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ヤンデレな大槌に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜長老・ミョルニル編〜
written by 松平蒼太郎
  • 告白
  • ファンタジー
  • 片思い
  • ヤンデレ
  • 人外 / モンスター
  • のじゃロリ
  • 擬人化
  • 大槌
  • 求婚
  • プロポーズ
公開日2022年01月19日 17:47 更新日2022年01月19日 17:47
文字数
1125文字(約 3分45秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
大槌(ハンマー)
視聴者役柄
人間
場所
天界のとある屋敷の北門
本編
ふむ…苦戦しておるようじゃな、主(あるじ)。

ワシが手を貸してやろう。感謝するがよい。

うむ。このミョルニルにかかれば、玄武を粉砕することなど容易い。

奴の重力攻撃ごと、叩き潰してくれるわ。

ではゆくぞ。ここからは破壊あるのみよ…!



ははは!思ったより頑丈じゃな、あの女は!

うむ。このミョルニルの一撃一撃を耐えるほどの防御力を持っているとは…

さすが、四神の中で最も強固だと言われるだけのことはある。

ふふ、そうじゃな。感心している場合でもないな。

主よ。ワシを本物の破壊兵器として扱うつもりはないか?

なに、知れたこと。

本契約を結んで、我が力を全開にすれば奴を粉々にできる。

奴だけでなく、あの屋敷ごと破壊することも可能。

どうじゃ?試してみる価値はあると思うが。

ふふっ…相変わらず甘っちょろいのう、主は。

だからこそ、これまで数々の死線をくぐり抜けてきたともいえるが。

あー、みなまで言わずとも、わかっておる。

お主は時と場合に応じてその都度、使う武器を変えてきた。

そうすれば、どんな敵が現れても臨機応変に対応できる…

それがお主のこれまでのやり方じゃろう?

じゃが、明らかに自分より格上を相手にするには、ちと不味いこともある。

そう、それが今じゃ。

このワシとて、お主の持つ数ある武具の一つに過ぎん。

どれだけ頑張ったとて、本来の力の半分しか出せんというわけじゃ。

まぁ並大抵の敵なら、全然それで構わんのじゃが…

今回の敵は四神の一角、玄武。

ちと、今の破壊力では奴を粉砕するには足りん。

どうじゃ?ワシに全て預けてみる気はないか?

ほぅ…なんじゃ、こんな時にワシの気持ちを確認するだけの余裕があるのか。

無論、ワシも主のことは好いておる。

稲妻の大槌たる、このミョルニルを扱い切れるのは主を置いて他におらん。

少なくとも、ワシはそう信じておる。

主はどうじゃ?このワシを信頼してはおらんのか?

それとも、こんなちんまい身体をした小娘的容姿では、全てを預ける気にはならんか?

ふふ、そうか…お主らしい答えじゃ。

どのような見た目の異性に対しても分け隔てなく接するその態度は、好感が持てる。

じゃが…今ワシが求めてる回答とは少し違うんじゃな。

(押し倒す)

どうじゃ?幼女に馬乗りにされてる気分は?

無駄じゃ。純粋な力なら、ワシは武具の中でも一、二を争うくらいには強いぞ。

残念じゃったな。またこのパターンで。

ワシとて女じゃ。

好きな男を手に入れるチャンスがあったとなれば、それを逃すほど愚鈍でもない。

主も目の前の敵を砕く力が欲しいじゃろう?

ふふっ、安心せぇ。

奴を砕いた後は、主の仇敵もそのまま砕いてやる。

約束しよう。主の敵はすべてこのワシが破壊する。

だから主もワシを信じてその身を差し出してみぃ。

生涯をこのミョルニルと添い遂げようではないか…な?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ヤンデレな大槌に愛され過ぎて道具をただの道具として見られない〜長老・ミョルニル編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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