0
【ファンタジー/バトル】ヤンデレ十二神将に愛されすぎて現世に帰れない〜狩神・額爾羅大将編〜
written by 松平蒼太郎
  • 嫉妬
  • ファンタジー
  • ヤンデレ
  • 十二神将
  • 束縛
  • 戦闘
  • 暴力
公開日2024年12月07日 21:49 更新日2024年12月07日 21:49
文字数
1647文字(約 5分30秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
十二神将
視聴者役柄
人間の男
場所
極楽浄土
あらすじ
男は薬師如来に仕える鬼神(夜叉)部隊の『十二神将』に追われていた。逃げる道中、弓矢で狙撃されてしまった男は、狙撃した張本人である『額爾羅(あんにら)大将』と対峙することになって…?
本編
見つけた…アイツ、どこにもいないと思ったら、あんなところに…!


絶対逃がさない…!アンタはアタシだけのモノなんだから…!


(弓矢を放つ)


…ッ!ギリギリ避けられた…!アタシの矢…!


くっ…!仕方ないわね…!こうなったら、直接とっ捕まえてやる…!


(男の前に躍り出る)


アンタ、さっきのをよく避けたわね。やるじゃない。流石はアタシの旦那様。


ちょっと…何よ、そのゲンナリした顔は。もっと嬉しそうにしなさいよ。


もうお腹いっぱい?何それ…アタシ以外の女に死ぬほど言い寄られたってこと?


(舌打ち)


ムカつく…アタシ以外の女にもいい顔しちゃって。


してるわよ。他の十二神にも、なんかかっこいいとこ見せてんでしょ?まさかアタシのこと、妬かせたいわけ?


あぁ、そう…現世に帰ることしか頭にないんだ?


だったら…アンタの手足をへし折ってでも、こっち側に縛り付けてやるっ!


(矢を何本も放つが、叩き落とされる)


やる、わねっ…!これなら、どうっ⁉︎


(起爆札を貼った矢を放つ)


ふん…バカね。隙ありよ…!


(煙に紛れて毒矢を放つ)


かすった、わね…ふふっ、ふふふふふっ♪


…まだやる気?けど残念、もう勝負はついたわ。


今ごろ毒抜き?遅いわよ。その毒は速攻で体内を駆け巡るから。


にしても…今日のアンタ、ちょっと動きが鈍かったわね?


いつものアンタなら、あの程度は避けられたはずなのに…


そ。説明するまでもないと思うけど、さっきは起爆札を貼った矢を放ち、その爆発の煙に乗じて、毒矢を放った…


こんな単純極まりない作戦、アンタなら見抜いてそうなもんだけど。


それとも、見抜いてはいたけれど、身体が思うように動かなかった?


……図星ね。ここまででだいぶ消耗してるみたいじゃない…アタシが癒してあげようか?


あっそ。じゃあこのまま死ぬ?死んだらもう、現世に戻る機会は永遠に失われるけど?


ふふ…やっとその生意気な口を閉じてくれた♡ ふんっ!


(ふらつく男に駆け寄り、腹パン)


悪いわね…いきなりお腹、殴ったりして。


でも悪く思わないで。アンタをこのまま現世に帰すわけにはいかないの。


だって…アンタのことはアタシが永久に面倒を見るから。アンタのお嫁さんとして。


大体アンタは見てて危なっかしいのよ…毎回毎回、変な荒事(あらごと)に首突っ込んで。


あんなことばっかやってちゃ、命がいくつあっても足りない…だから、アタシが保護してあげなくちゃいけないの。


…アタシの独りよがり、ですって?


(ビンタ)


ねぇ…あんまりアタシを怒らせないでよ。思わず手ェあげちゃったじゃない…


分かってると思うけどアタシ、これでもそんなに気が長い方じゃないのよ?


でもまぁ…そろそろ毒が回ってきたみたいだし?苦しそうなアンタに免じて、今回は特別に許してあげる。


(毒で苦しむ彼を見て、笑いがこみ上げてくる)


ふふっ…ふふふっ♪ あは、あははっ…!


いいわね、それ…!アンタのその顔が見たかった…!


いつもいつも反抗的で…そのくせ、中途半端に実力があって…


おまけにアタシ以外にモテるしで、ホントムカつくのよ、アンタ…!


アタシを惚れさせたんなら、アタシ以外にデレデレすんじゃないわよ、このすけこまし!


(もう一発ビンタ)


ハァ…アンタをぶったせいで、アタシの心も痛いじゃない。どうしてくれんのよ。


仕方ないから、アンタの身体一つで許してあげるわ。さっ、アタシの背中に掴まりなさい?


(彼をおぶる)


よい、しょっ…じゃ、今からアタシたちの新居に行くわよ。


そ。アンタとアタシのためだけの新居。そこでアンタの毒を消してあげるから……ッ⁉︎


(首筋を噛みつかれる)


いっ…たぁ…!何すんのよっ!


(背中から落ちた彼に足払いをかけられて転ぶ)


くっ…!まだそんな体力が残って…!


…は?ちょ、待って…!待ちなさいったら…!


(逃げ出す男を追いかけようとするが、立ち止まる)


……あれ?なんで身体、動かないんだろ…今すぐ追いかけなきゃいけないのに…


(首筋の噛まれた跡を撫でる)


アイツの、血…/// これ、絶対首に噛み跡残ってるわよね…?


(手についた血を軽く舐める)


…/// ふふっ、何よこれ…/// 良い置き土産してくれたじゃない、アイツ…///


やっぱ好きだなぁ、アイツのこと…///


次、会ったときは、覚悟しなさいよね…♡


この『額爾羅(あんにら)』様が、アンタを子だくさんのパパにしてやるんだから…♡
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ファンタジー/バトル】ヤンデレ十二神将に愛されすぎて現世に帰れない〜狩神・額爾羅大将編〜
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)