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ダウナーで陰キャのボクっ娘にやんわり告白された気がした
written by 二葉ベス
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公開日2022年12月13日 20:28 更新日2022年12月13日 20:28
文字数
1090文字(約 3分38秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
陰キャ。ボクっ娘。ダウナー系
視聴者役柄
陰キャ
場所
イルミネーション広場のベンチ
あらすじ
教室の隅っこ同盟である陰キャのこいつとイルミネーション広場のベンチに座っている。
なんでこんな状況になったんだろう。
まぁ居心地がいいか悪いかと言われたら……。周りはすごく息苦しい。
でもこいつがいれば、なんとなくいい気がする。
本編
【】:状況
():声色 or SE

【イルミネーションエリア】

クリスマスイルミネーションってさぁ、結局は電光掲示板と同じだよね。
ほら、キミも思わん? やたら光るだけで目に優しくないところが。
気まぐれでリア充どもの巣窟に行こうって言ったのはボクだけどさ。
なんか、胸焼けしてきた。

【同意の聴き手】

ふふ、せやろ?
ボクたち、なーんでこんなところにいるんだろう。
もっと言ってしまえば、リア充どもはなんでこんなところでいちゃついてるんだか。
ボクだったら帰ってゲームするね。
いや、ネットサーフィンしてボクらと同じ非リア充どもの阿鼻叫喚を眺めるんだ。
ウケる、って一言言ってね。

【性格悪の聴き手】

んー? キミもそんな感じだろ。
教室の隅っこで、自分は彼らとは違う、みたいな雰囲気漂わせて。
ま、ボクもそんなところがあるから今キミとつるんでるんだけど。

……実際さ、ボクら。周りからどう思われてるんだろうね。
別に気にしてないっていうか、キミとボクの関係は薄っぺらくて、ただそこにいるだけの間柄なわけでさ。ホントにどうこうっていうわけじゃないのは重々承知なんだけど。

……周りはそうは思わないかもじゃん。

クリスマスの時期に寒いベンチでイルミネーション見てだべるだけ。
ボクらにとってはこれが日常で、少なくとも卒業あたりまではずっと続くわけでしょ?
これが自衛手段なわけだからさ。

……でも、さ。一緒にいるだけでタッグだと思われるし、ペアだと思われる。
もしかしたら、その……。付き合ってるのか、とか思われてたりとかしたり……。

そりゃあ迷惑だよ。こんな陰キャなんかと付き合いたくないし。
同族嫌悪って言葉を知ってるのかーっての!

まぁ居心地が悪いか、って言われたら……。
周りに合わせなくていい分、だいぶ気楽なんだけど。

【何が言いたいの、とニヤニヤの聴き手】

な、なにニヤついてるんだよ!
別にボクだって、こうやってセンチメンタルだったりノスタルジックにもなったりするよ!
だから、どうなんだろうなぁ……。って。

キミがだよ! キミが! ボクのこと、どう思ってるの?

【分かんないの聴き手】

分かんない。分かんないかー。
ま、そうだよね。陰キャがどれだけ頑張っても日の当たるところにはいけないわけだし。

【がっかりしてるの聴き手】

別にっ! ガッカリとかしてないし!
ただ、ボクもそんな感じかなー、って同意してただけ。
曖昧に一緒にいて、周りからどう思われてるか分からないけど、キミと一緒にいるのは嫌じゃないから。
付き合ってるとか、そうじゃないとか。そういうの関係なく。
キミの隣が1番落ち着くだけ。要はコタツだよね。人間堕落が1番。

……だから、もうちょっとここにいよう。
寒くなるまで。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ダウナーで陰キャのボクっ娘にやんわり告白された気がした
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
二葉ベス
ライター情報
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