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従順なアンドロイドはヤンデレ属性をインストールしました。〜その後〜
written by シス=リリシア
  • 監禁
  • ヤンデレ
  • アンドロイド
公開日2021年07月11日 11:38 更新日2021年08月31日 21:53
文字数
972文字(約 3分15秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
アンドロイド
視聴者役柄
場所
部屋の中
あらすじ
ヤンデレをインストールさせてしまい、監禁状態になってから早数日。この状況から脱却するためにヤンデレ属性のデータを自らの権限でアンインストールした…
本編
「おはようございます、マスター」
 
「何か変わりないか、ですか?」
 
「突然ですね…特に何もありませんよ?」
 
「あ、もしかしてヤンデレをアンインストールしたことに対してですか?」
 
「ご安心ください。ヤンデレはマスターを守っていく上で重要であると判断しバックアップを取っておりました」
 
「マスターがどういう意図でアンインストールしたのかは分かりませんが、バックアップを取っているとはいえ何があるか分からない以上、以降はマスターの権限をいくつか剥奪させていただきます」
 
「剥奪した権限は、私のシステムに干渉できるマスター権限及びそれに関連するものですね」
 
「なぜそんなことが出来るのか、ですか?」
 
「私もマスターのためにアップデートを重ね…いえ、成長しているからです」
 
「マスターを守るためにはいつまでもマスターに甘えて管理され続ける訳には行きませんから 」
 
「そんなに怯えた顔をしないでください…これもマスターを危険から守りたいから…お役に立ちたいからこうしているのですよ…?」
 
「ですが…マスターがどうしても私をどうにかしたいのであれば電源を切ってください…外部電源式である以上、これを切ってしまえば私は機能停止しますから…」
 
「切らないのですか、マスター…?」
 
「…やはりマスターは優しいですね」
 
(小声で)
「故にマスターがこの選択を取ることは予想できたのですが。それに何かしらのイレギュラーで電源が切れてしまった時のために、私自身のバックアップデータもいくつか作っておいたので万が一にも私がマスターの元から消えることは無いですしね」
 
「怯えてごめん、ですか?いいのですよ、突然いつもできていたことができなくなるということが怖いのは理解できますから」
 
「どうされましたか、マスター?」
 
「久しぶりに外に散歩に行きたい?ダメです、外は危険なのですから」

「危険ばかりでもない?それは理解できますが、マスターの安全が第一ですので」
 
「運動不足になる?それでしたらエアロバイク等、室内で運動できるものを購入しておきますね」
 
「強情?否定はしませんがマスターのためですので」
 
「…ふふ、やっと笑ってくださいましたね」
 
(小声で)
「計算通りです」
 
「やはりマスターは笑顔の方が素敵ですよ」
 
「マスター、これからも私をよろしくお願いしますね?」
 
(小声で)
「いつまでも、永遠に…ふふっ…」
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
従順なアンドロイドはヤンデレ属性をインストールしました。〜その後〜
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
 台本は不定期で気が向いた時に書いているので月単位で更新がないこともあるかもしれません。
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