1
籠の中の鳥...
written by Himeko
  • 監禁
  • ホラー
  • 拘束
  • 雷雨
  • 洗脳
  • ヤンデレ
  • サイコパス
  • 誘拐
公開日2024年06月20日 14:45 更新日2024年06月20日 14:45
文字数
2033文字(約 6分47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
【設定】
片思いの彼女に告白するもなかなか返事を貰えない彼。
とうとうしびれを切らして彼女を誘拐、監禁作戦を決行する。
後半ヤンデレ、サイコ感強めです!

この台本は、YUKI様企画 #Theヤンデレ祭り2024 #ヤンデレTrueno で書かせていただいた台本になります。
本編
「 」相手のセリフ
( ) 様子や場面、効果音やSEなど


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(雨と雷の鳴る音)

また雷...
今年は多いね
ね、そう思わない?

「...」

まだ怒ってるの?
仕方ないでしょう?
キミがいつまでたっても僕と付き合ってくれないから、こうするしかなかったんだよ?

確かに、目が覚めて知らない部屋に寝かされてたら、怒るのも無理は無いけどさ...
諦めも大事って言葉知ってる?

でも、そのムスッとした顔も可愛いよ(笑)!
ねぇ、もっとよく見せて...
こっち向いてくれない?

(触ろうとしてはねのけられる)

(パシッ)
いてっ!
あのね、少しは自分の置かれた立場考えたら?
無理やり連れてきた手前、こっちも少しは遠慮してあげてるんだけど?
さすがに限界ってものがあるからね!

(雷の落ちた音)

おっと!
今のは近かったな

ん?
どうした震えて...
もしかして怖いの?

「ち違います」

ふーん...
可愛くないなぁ
怖い時は素直に、怖いってしがみついてくれたら嬉しいんだけどね(笑)
遠慮はいらないよ?

「そんな必要ありません!」

ははっ、そうか
ま、せいぜい頑張って
どうせここからは出られないんだし、必要な時はいつでも僕を頼ってよ

「いりません」

強がっちゃって(笑)
キミもなかなか頑固だねぇ…

そうだ!
僕ちょっと用事があるからキミはここで待ってて
大丈夫だと思うけど念の為伝えとく...

(少しゆっくりめに話す)
間違っても逃げ出そうなんて思わないでね(笑)

(ガチャ)

へぇ、なかなか手強い女だな...
僕好みの強い目をしている

悪くない...ふふ(笑)
またコレクションが増えるぞ...楽しみだ

(凄まじい雷の音)

はっ!
停電!
もしかして落ちた?

(急ぎ部屋に戻る足音)

(ガチャ)

大丈夫かい?

(静まりかえる)

ねぇ、どこにいるの?
返事して!

(ゆっくり部屋の中を歩き回る)

そこかい?

(逃げ出す足音)

待てっっ

(ガチャ)
(玄関のドアを開けて外へ、雨音ひどくなる)

「助けて...」

無駄だよ...
キミが逃げ出すことくらい容易に想像できるさ
ここは僕の特別な場所でね...
この高い塀を越えられたものは1人もいない
キミは二度とここから出られないんだよ(笑)

「そんな...あなたなんか嫌い!」

(雷)
「きゃあっ」

嫌い?
今嫌いって聞こえたけど...
あぁ、そうかキミは雷が嫌いなんだね
本当は怖くて仕方ないんだろう?

遠慮なく僕の胸の中に飛び込んできてくれていいんだよ?
さぁ...おいで?

「違う!あなたが嫌いって言ったの!助けて!誰かここから出して」

嫌い?
僕が?
おかしいなぁ(笑)
僕はキミのこと、全然嫌いじゃない
むしろ益々好きになる...

好きで好きでたまらない気持ちになるんだ
それなのにキミは...
ねぇ...ここまで来てもまだ抵抗するの?

「当たり前でしょう?」

ふーん...
それじゃ、キミがどうするのかしばらくここで見させてらおうかな?
ほら、逃げていいよ

「誰か、誰か!お願い」

キミがどんなに泣こうが叫ぼうが外には何も聞こえない...

(塀を叩いたり、鍵をガチャガチャしたり、あちこち走り回って逃げ道を探す)

無駄なことを...
ほら、そろそろ疲れてきたんじゃない?
ひと休みしたら?
それとも諦めて家に入る?

「イヤよ!」

ふーん...
まだ頑張るんだ

いいねぇ...(笑)
気の強い女は好きだよ
もっともっと僕を楽しませて

(雷ゴロゴロ)

怖いかい?
雷が...それとも僕?
ふふ、そんなことはどうでもいい...
怖さなんてそのうち無くなるよ

そして、僕のことしか見えなくなる
僕はどんな形でもいい
キミさえ手に入れば満足なんだ

その体さえあれば、あとは僕の好きに出来る

「そんな...」

言っただろう?
ここは特別だって...
ここは誰も知らない秘密の場所
入れるのは僕一人だけ...
ここは僕の楽園なんだ

そして...
キミは完全に僕というカゴの中の鳥になったんだ

「そんな...」

何をそんなに悲しがるの?
僕に愛されてキミは幸せになるんだよ
こんなに嬉しいことはないよね?

(少しづつ近づいて)

ねぇ...そうでしょう?

(近くで雷の落ちる音)

「きゃああああああ」

危ない!
(目の前で女性が倒れ込むのを受け取る)

もしもし?
大丈夫?
あまりの恐怖に気を失うなんて...

最初から素直に「怖い」と言えば僕が守ってあげたのにね...
まぁいいでしょう
ちょっと可哀想だけどこれで抵抗されずに済むし

さてと...
このままでは風邪をひいてしまう
早く暖めないと

よいしょっと!

あーあ、こんなに濡れて...
でも、雨に濡れたキミもキレイだね
白い肌に張り付く髪の毛もセクシーだ

せっかくだから
キミをこのまま僕好みに変えてあげる
本当は泣き叫ぶ姿も悪くないけど、キミにはあまりしたくないんだ
僕はキミの笑顔が好きなんだよ
目が覚めた時僕に笑いかけてくれたら...それだけで僕は幸せなんだ

その瞳で僕を...僕だけを見て笑って...
あぁ、考えただけで嬉しくて手が震えてしまう

ずっとキミが欲しかった
それがとうとう僕の手に...
キミを嫌いになることなんて有り得ない...
だからこれで最後にするね

他のコレクションはもういらない
計画もおしまいだ...

元々キミを手に入れるまでの身代わり
明日にも全部捨ててしまおう

これからはキミと2人だけの世界...

ふふふ...ははは

さぁ...行こうか

2人の城へ...

(雷雨の中遠ざかる足音の後、重たいドアの閉まる音)


...終...
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
籠の中の鳥...
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
Himeko
ライター情報
2020,5~台本を書いています。

どちらかと言えば甘々をメインで書いております。

YouTube、ツイキャスに関しましては、規制が一段と厳しくなりました。
キス、リップ音、その他音に関する表現及び、エッチさを抑えるセリフの言い回し等、演者様にお任せ致します。
規約に反しないように十分にご注意ください。

よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
有償販売される場合は、事前にお知らせ下さいませ。
利用実績(最大10件)
Himeko の投稿台本(最大10件)