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夢食いバクのまったり寝かしつけ
written by 弐橋 葉
  • 添い寝
  • 寝落ち
  • 睡眠導入
  • ファンタジー
  • バク
公開日2025年01月18日 17:14 更新日2025年01月18日 17:14
文字数
948文字(約 3分10秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
悪夢に連日うなされているあなた。
そんな夢の中で、バクと名乗る存在に出会い……?

少年から青年、僕っ娘まで行けるつもりで書きました。
ゆったりと語りかけるように演じて頂ければ睡眠導入用に使えるかもしれません(短いですが)。
一人称や口調の改変はご自由にどうぞ。
本編
こーんばーんはー。

わわ、怯えないで怯えないで……。

僕はキミを襲う化け物とは別の存在だから。


えっとね、うーん、どこから説明しようかな……。

ここ、夢の中なんだよね、キミの。

分かりやすく言えば、悪夢ってやつ。

で、僕はそれを食べに来たんだ。


バクって存在を聞いたことはあるかい?

悪夢を食べる幻獣だよ、って表現すれば分かるかな。

今ここでキミの悪夢を食べちゃえば、キミを襲う化け物ごとこの悪夢は消えるよ。

一応、勝手に食べたら悪いかなと思って許可を得ることにしてるんだけど……。

食べても、いーい?


あは!

ありがと~。

それじゃ、いただきまーす。


……。

あれ、目、覚めちゃったの?

大抵そのまま夢だけ覚めて深い眠りに戻っていく人が多いんだけどな……。

ごめんね、結果的に起こしちゃった。

キミの眠り、浅いみたいだね……。

何か疲れてたり、悪夢を見るような不安ごととかがあるの?

眠れそうにないって言うなら、僕でよければ話くらいは聞くよ。


……そっかぁ。

人間じゃない僕にはピンと来ない部分もあるけど、いろいろ大変なんだねぇ。

残念ながら、僕はただ悪夢を食べるだけの存在で……。

安眠をもたらすような力は、持ってないんだけどさ。

添い寝くらいなら出来るよ。

小さい子とかさ、悪夢を食べた後も心配だからちょっと添い寝して頭撫でてあげたりするんだ。


……恥ずかしい?

恥ずかしいことなの?

そうなんだ、じゃあやめといたほうが……え、添い寝してほしい?

分かった、それなら隣にお邪魔するね。


はい、なでなで……。

どう? 眠れそう?

ゆーっくり息を吸って、吐いて、吸って、吐いて……。

嫌なことは思い出さないで、ふわふわした気持ちになって……。


ふふ。

少し瞼がとろんとしてきたね。

疲れも溜まってるのかな?

いつも頑張ってて、偉いね。

それならなおさら、夜はゆっくり休みたいはずだよね。


僕?

僕はキミが悪夢を食べさせてくれたおかげでお腹いっぱいだから気にしなくていいよ。

ある意味これも、悪夢を食べさせてくれたお礼みたいなもんだし。

まぁ、中には食べたらそのままスゥーッと去っちゃうバクもいるけどね……。

なんか僕はそういうの、嫌でさ。

悪夢にうなされてた人がちゃんとすやすや寝息を立てるまで見守ってたいんだぁ。


……そろそろ、お喋りはやめたほうがよさそうかな?

だいぶ眠気がきてるみたい。

それじゃあ今度は良い夢を見られるといいね。

おやすみなさい。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
夢食いバクのまったり寝かしつけ
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
弐橋 葉
ライター情報
イラストレーター、ボイスコとして活動中です。
文章を書くのも好きなので合間合間に台本も投稿していきたいと思います。
pixivにも台本をマルチしていますがこちらのほうが早いです。

何か琴線に触れたものがあればお気軽に演じてくださいませ。
使用報告も不要、口調や固有名詞の改変についても良識の範囲でいくらでもどうぞ。
楽しく使って頂くためでしたら如何様にもしてください。
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