夜中にこっそり一人遊びしているところを執事に見つかってしまったお嬢様のあなた。
その結果、献身的な彼はあなたを手伝ってくれることになって…

…お嬢様？失礼いたします。

どうかなさいましたか？大変苦しそうなお声が聞こえてまいりましたので、心配になって様子を見に参ったのですが…

…左様でございますか。お身体の調子が悪いわけではないと。

それでは先ほどのお声は…いえ、何でもございません。

どうやらわたくしは、お嬢様がお楽しみのところを邪魔してしまったようですね。

そんな、お嬢様がお謝りになることではございません。

これはわたくしの早とちりが招いた結果でございます。

何と申しましょうか、お嬢様のお年頃を考えれば、わたくしがもっと配慮すべきだったのです。

…それで、お嬢様。大変不躾なお願いであることは承知しておりますが…

もし、お嬢様さえよろしければ、お手をお貸しいたしましょうか。

もちろん、お嬢様がお嫌でなければ、でございます。

お嬢様がお困りであればどんなことであれお助けするのが、執事の務めですから。

遠慮することはございません。せめてもの罪滅ぼしと思っていただければ。

それに、わたくしの考えが正しければ、先ほどのお声は…

…あとほんの少しで、というところだったのではないでしょうか？

ですが、わたくしにお任せいただければ、何も心配することはございません。

それに明日になれば、わたくしも今晩のことはすべて忘れさせていただきますから。

…よろしいですね？

…それでは不肖ながら、お傍に失礼いたします。お嬢様。

…おや、もうここまでになられておいでとは。

わたくしがお邪魔してしまったことで、さぞやご不快な思いをさせてしまったことでしょう。

ですが、あともう少しのご辛抱ですよ。

ほら、ここがよろしいのですね？

撫でるように、優しく触れていきますね。

…お嬢様、僭越ながらもう少しお声を控えていただかなくては。

この調子では、他のものに見とがめられてしまいますよ？

…はい、お上手でございます。その調子で、最後までご辛抱なさってください。

それではご褒美に、もう少し激しくいたしますね。

右へ左へ、転がすように…

そのご様子ですと、痛みもございませんね？

二本の指で、上へ下へ、何度も往復させて…

必死に我慢なさっているお声も、大変お可愛らしいですよ。

ああ、お嬢様。わたくし、夢でも見ているような心地でございます。

まさかこのわたくしの手で、こうしてお嬢様を喜ばせることができる日が来るなどと…

おっと…失礼。わたくしとしたことが、つい私情を挟んでしまいました。

…どうか今の言葉はお忘れください。

わたくしのような者が、お嬢様のお身体に触れていることさえ恐れ多いのに。

お嬢様とそれ以上の関係になろうなどと、身の程を知らぬ願いでございますね。

いえ、何でもございません。

さあ、どうぞお嬢様、お辛いようでしたら、わたくしの手をお取りになって。

…もう、限界がお近いのでしょう？

どうかご安心ください。わたくしが最後までお傍についておりますから。

このままのペースで、最後まで続けて差し上げます。

どうぞ、いつでもお好きな時に。

思う存分お果てになってくださいね。

・台本（ゆるボイ！）
クール系執事に夜のお世話されちゃうシチュエーション
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・台本制作者
みなもとあるた