- 告白
- 甘々
- 幼なじみ
- ヤンデレ
公開日2026年06月08日 01:58
更新日2026年06月08日 01:58
文字数
5119文字(約 17分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
幼馴染の家
あらすじ
幼馴染の少女に部屋へ呼び出された主人公。
しかし、その部屋には鍵がかけられていた。
「少しだけ、私のそばにいてほしかったの」
幼い頃から抱き続けた恋心。
嫉妬、不安、執着、そして純粋な愛情。
一晩だけの監禁を通して語られる、彼女の本当の気持ち。
ヤンデレだけど切なくて優しい、
幼馴染との甘く危うい一夜を描くシチュエーションボイス。
しかし、その部屋には鍵がかけられていた。
「少しだけ、私のそばにいてほしかったの」
幼い頃から抱き続けた恋心。
嫉妬、不安、執着、そして純粋な愛情。
一晩だけの監禁を通して語られる、彼女の本当の気持ち。
ヤンデレだけど切なくて優しい、
幼馴染との甘く危うい一夜を描くシチュエーションボイス。
本編
■ 導入(目安:3分)
【SE】部屋の鍵がかかる音 ガチャン、と重い金属音
(静かに、でもどこか嬉しそうに)
……よかった。
ちゃんと来てくれた。
(少し息を吐いて、ほっとするように)
あのね、鍵、かけちゃった。
ごめんね……って、思ってるよ?
一応。
(小さく笑って)
でも、ごめんって思いながら、やっぱりよかったって思ってる。
矛盾してるよね。わかってる。
(少し声のトーンが落ちて、真剣に)
ねえ、怖い顔しないで。
そんな顔されたら、悲しいよ。
……そう。わたしのことちゃんと呼んで。
幼馴染でしょ、ずっと。
(やわらかく、でも試すように)
小学生のときから、ずっとずっと一緒にいたじゃない。
あの頃からわたしはきみのことだけ見てた。
きみは気づいてなかったと思うけど。
(少し笑って)
ほら、そんなに焦らないで。
ドアの前に行っても無駄だよ。
鍵はわたしが持ってるし……
窓も、今日は開かないようにしてあるから。
【SE】窓のカーテンが揺れる音 さらさら
(さらっと言って、でも目が笑っていない雰囲気で)
準備してきたんだ、ちゃんと。
だって、きみが逃げようとするの、わかってたから。
(にっこりと、甘く)
でも安心して。
危ないことは何もしないよ。
ただ、ここにいてほしいだけ。
きみに、私のそばにいてほしいだけ。
それだけ。
……それだけなの。
(少し声が小さくなって)
ねえ、座って?
立ってると疲れるよ。
【SE】ベッドのスプリング音 ふわり
---
■ パート① 「監禁の理由」(目安:8分)
(ゆっくりと近づいてくる足音のイメージ。声が少し近くなる)
ちゃんと座ってくれた。
ありがとう。
(やわらかく、嬉しそうに)
ねえ、何か飲む?
お茶、用意してあるよ。
きみの好きな、ほうじ茶。
ちゃんと覚えてるでしょ
(少し自慢げに、でも可愛らしく)
砂糖なし、温度はぬるめ。
ミルクは入れない。
冬でも夏でも関係なく、ぬるいのが好きなんだよね、きみって。
……変なとこで一致してたよね、わたしたち。
(声が少し遠くなる。お茶を注ぐイメージ)
【SE】急須からお茶を注ぐ音 とくとく
(戻ってきて、静かに差し出すように)
はい、どうぞ。
毒とか入ってないから。
(小さく笑って)
……そんな顔しないで。
冗談だよ、冗談。
きみを傷つけたいわけじゃないの。
本当に。
(隣に座る気配。声がすぐそばに)
隣、座るね。
……ねえ、聞いていい?
私がどうしてこんなことしたか、知りたいでしょ。
(少し間を置いて)
……
怒ってる?
怒ってるよね。当然だよね。
でもね、聞いてほしいな。
全部話すから。
(深呼吸して、真剣に)
先月さ、きみが誰かと歩いてるの見たんだよね。
夜、駅の近くで。
女の子と。
(声が少し固くなって)
笑ってた。
きみが、すごく笑ってた。
わたしには、ああいう顔してくれたことなかったのに。
……なんか、ね。
胸の中がぐるぐるして、苦しくて、
気づいたら、泣きながら帰ってた。
(少し声が震えて)
ばかみたいでしょ。
わかってるよ。
でも止まらなかった。
(少し声のトーンが高くなって、早口気味に)
ねえ、あの子と付き合うの?
もうそういう話になってる?
どうして私には何も言ってくれないの?
(はっとして、声を落として)
……ごめん。
怒ってるんじゃない。
怒ってるんじゃなくて、ただ……
(ゆっくりと)
怖かったんだよ。
きみが、どんどん遠くに行っちゃうのが。
(少し泣きそうな声で、でも笑おうとして)
ずっとそばにいたじゃない、わたしたち。
幼稚園から、小学校、中学校、高校、大学も同じとこ選んで……
それって普通じゃないよ、ちゃんと考えたら。
わたし、ずっときみのそばがよかったんだよ。
(静かに、囁くように)
ずっと。
……だから、ここにいてほしかった。
もう少しだけ。
私の目の届くところに、いてほしかった。
(少し間)
……
(落ち着いて、柔らかく)
変だって思うよね。
好きなら普通に告白しろって思うよね。
(苦笑いしながら)
何度、しようと思ったか。
何回、きみの前で言葉を用意したか。
でも、ね。
もし「ごめん」って言われたら、
きみと終わりたくなかった。
友達として、幼馴染として、それすら終わっちゃう気がして……
(少し声が揺れる)
臆病なんだよ
ヘンだよね、監禁するくせに臆病とか。
(小さく笑う)
---
■ パート② 「甘やかな時間」(目安:10分)
(気持ちを切り替えるように、明るく柔らかく)
ねえ、せっかくだから……
一緒にいようよ、今夜。
こんな風にそばにいるの、久しぶりでしょ。
【SE】クッションを整える音 ふわふわ
(甘く、誘うように)
昔みたいに、同じ布団で映画見て、
気づいたら朝になってた、あの感じ。
あの頃に戻りたくて。
(少し声が柔らかくなって)
ねえ、覚えてる?
中学3年のとき、きみんちで徹夜したこと。
怖い映画観たい。って私が言い出したくせに、結局一番怖がってたのわたしで。
(くすくす笑って)
きみが「大丈夫だよ」ってわたしの手、握ってくれたんだよね。
あの手、大きくて、あったかくて。
……ずっと忘れられなかったんだ。
(少し照れながら、早口になって)
あ、でも別に、手を握ってくれるだけでよかったわけじゃないんだけど。
そういうことじゃなくて、その……
ただ、きみがそばにいてくれることが、すごく嬉しかったって話で……
(はっとして、声を落とす)
……また早口になっちゃった。
きみといると、なんか焦っちゃうんだよね、昔から。
(静かに、甘く)
ねえ、横になって?
ちゃんと広くなってるから、ベッド。
(少し笑って)
きみが来ること想定して、シーツも新しいの買ったんだ。
なんかこだわりそうだと思って、柔らかいやつ。
【SE】シーツのすれる音 さらさら
(囁くように)
ほら、ね。
気持ちいいでしょ。
(少し満足そうに)
良かった。
きみに気持ちよくしてほしくて。
……変な意味じゃなくて。
ただ、くつろいでほしくて。
(少しずつ近づいてきて、耳元で囁くように)
ねえ、目、閉じて?
(やわらかく)
ちょっとだけ、おとなしくしてて。
そばにいるから。
(ゆっくりと、歌うように語りかける)
昔さ、きみが風邪ひいたとき、
お母さんいなくて、私が一人でお粥作って持ってったじゃない。
あのときもこうして、ずっとそばにいたよ。
(やわらかく笑って)
あの頃は、「ただの幼馴染」って自分に言い聞かせてたけど。
なんでそんなに一生懸命そばにいたんだろうって、
今なら、わかるよ。
(静かに、息を吐いて)
好きだったんだよ、ずっと。
もう、ずっと前から。
(甘く、少し泣きそうな声で)
ねえ、私のこと
ちょっとでも、見てたことあった?
(少し間)
……
(苦笑いしながら)
答えなくていいか。
答えてもらうのが怖いから、自分で止めちゃった。
(少しの沈黙)
…………
(優しく、触れるように)
頭、なでていい?
(少しためらって)
ちょっとだけ。
嫌だったら言って。
【SE】静かな室内の空気音 しん
(やわらかく、丁寧になでるように)
ふふ……
やっぱり、こういうの好きだな。
きみが静かにしてるとき、
なんか全部が落ち着く気がして。
(少し声が小さくなって)
外にいると、ずっとそわそわしてるの、わたし。
きみが誰かのそばにいたら、って、
きみが誰かのことを好きになったら、って、
ずっとずっと、考えてた。
(震えるような、でも穏やかな声で)
ここにいてくれるとさ、
それが全部、止まるんだよね。
安心するの。
きみがそばにいると、安心できるの。
(少し顔を上げるように、真っ直ぐに)
ねえ。
怒ってるのはわかってる。
怖いと思ってるのも、わかってる。
でも……信じてほしいんだよ。
私の気持ち、ちゃんと本物だって。
(少し声が固くなって、でも崩れない)
あの子と付き合うの?
本当に?
……いいよ、言っていいよ。
ちゃんと聞くから。
(少し間)
……
(目を閉じるように、小さく)
……そっか。
(沈黙)
…………
(深く息を吸って、ゆっくりと吐いて)
うん、わかった。
ちゃんと聞けた。
(でも、その後で静かに、揺れる声で)
じゃあさ、もう少しだけ。
今夜だけ、ここにいて。
朝になったら、ちゃんと……
ちゃんと、考える。鍵のこと。
(小さく笑って、泣き笑いで)
一晩だけ。
わがまま、聞いてくれない?
---
■ パート③ 「本音と決壊」(目安:8分)
【SE】遠くで雨の音 しとしと
(夜が深まった雰囲気で、静かに)
雨、降ってきたね。
(窓の外を見るように)
こういう夜、きらいじゃないんだよね。
静かで、外の音が遠くなって、
二人だけの世界みたいで。
(少し恥ずかしそうに)
……「二人だけの世界」とか、
我ながらすごいこと言ってるな、って思うよ。
監禁してる側が言う言葉じゃないよね。
(くすくすと笑って、でもすぐ真剣になって)
ねえ、一個だけ聞かせて。
きみが、誰かを好きになるとき、
どんな気持ちなの?
(少し首を傾けるように)
私にはわからないんだよ、きみ以外を好きになるっていう感覚が。
ほんとに、物心ついたときからずっと、きみだけだったから。
(少し驚いたように)
笑わないで、ほんとのことだから。
(声がだんだん近くなって)
ねえ、私のこと……
少しでも、好きって思ったことある?
(すぐに続けて、少し怖がるように)
いや、やっぱり聞かなくていい。
さっきも止めたのに、また聞こうとしてる。
(苦笑い)
ほんとばかだよね、わたし。
答えが怖いのに、聞きたくなっちゃう。
(少し間)
……
(静かに、決心したように)
でもね、きみにちゃんと言いたいことがあって。
(正面を向いて、まっすぐに)
きみのことが好きで、
きみを手放したくなくて、
こんなことしちゃった。
それは、わかってる。
でも、きみを壊したいわけじゃないの。
きみを縛り続けたいわけでもなくて。
(少し声が割れそうになって)
ただ……
きみに知っていてほしかった。
わたしがこんなに、きみのことを思ってるって。
ただそれだけのために、ここまでしちゃった。
(泣き声が混じりながら、でも笑おうとして)
引くよね。
絶対引いてるよね、今。
当たり前だよ、こんなの。
でも……
でも、止められなかったんだよ。
(涙声になって)
きみが笑ってるのを遠くから見てて、
きみが誰かと話してるのを見てて、
どんどんどんどん、胸が苦しくなってきて……
きみのそばにいたくて、
きみに見ていてほしくて、
気づいたら、こんなことしてた。
(声が震えて)
おかしいよね。
ヘンだよね。
でも、好きなんだよ。
本当に、本当に、きみのことが好きで。
(長い沈黙)
…………
(泣いた後、少し落ち着いて)
……ごめん。
みっともないとこ見せた。
(深く息を吸って、少し落ち着いた声で)
ねえ、聞いてた?
(少し笑って)
全部聞こえてたよね。
うん、全部言えてよかった。
(少し間)
……
(静かに、穏やかに)
決めてたんだよ、今夜。
ちゃんと全部話したら、
きみのこと、解放しようって。
……やっぱり、好きだから。
きみが嫌がることを、ずっと続けられないから。
(少し寂しそうに)
でも……少しだけ、続けてもいい?
もう少しだけ。
(また笑って)
さっきからそれしか言ってないね、「少しだけ」ばっかり。
でもほんとに、少しだけ。
あと、今夜だけ。
(そっと寄り添うように、声が近くなって)
きみの温度、感じてる。
(静かに、甘く)
あったかいね。
きみって、昔からあったかいよね。
手も、声も、なんか全体的に。
(少し笑って)
それが好きだったんだよな、ずっと。
(ゆっくりと)
きみのそばにいると、
何もかもが大丈夫な気がして。
きみがいなくなるのが、
こんなに怖くて、こんなに苦しくて。
だから、ね。
(少し間)
……
(静かに、真剣に)
わたしのこと、嫌いにならないでほしいな。
ヘンな子だとは、もう思ってていい。
おかしいとも、思っていい。
でも嫌いには、ならないで。
(少し震えながら)
それだけが、怖い。
---
■ クロージング(目安:4分)
【SE】雨音が少し大きくなる しとしと
(しばらくの沈黙の後、静かに)
……雨、強くなってきたね。
(ふっと力が抜けたように)
ねえ、もう遅いし、今夜はここにいてよ。
無理やりじゃなくて……
お願いとして。
(優しく、小さく)
私の「お願い」、聞いてくれる?
(耳元に顔を近づけるように、囁く)
ありがとう。
(深く息を吐いて、安心したように)
……やっぱり、きみは優しいね。
こんなわたしにも、ちゃんとしてくれる。
(少し泣き笑いで)
やっぱり、好きだよ。
ほんとに、好きだよ。
(そっと、丁寧に)
目、閉じて?
ゆっくりでいいから。
(少し間)
……
(やわらかく、歌うように)
雨の音、聴いてて。
静かに聴いてて。
(囁くように、息を含んで)
きみのそばにいる。
ちゃんといる。
どこにも行かないから、
きみもどこにも行かないで。
(少し笑って、でも甘く)
ねえ、一個だけ、言っていい?
(右耳元に近づいて、息まじりに囁く)
好き。
ずっと好き。
(少し間)
……
(遠くなるように)
朝になったら、ちゃんと話そう。
全部、ちゃんと。
でも今は……
このまま、一緒にいよう。
(雨音の中、静かに)
おやすみ。
きみと一緒にいられて、よかった。
本当に、よかったよ。
……ね。
(長い沈黙)
…………
(最後に、ほとんど声にならないくらい囁いて)
愛してる。
【SE】雨音がゆっくりフェードアウト
---
(終)
【SE】部屋の鍵がかかる音 ガチャン、と重い金属音
(静かに、でもどこか嬉しそうに)
……よかった。
ちゃんと来てくれた。
(少し息を吐いて、ほっとするように)
あのね、鍵、かけちゃった。
ごめんね……って、思ってるよ?
一応。
(小さく笑って)
でも、ごめんって思いながら、やっぱりよかったって思ってる。
矛盾してるよね。わかってる。
(少し声のトーンが落ちて、真剣に)
ねえ、怖い顔しないで。
そんな顔されたら、悲しいよ。
……そう。わたしのことちゃんと呼んで。
幼馴染でしょ、ずっと。
(やわらかく、でも試すように)
小学生のときから、ずっとずっと一緒にいたじゃない。
あの頃からわたしはきみのことだけ見てた。
きみは気づいてなかったと思うけど。
(少し笑って)
ほら、そんなに焦らないで。
ドアの前に行っても無駄だよ。
鍵はわたしが持ってるし……
窓も、今日は開かないようにしてあるから。
【SE】窓のカーテンが揺れる音 さらさら
(さらっと言って、でも目が笑っていない雰囲気で)
準備してきたんだ、ちゃんと。
だって、きみが逃げようとするの、わかってたから。
(にっこりと、甘く)
でも安心して。
危ないことは何もしないよ。
ただ、ここにいてほしいだけ。
きみに、私のそばにいてほしいだけ。
それだけ。
……それだけなの。
(少し声が小さくなって)
ねえ、座って?
立ってると疲れるよ。
【SE】ベッドのスプリング音 ふわり
---
■ パート① 「監禁の理由」(目安:8分)
(ゆっくりと近づいてくる足音のイメージ。声が少し近くなる)
ちゃんと座ってくれた。
ありがとう。
(やわらかく、嬉しそうに)
ねえ、何か飲む?
お茶、用意してあるよ。
きみの好きな、ほうじ茶。
ちゃんと覚えてるでしょ
(少し自慢げに、でも可愛らしく)
砂糖なし、温度はぬるめ。
ミルクは入れない。
冬でも夏でも関係なく、ぬるいのが好きなんだよね、きみって。
……変なとこで一致してたよね、わたしたち。
(声が少し遠くなる。お茶を注ぐイメージ)
【SE】急須からお茶を注ぐ音 とくとく
(戻ってきて、静かに差し出すように)
はい、どうぞ。
毒とか入ってないから。
(小さく笑って)
……そんな顔しないで。
冗談だよ、冗談。
きみを傷つけたいわけじゃないの。
本当に。
(隣に座る気配。声がすぐそばに)
隣、座るね。
……ねえ、聞いていい?
私がどうしてこんなことしたか、知りたいでしょ。
(少し間を置いて)
……
怒ってる?
怒ってるよね。当然だよね。
でもね、聞いてほしいな。
全部話すから。
(深呼吸して、真剣に)
先月さ、きみが誰かと歩いてるの見たんだよね。
夜、駅の近くで。
女の子と。
(声が少し固くなって)
笑ってた。
きみが、すごく笑ってた。
わたしには、ああいう顔してくれたことなかったのに。
……なんか、ね。
胸の中がぐるぐるして、苦しくて、
気づいたら、泣きながら帰ってた。
(少し声が震えて)
ばかみたいでしょ。
わかってるよ。
でも止まらなかった。
(少し声のトーンが高くなって、早口気味に)
ねえ、あの子と付き合うの?
もうそういう話になってる?
どうして私には何も言ってくれないの?
(はっとして、声を落として)
……ごめん。
怒ってるんじゃない。
怒ってるんじゃなくて、ただ……
(ゆっくりと)
怖かったんだよ。
きみが、どんどん遠くに行っちゃうのが。
(少し泣きそうな声で、でも笑おうとして)
ずっとそばにいたじゃない、わたしたち。
幼稚園から、小学校、中学校、高校、大学も同じとこ選んで……
それって普通じゃないよ、ちゃんと考えたら。
わたし、ずっときみのそばがよかったんだよ。
(静かに、囁くように)
ずっと。
……だから、ここにいてほしかった。
もう少しだけ。
私の目の届くところに、いてほしかった。
(少し間)
……
(落ち着いて、柔らかく)
変だって思うよね。
好きなら普通に告白しろって思うよね。
(苦笑いしながら)
何度、しようと思ったか。
何回、きみの前で言葉を用意したか。
でも、ね。
もし「ごめん」って言われたら、
きみと終わりたくなかった。
友達として、幼馴染として、それすら終わっちゃう気がして……
(少し声が揺れる)
臆病なんだよ
ヘンだよね、監禁するくせに臆病とか。
(小さく笑う)
---
■ パート② 「甘やかな時間」(目安:10分)
(気持ちを切り替えるように、明るく柔らかく)
ねえ、せっかくだから……
一緒にいようよ、今夜。
こんな風にそばにいるの、久しぶりでしょ。
【SE】クッションを整える音 ふわふわ
(甘く、誘うように)
昔みたいに、同じ布団で映画見て、
気づいたら朝になってた、あの感じ。
あの頃に戻りたくて。
(少し声が柔らかくなって)
ねえ、覚えてる?
中学3年のとき、きみんちで徹夜したこと。
怖い映画観たい。って私が言い出したくせに、結局一番怖がってたのわたしで。
(くすくす笑って)
きみが「大丈夫だよ」ってわたしの手、握ってくれたんだよね。
あの手、大きくて、あったかくて。
……ずっと忘れられなかったんだ。
(少し照れながら、早口になって)
あ、でも別に、手を握ってくれるだけでよかったわけじゃないんだけど。
そういうことじゃなくて、その……
ただ、きみがそばにいてくれることが、すごく嬉しかったって話で……
(はっとして、声を落とす)
……また早口になっちゃった。
きみといると、なんか焦っちゃうんだよね、昔から。
(静かに、甘く)
ねえ、横になって?
ちゃんと広くなってるから、ベッド。
(少し笑って)
きみが来ること想定して、シーツも新しいの買ったんだ。
なんかこだわりそうだと思って、柔らかいやつ。
【SE】シーツのすれる音 さらさら
(囁くように)
ほら、ね。
気持ちいいでしょ。
(少し満足そうに)
良かった。
きみに気持ちよくしてほしくて。
……変な意味じゃなくて。
ただ、くつろいでほしくて。
(少しずつ近づいてきて、耳元で囁くように)
ねえ、目、閉じて?
(やわらかく)
ちょっとだけ、おとなしくしてて。
そばにいるから。
(ゆっくりと、歌うように語りかける)
昔さ、きみが風邪ひいたとき、
お母さんいなくて、私が一人でお粥作って持ってったじゃない。
あのときもこうして、ずっとそばにいたよ。
(やわらかく笑って)
あの頃は、「ただの幼馴染」って自分に言い聞かせてたけど。
なんでそんなに一生懸命そばにいたんだろうって、
今なら、わかるよ。
(静かに、息を吐いて)
好きだったんだよ、ずっと。
もう、ずっと前から。
(甘く、少し泣きそうな声で)
ねえ、私のこと
ちょっとでも、見てたことあった?
(少し間)
……
(苦笑いしながら)
答えなくていいか。
答えてもらうのが怖いから、自分で止めちゃった。
(少しの沈黙)
…………
(優しく、触れるように)
頭、なでていい?
(少しためらって)
ちょっとだけ。
嫌だったら言って。
【SE】静かな室内の空気音 しん
(やわらかく、丁寧になでるように)
ふふ……
やっぱり、こういうの好きだな。
きみが静かにしてるとき、
なんか全部が落ち着く気がして。
(少し声が小さくなって)
外にいると、ずっとそわそわしてるの、わたし。
きみが誰かのそばにいたら、って、
きみが誰かのことを好きになったら、って、
ずっとずっと、考えてた。
(震えるような、でも穏やかな声で)
ここにいてくれるとさ、
それが全部、止まるんだよね。
安心するの。
きみがそばにいると、安心できるの。
(少し顔を上げるように、真っ直ぐに)
ねえ。
怒ってるのはわかってる。
怖いと思ってるのも、わかってる。
でも……信じてほしいんだよ。
私の気持ち、ちゃんと本物だって。
(少し声が固くなって、でも崩れない)
あの子と付き合うの?
本当に?
……いいよ、言っていいよ。
ちゃんと聞くから。
(少し間)
……
(目を閉じるように、小さく)
……そっか。
(沈黙)
…………
(深く息を吸って、ゆっくりと吐いて)
うん、わかった。
ちゃんと聞けた。
(でも、その後で静かに、揺れる声で)
じゃあさ、もう少しだけ。
今夜だけ、ここにいて。
朝になったら、ちゃんと……
ちゃんと、考える。鍵のこと。
(小さく笑って、泣き笑いで)
一晩だけ。
わがまま、聞いてくれない?
---
■ パート③ 「本音と決壊」(目安:8分)
【SE】遠くで雨の音 しとしと
(夜が深まった雰囲気で、静かに)
雨、降ってきたね。
(窓の外を見るように)
こういう夜、きらいじゃないんだよね。
静かで、外の音が遠くなって、
二人だけの世界みたいで。
(少し恥ずかしそうに)
……「二人だけの世界」とか、
我ながらすごいこと言ってるな、って思うよ。
監禁してる側が言う言葉じゃないよね。
(くすくすと笑って、でもすぐ真剣になって)
ねえ、一個だけ聞かせて。
きみが、誰かを好きになるとき、
どんな気持ちなの?
(少し首を傾けるように)
私にはわからないんだよ、きみ以外を好きになるっていう感覚が。
ほんとに、物心ついたときからずっと、きみだけだったから。
(少し驚いたように)
笑わないで、ほんとのことだから。
(声がだんだん近くなって)
ねえ、私のこと……
少しでも、好きって思ったことある?
(すぐに続けて、少し怖がるように)
いや、やっぱり聞かなくていい。
さっきも止めたのに、また聞こうとしてる。
(苦笑い)
ほんとばかだよね、わたし。
答えが怖いのに、聞きたくなっちゃう。
(少し間)
……
(静かに、決心したように)
でもね、きみにちゃんと言いたいことがあって。
(正面を向いて、まっすぐに)
きみのことが好きで、
きみを手放したくなくて、
こんなことしちゃった。
それは、わかってる。
でも、きみを壊したいわけじゃないの。
きみを縛り続けたいわけでもなくて。
(少し声が割れそうになって)
ただ……
きみに知っていてほしかった。
わたしがこんなに、きみのことを思ってるって。
ただそれだけのために、ここまでしちゃった。
(泣き声が混じりながら、でも笑おうとして)
引くよね。
絶対引いてるよね、今。
当たり前だよ、こんなの。
でも……
でも、止められなかったんだよ。
(涙声になって)
きみが笑ってるのを遠くから見てて、
きみが誰かと話してるのを見てて、
どんどんどんどん、胸が苦しくなってきて……
きみのそばにいたくて、
きみに見ていてほしくて、
気づいたら、こんなことしてた。
(声が震えて)
おかしいよね。
ヘンだよね。
でも、好きなんだよ。
本当に、本当に、きみのことが好きで。
(長い沈黙)
…………
(泣いた後、少し落ち着いて)
……ごめん。
みっともないとこ見せた。
(深く息を吸って、少し落ち着いた声で)
ねえ、聞いてた?
(少し笑って)
全部聞こえてたよね。
うん、全部言えてよかった。
(少し間)
……
(静かに、穏やかに)
決めてたんだよ、今夜。
ちゃんと全部話したら、
きみのこと、解放しようって。
……やっぱり、好きだから。
きみが嫌がることを、ずっと続けられないから。
(少し寂しそうに)
でも……少しだけ、続けてもいい?
もう少しだけ。
(また笑って)
さっきからそれしか言ってないね、「少しだけ」ばっかり。
でもほんとに、少しだけ。
あと、今夜だけ。
(そっと寄り添うように、声が近くなって)
きみの温度、感じてる。
(静かに、甘く)
あったかいね。
きみって、昔からあったかいよね。
手も、声も、なんか全体的に。
(少し笑って)
それが好きだったんだよな、ずっと。
(ゆっくりと)
きみのそばにいると、
何もかもが大丈夫な気がして。
きみがいなくなるのが、
こんなに怖くて、こんなに苦しくて。
だから、ね。
(少し間)
……
(静かに、真剣に)
わたしのこと、嫌いにならないでほしいな。
ヘンな子だとは、もう思ってていい。
おかしいとも、思っていい。
でも嫌いには、ならないで。
(少し震えながら)
それだけが、怖い。
---
■ クロージング(目安:4分)
【SE】雨音が少し大きくなる しとしと
(しばらくの沈黙の後、静かに)
……雨、強くなってきたね。
(ふっと力が抜けたように)
ねえ、もう遅いし、今夜はここにいてよ。
無理やりじゃなくて……
お願いとして。
(優しく、小さく)
私の「お願い」、聞いてくれる?
(耳元に顔を近づけるように、囁く)
ありがとう。
(深く息を吐いて、安心したように)
……やっぱり、きみは優しいね。
こんなわたしにも、ちゃんとしてくれる。
(少し泣き笑いで)
やっぱり、好きだよ。
ほんとに、好きだよ。
(そっと、丁寧に)
目、閉じて?
ゆっくりでいいから。
(少し間)
……
(やわらかく、歌うように)
雨の音、聴いてて。
静かに聴いてて。
(囁くように、息を含んで)
きみのそばにいる。
ちゃんといる。
どこにも行かないから、
きみもどこにも行かないで。
(少し笑って、でも甘く)
ねえ、一個だけ、言っていい?
(右耳元に近づいて、息まじりに囁く)
好き。
ずっと好き。
(少し間)
……
(遠くなるように)
朝になったら、ちゃんと話そう。
全部、ちゃんと。
でも今は……
このまま、一緒にいよう。
(雨音の中、静かに)
おやすみ。
きみと一緒にいられて、よかった。
本当に、よかったよ。
……ね。
(長い沈黙)
…………
(最後に、ほとんど声にならないくらい囁いて)
愛してる。
【SE】雨音がゆっくりフェードアウト
---
(終)
クレジット
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
使用時は作者名+作品リンクのクレジット表記をお願いします。
使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
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全ての台本に関しまして、有償利用が可能です
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ねむりはり の投稿台本(最大10件)