには
いかないからな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


食べ終わった?
洗い物は俺がやるから
食器はそのままでいい。


ん…いいから準備してこい。
会社、早く行かなきゃだろ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


もう行くか?行ってらっしゃい。


ん?まだ何か?


あぁ、そうだったな。いくぞ…


(ハグ)


ハグ、こんなものでいい?


わかった、いってらっしゃい。気をつけてな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(彼女が帰ってくる)


ん?あぁ、おかえり。


どうした?何か不満そうだけど…


そう?俺はいつも通りだけど…


いや、今から夜ご飯を作らないと…


正座?分かった………それでどうした?


…他に好きな人?
というか、なぜ敬語…


浮気?俺がそんなこと
するはずないだろ。


そういうこと、か…なるほどな。


まず結論から言うわ。
俺に好きな人はできてない。


それも違う。罪悪感から
家事を率先してやってるわけじゃない。


それは…お前の好きが増えすぎて
俺が10倍返すのが大変になったから。


まぁな。
だから一旦好きって言うのをやめてみた。


それは…いや、というかそもそも
お前、顔にいっつも出てるし…


俺のこと、好いてるの丸見えだって。


感情表現が苦手ってのも
お前の勝手な思い込みだろ。


まぁな。最初から分かってた。


言葉なんか無理に使わなくても
お前の気持ちは十分伝わってるよ。


ん、わかった。来ていいぞ…


(ハグされる)


あぁ…俺もお前のことが好きだ。


あと9回?分かった…


たまに朝起きれないポンコツなとこが好き。


わがままで少し辛口なとこが好き。


気分屋でちょっと人を振り回しがちなとこが好き。


照れながら小声でお礼言うとこが好き。


ハグされる時に幸せそうな顔してんのが好き。


ちょっと嫉妬深くて不安そうにしてるとこが好き。


自分で勝手に感情表現苦手って思い込んでる、勘違い屋さんなとこが好き。


泣きそうな顔も嬉しそうな顔も、両方好き。


「好き」をおねだりするとこが一番好き。


まぁ、なんだ…要するに
全部好きってこと。伝わった?


ん、よかった。じゃあ今度は俺から
お前が好きだってこと伝えるな…


(キス)


好きだよ…お前のこと
一番に愛してるから…な?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
クールな彼氏に好きを伝える回数を減らされた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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