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公開日2022年04月04日 15:05
更新日2022年04月04日 15:05
文字数
1439文字(約 4分48秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
半神半人、女王
視聴者役柄
人間
場所
某所
本編
A.ヒッポリュテ(アマゾネス族の女王)
B.ヘラクレス
【ABパート】
B…というわけなんです。貴女の帯を譲ってくれませんか?
A.ほぅ…面白いことを言うな、小娘。アマゾネスの王たるわたしに何の手土産もなく、ただモノを寄越せというのは…
B.そ、それはさっき説明したじゃないですか!試練が終わったら必ず…!
A.ならん。手土産の一つも持ってこない無礼者に与えるものなど何一つない……と、言いたいところだが、今回は特別だ。その隣にいる男を貢げ。そうすれば、この帯はくれてやる。
B.え…それってどういう…
A.決まっておる。その男をわたしの婿とするのだ。我が部族は女ばかりだからな。子孫を残すために男は必要だ。
B.だ、ダメです!そんなの認められるわけ…!
A.なら、この話は終わりだ。さっさと出て行け。この男だけはもらっていく。
B.ふざけないでください…!彼は絶対に渡しません!
A.ほぉ…いい度胸だな、小娘。わたしとこの人数を相手に勝てるつもりか?
B.勝ちます、絶対に…!この人を守りつつ、試練もクリアしてみせますから!
A.ふん、愚かな……やれ、皆のもの!男は捕らえ、女は八つ裂きにするか、無理やりにでも我らの仲間に加えよ!かかれ!
(戦闘開始)
B.はぁはぁ…ヒッポリュテさん、わたしと一騎討ちです。
A.ふん…部下を全て男の方に引きつけさせるとは見下げた奴だ。そんなに己の命が惜しいか?
B.いいえ、違います。わたしはあの人のことを信じてる。そしてあの人もわたしのことを信じてくれた。ただそれだけです。
A.だったら残念なことだ。あの男、お前を信じたことを生涯悔やむであろうな……さ、どっちがいい?八つ裂きにされるか、我が部族の一員となるか…
B.どちらも選びません。勝つのはわたしですから。
A.小癪な…!ならば望み通り、八つ裂きにしてやろう…!
(再び戦闘開始)
A.はぁはぁ…バカな…!このわたしがこんな小娘ごときに…!
B.わたしの勝ちです。大人しく帯を譲ってください。
A.やってくれるな…だがお前の傷とて浅くはないはず。なぜそれほどまでして戦う?
B.わたしはあの人のことが好き。だから譲りたくなかった。それだけです。
A.ははは…恋する乙女そのものだな。だが悪くない。聞いているこちらも清々しい。で、告白は?
B.まだです。けど全ての試練をクリアしたら、必ずこの想いを彼に伝えます。
A.ふん、惚気おって…阿呆が。まぁいい……ほら、持っていくがよい。わたしの帯だ。
B.ありがとうございます。それではわたしはこれで。
A…待て。試練とやらが終わったら、わたしに惚気話でも聞かせろ。
B.分かりました。わたしたちのいちゃつきぶりを、これでもかってぐらい話してあげますので。
A.たわけ。それは告白が成功したらの話だろう。
B.成功させます。絶対わたしのことを好きになってもらいますから。それでは今度こそ失礼します。
A.可愛げのない女だな…まぁいい。成功したらしたで、あの男を奪ってみるのも面白いかもしれん…
【Bパート】
B.あ……待っててくれたんだ。
B.うん、平気。全然大丈夫だから…心配してくれてありがとね。
B.…ううん。特には何も言われてないよ。
B.ね、ねぇ…君ってさ、本当に好きな人いる?
B.あ、えっと…心から愛してる人はいるのかってこと。
B.そう、なんだ……分かった。
B.ううん、何でもない。なんとなく気になっただけ。
B.あたし?あたしは…いるよ。好きな人。
B.その人には全然気づいてもらえないけどね。まだろくにアピールもしてないから仕方ないんだけど。
B.でもね…いつかは気づいてもらうんだ。
B.うん、するよ。告白。
B.あたし、頑張るからさ…応援してくれる?
B.ありがとう……キミニ絶対気づいてもらうから。
B.ヘラクレス
【ABパート】
B…というわけなんです。貴女の帯を譲ってくれませんか?
A.ほぅ…面白いことを言うな、小娘。アマゾネスの王たるわたしに何の手土産もなく、ただモノを寄越せというのは…
B.そ、それはさっき説明したじゃないですか!試練が終わったら必ず…!
A.ならん。手土産の一つも持ってこない無礼者に与えるものなど何一つない……と、言いたいところだが、今回は特別だ。その隣にいる男を貢げ。そうすれば、この帯はくれてやる。
B.え…それってどういう…
A.決まっておる。その男をわたしの婿とするのだ。我が部族は女ばかりだからな。子孫を残すために男は必要だ。
B.だ、ダメです!そんなの認められるわけ…!
A.なら、この話は終わりだ。さっさと出て行け。この男だけはもらっていく。
B.ふざけないでください…!彼は絶対に渡しません!
A.ほぉ…いい度胸だな、小娘。わたしとこの人数を相手に勝てるつもりか?
B.勝ちます、絶対に…!この人を守りつつ、試練もクリアしてみせますから!
A.ふん、愚かな……やれ、皆のもの!男は捕らえ、女は八つ裂きにするか、無理やりにでも我らの仲間に加えよ!かかれ!
(戦闘開始)
B.はぁはぁ…ヒッポリュテさん、わたしと一騎討ちです。
A.ふん…部下を全て男の方に引きつけさせるとは見下げた奴だ。そんなに己の命が惜しいか?
B.いいえ、違います。わたしはあの人のことを信じてる。そしてあの人もわたしのことを信じてくれた。ただそれだけです。
A.だったら残念なことだ。あの男、お前を信じたことを生涯悔やむであろうな……さ、どっちがいい?八つ裂きにされるか、我が部族の一員となるか…
B.どちらも選びません。勝つのはわたしですから。
A.小癪な…!ならば望み通り、八つ裂きにしてやろう…!
(再び戦闘開始)
A.はぁはぁ…バカな…!このわたしがこんな小娘ごときに…!
B.わたしの勝ちです。大人しく帯を譲ってください。
A.やってくれるな…だがお前の傷とて浅くはないはず。なぜそれほどまでして戦う?
B.わたしはあの人のことが好き。だから譲りたくなかった。それだけです。
A.ははは…恋する乙女そのものだな。だが悪くない。聞いているこちらも清々しい。で、告白は?
B.まだです。けど全ての試練をクリアしたら、必ずこの想いを彼に伝えます。
A.ふん、惚気おって…阿呆が。まぁいい……ほら、持っていくがよい。わたしの帯だ。
B.ありがとうございます。それではわたしはこれで。
A…待て。試練とやらが終わったら、わたしに惚気話でも聞かせろ。
B.分かりました。わたしたちのいちゃつきぶりを、これでもかってぐらい話してあげますので。
A.たわけ。それは告白が成功したらの話だろう。
B.成功させます。絶対わたしのことを好きになってもらいますから。それでは今度こそ失礼します。
A.可愛げのない女だな…まぁいい。成功したらしたで、あの男を奪ってみるのも面白いかもしれん…
【Bパート】
B.あ……待っててくれたんだ。
B.うん、平気。全然大丈夫だから…心配してくれてありがとね。
B.…ううん。特には何も言われてないよ。
B.ね、ねぇ…君ってさ、本当に好きな人いる?
B.あ、えっと…心から愛してる人はいるのかってこと。
B.そう、なんだ……分かった。
B.ううん、何でもない。なんとなく気になっただけ。
B.あたし?あたしは…いるよ。好きな人。
B.その人には全然気づいてもらえないけどね。まだろくにアピールもしてないから仕方ないんだけど。
B.でもね…いつかは気づいてもらうんだ。
B.うん、するよ。告白。
B.あたし、頑張るからさ…応援してくれる?
B.ありがとう……キミニ絶対気づいてもらうから。
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