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寂しがり屋な妻が雨の中、駅まで歩いて迎えに来てくれた
written by 松平蒼太郎
  • からかい
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  • 甘々
  • カップル
  • 純愛
  • ハグ
  • クーデレ
公開日2023年01月24日 03:17 更新日2023年01月24日 03:25
文字数
865文字(約 2分53秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
深夜の駅前
あらすじ
今日も終電で帰ることになった貴方は最寄り駅に着き、いつもの通り、歩いて家まで帰ろうとした。ところが、何も連絡していないにも関わらず、その駅の前で妻が傘をさして貴方を待っており…?
本編
お疲れ様。迎えに来たよ。


当然だよ…今朝、雨予報なのに傘を忘れていったのはどこの誰?


ん…どうぞ。わたしの隣に…


ううん、傘は一本しかない。


だから、貴方はわたしと相合傘で帰るしかない。


そう。夫婦だから当然。わざわざもう一本傘を持ち歩く必要はない。行こ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


…何?歩きにくい?


我慢して。この傘、そこまで大きくないから、これくらい寄らないと。


それに今日は寒いから。


腕、ギューってして、お互いを温めるの。


そう、夫婦だから当然。


わたしは貴方の良き妻として、行動してるだけ。


うん…素直な貴方は好き。


ううん…素直な貴方だけじゃない。他の貴方も全部好き。


例えば…素直になれない、ちょっと反抗的な貴方も可愛くて好き。子どもみたいで。


不貞腐れてる…可愛い。


…周り、誰もいないね。夜遅いからかな?


だね。もうほぼ午前様だもんね。しかも雨だし。


うん、二人きり…わたしたち以外、誰もいない。とっても静か。


…眠れなくて。貴方がそばにいないと眠れなくて。だから迎えに来た。


うん…貴方のいない家は寂しい。


寂しいから、貴方には早く帰ってきて欲しくて…


謝らなくていい。貴方が外で頑張ってるの、知ってるから。


いつもわたしのためにありがとう。


わたしのために働いてくれてる貴方は、わたしの誇り。自慢の旦那様だよ。


(夫に抱きしめられる)


わっ…どうしたの?急に抱きついて…


…いい。不甲斐ないなんて思わない。


わたしは貴方だから結婚した。


貴方と生涯を共にしたいって思ったから、貴方を旦那様に選んだ。


貴方の会社での立ち位置はよくわからないけど…わたしにとっての貴方は、愛すべき旦那様だよ。



外はこんなに寒いけど…貴方がハグしてくれるなら、全然平気。とてもあったかい。


だから、ね…貴方にもわたしの温もりを分けてあげる。


(妻が抱きしめ返す)


こうすれば、お互い寒くない。でしょ?


うん…誰も見てないし、もっとくっつこ?ギュー…


(妻が強く抱きしめる)


迎えに来てよかった…早く貴方の温もりを感じたかった。


今日も終電ギリギリだけど…貴方なら何があっても帰ってくるって、信じてたから。


おかえり、貴方。早く帰って家であったまろ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
寂しがり屋な妻が雨の中、駅まで歩いて迎えに来てくれた
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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