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貴族が奴隷のあなたを甘やかしたいそうです
written by ソライヌ
  • 監禁
  • 甘々
  • 純愛
  • 女王様
  • 百合
  • 年上
  • 看病
  • 癒し
公開日2021年08月13日 15:31 更新日2021年08月13日 15:31
文字数
1237文字(約 4分8秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
貴族
視聴者役柄
奴隷
場所
牢屋→貴族の屋敷
あらすじ
薄暗い牢獄に囚われていたあなたは、ある日貴族に買われることになった。
怯えるあなたを前に貴族が優しく抱きしめて…
「ここに来たからには、もう二度と辛い思いなんてさせないわ。」
本編
(牢屋の前を歩く音)

…ん?すみません、この檻には誰もいないのですか?
だって、ここの牢屋だけあまりも静か過ぎたので。
なるほど、処分間近の奴隷がいると…弱っているので労働にもストレス発散にも向かないし、おまけに口もきけなくて反応も少ないのであまりおススメしない…ふーん、そう。
ねえ、その奴隷見せていただくことは可能かしら。

(牢屋が開く音)

(鎖がこすれる音)

この子、本当に生きているの?ほとんど骨と皮だけじゃない。
それに痣に火傷に…これは自然についたものじゃなさそうね。
あなたたちがやったのかしら(小声で)
奴隷とはいえど、故意に傷をつけるのは法に触れるのではなくて?
そもそも奴隷市場ですら、法の抜け目を搔い潜った狂った商売ですけど。
まぁいいわ。その子、ちょうだい。
… 何?その顔は。私がどの子を買おうかなんて勝手でしょ。
で?いくらかしら?…処分間近だったとはいえ、ヒトの命がこんな値段で買えてしまうものなのね。
はい、これで。お釣りはいらないわ。その代わり早くその子をだしてちょうだい。

(鎖がこすれる音)

そうそう、それからそのみすぼらしい鎖と枷も外しておいて。
逃げる心配?ふぅん、私がこの子を見逃がすほど不用心な姿に見えると、そう言いたいの?
…なんてね、冗談よ。さ、これで用は済んだから。さようなら。二度と会いたくないわ。(小声で)

(外に出て歩き出す)

ねぇあなた、言葉はわかる?…そう、じゃあ私の手を握って。…いい子ね。向こうに迎えが来てるから、そこまで歩いてくれると嬉しいわ。


(場面転換:お屋敷)

(ドアが閉まる音)

フフ、フフフフフ…!これで、ようやく…!

(抱きしめる音)

もう、大丈夫よ。今までよく頑張ったわね。ここに来たからには、もう二度と辛い思いなんてさせないわ。
…「私の言ってること信じられない」て顔してるわね。
そうよね、あなたからすれば私はお金であなたを買ったんだもの。奴隷と主人…その関係を否定することは出来ないわ。
でもね、私はあなたにそんな危害を加えるつもりなんて全くない。むしろ可愛がって可愛がって甘やかして丸ごと愛してあげるだけよ。
…それでもやっぱり、怖い?あの人達はあなたを反応の少ない子って言ってたけど…震えが止まってないわよ。それにほら、涙まで。
それじゃあ、あなたが落ち着くまで抱きしめてあげる。

(再び頭をなでながら抱きしめてあげる)

よしよし…大丈夫、大丈夫よ。もうあなたをいじめたりしないわ。だれもあなたを殴ったりしないし、厳しい罰だって与えない。
お風呂も毎日私が入れてあげるわ。ご飯だって毎日食べさせてあげる。
必要ならお勉強だって教えてあげるし、それにあなたが欲しいもの全部買ってあげるから…
ゆっくり…ゆっくりで大丈夫よ。少しずつでいいから。今までの生活からバイバイしましょうね…
どう?落ち着いたかな?
うふふ、さっきより大分目に力が入っているわね。よかった。
もう少し落ち着いたら、お風呂入ってご飯も食べましょう。
眠くなったらベットで寝かせてあげるから。
それまでは、もう少しこのままでいましょうね…
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
貴族が奴隷のあなたを甘やかしたいそうです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ソライヌ
ライター情報
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