天の国に上げられた聖人の男はミカエルに引き続き、ガブリエルと対面する。そこで彼女から聞かされたお願いというのが、男の子種が欲しいというもので…？

ご機嫌いかがですか？貴方様。


はい。わたくしのことを
覚えておいでなのですね！
とっても嬉しいです♪


では、改めまして自己紹介を。


わたくし、主の意向を人々に
伝えることをしております天使、
「ガブリエル」と申します。


はい。以前、貴方様にも
主のお言葉を告げたことが
あるんです。
覚えておいでですか？


ふふっ、よかった。
貴方様に忘れられたら
どうしようかと思って
いたところでしたので、
とても安心しました。


それでですね…
貴方様にお願いが
あるのですが…


はい…わ、わたくしに
貴方様の子種を与えては
いただけませんか⁉︎


ちょ、どうしたんですか⁉︎
そんないきなり気絶されても…！貴方様⁉︎


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あ…お気づきになられましたか？


はい。今はこのガブリエルが
貴方様に膝枕をいたしております。


その、先ほどは唐突なお願いをして
申し訳ありませんでした…


はい…本気です。
天使であるわたくしが冗談であんなこと
絶対に言いません。


その…今は貴方様も天の国の一員で、
わたくしと同じ天使ですから、
ソウイウコトをしても問題ないかと…


つ、作れますよ！
天使だって子どもくらい…！


貴方様のような人格的に
優れた殿方は世界広しといえど
他にはおりません。


天の国に昇るまでは、貴方様は
優れた聖人でしたから…


そんな貴方様に…あろうことか
このわたくし、惚れ込んでしまった
みたいなんです。


天使が人間に恋するなんて
本来なら許されません。


ですから我慢したんです。


貴方様の寿命が尽き、天の国に
昇るその日まで。


今なら貴方様もわたくしと同じ
天使ですし…結婚しても
何の問題もありませんよね？


どうか…どうかこのわたくしと
我らが主のもとで結ばれていただけませんか？
もちろん、主もそれを望んでおいでです。


貴方様のような優れた殿方となら
結婚を認めてもいい、と…


なぜ…？どうしてわたくしの
求婚を断るのですか…？


我らが主もそうせよと仰られたんですよ…？
まさか主の御心に背くおつもりですか…？


なりません…主の御心に背くことなど
あってはなりません！


それにわたくし、本当に貴方様のことを
お慕い申し上げているのですよ⁉︎
どうして分かってくれないのですか⁉︎


あ…そ、そういうことだったのですね…ふふふ…


大丈夫です…
今の貴方様も立派な天使ですから。
天使同士が結ばれることは
何も問題ございません。


天使同士でしたら、堕天する
心配もありませんし…本当に
大丈夫ですから。ねっ？


もぅ…優柔不断なお方ですね。
欠点など存在しない方だと
思っていたのですが、そういう
一面も持っておられたのですね。
一周まわって可愛いです♡


わたくしの愛を伝えるために
お口、失礼しますね…ンッ♡


(キス)


大好きですよ、貴方様…


天の国に上げられてから、
貴方様のお姿はますます神々しい
ものとなられました。


そんな貴方様を…今だけは
独占させてください♡


本当は直接エッチなことをしなくても
奇跡の力で貴方様の子どもを
身籠れるのですが…


やっぱり大好きな人からは
直接いただきたいですから♡


わたくしの純潔、
是非とも貴方様のお力で
散らしてください♡


わたくしもいっぱい気持ちよくして
差し上げますからね…あ・な・た・さ・ま♡
うふふっ♪

・台本（ゆるボイ！）
ヤンデレ七天使に愛され過ぎて心が保たない〜純潔のガブリエル編〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎