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- 片思い
公開日2021年08月14日 00:22
更新日2021年09月18日 15:37
文字数
2332文字(約 7分47秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
好きな娘に素直になれない男子高校生
視聴者役柄
上記の男子高校生のヒロイン役の同級生
場所
花火大会会場
あらすじ
「これからは言葉や態度で、お前が好きってこと、たくさん伝えるから。お前のこと、もう泣かせたりしないから。」
好きな娘の前では冷たい態度を取ってしまう彼。
彼女の浴衣姿にも素っ気なく…。
照れや恥ずかしさからすれ違ってしまう二人。
彼の想いは届くのかー。
好きな娘の前では冷たい態度を取ってしまう彼。
彼女の浴衣姿にも素っ気なく…。
照れや恥ずかしさからすれ違ってしまう二人。
彼の想いは届くのかー。
本編
( )ト書き 《 》相手のセリフ
※効果音・BGMはご自由にお入れください
(花火大会)
(主人公、男友達と合流する)
あっ、おい!こっちこっち!…ったく、お前ら何やってたんだよ!早く女子達と合流しないと、花火始まっちまうだろ?はっ?それ、何持って…。焼きそば!?何一人抜けがけしてんだよ!てかお前も一緒にいてたんなら止めろ!はぁ…。後で怒られても知らないからな。
男友達《まぁ固いこと言うなって!それより、楽しみだよな〜。》
…って、全然聞いてないし。…は?楽しみ?何が?
男友達《女子達の浴衣姿だよ。皆着てくるって言ってただろ?》
浴衣?べ、別に俺は興味ないし…。
男友達《またまた〜。ほんとはあいつの浴衣姿、楽しみなくせに…。》
はっ?違うし!俺はあいつのこと好きじゃないし、浴衣姿とか…。
女子A《あ〜っ、こんなところにいた!探したんだからね!》
…って、わっ、びっくりした!…あ、ごめん!遅くなって…いや、俺はちゃんと時間通りに着いたんだけど、こいつらが全然来なくてさ…。
あっ…皆浴衣着てるじゃん!
女子A《じゃ〜ん!どう?自分で着付けたんだ!》
えっ?自分で着付けたの?すごいじゃん!朝顔柄、うん、涼し気で似合ってる!
女子B《見て見て!今年新しいの買ったんだ!》
あれ?その真っ赤な花ってなんだっけ?…あっ、椿?
へぇ、そういう柄もあるんだ。大人っぽいね。
ヒロイン《私は…どうかな?》
(そっけなく)
あっ、お前も浴衣なんだ。えっと…。う、うん。いいんじゃない?
ヒロイン《…それだけ?この柄どう?牡丹の花なの》
えっ?他?ん〜…ピンク。あとは…花柄…牡丹?知らない。
(スマホの時計を見ながら)
あっ、やば、もうすぐ花火始まる。ほら、全員そろったし、花火会場行こうぜ!お〜い、皆行くぞ!
(花火が見える広場に到着)
ふぅ…。ここならなんとか見えるかな。おい!全員いるか?って、あれ?…あいつは?
女子A《それが、体調悪いから帰るって…。付き添うって言ったんだけど「皆で花火楽しんで」って…。》
えっ?体調悪くて帰った?さっきはそんな風に見えなかったけど…。
男友達《てか、さっきのあれ…。あいつの浴衣だけリアクションなさすぎじゃない?》
はっ?あいつの浴衣?ちゃんと言ったよ。てか、「かわいい」とか言うの、恥ずかしいだろ…。
男友達《あ〜見ててイライラする!あいつだけ素っ気なくて、あからさま過ぎるだろ!お前が先頭で走っている間、あいつ泣いてたんだぞ!好きなんだったら、素直に「かわいい」とか言ってやれよ。》
えっ…マジで?…あいつ、泣いてたのか?どうしよ、泣かすつもりなんかなかったのに…。
男友達《まだそんなに遠くに行ってないだろうし…早くあいつのところに行って来い!》
あ…ああ、うん、そうだよな。あいつに…謝らないと。
(全員に声をかけるように)
悪い!俺、ちょっとあいつのとこ行ってくる。皆はここで花火見てて!
はぁ、はぁ、はぁ…。あいつ…どこにいるんだよ?
(通行人とぶつかりそうになる)
あっ、すみません。
はぁ…。この人混みの中逆走するのキツイな。あいつ、大丈夫かよ…。え〜っと、ピンクの浴衣、ピンクの浴衣…。
あっ…あそこか!
(ヒロイン、通行人とぶつかってよろける)
って、あぶなっ…!
(主人公、間一髪でヒロインを支える)
おいっ、大丈夫か?
ヒロイン《あ、ありがと…。》
危なかった…。もうちょっとで転ぶところだったぞ。とりあえず人多いから…。こっちの脇道に入ろう。
(二人、脇道に入る)
ここなら大丈夫か。あのさ…。体調悪いって聞いたんだけど、その…大丈夫か?
ヒロイン《うん…体調っていうか…ね。》
えっ、体調が悪いから帰ろうとしてたんだろ?
ヒロイン《だって、あなた…私のこと嫌いなんでしょ?最初は機嫌が悪いのかな?って気にしないようにしていたけど…。いつも冷たいし…。さっき私の浴衣もあんまり反応してくれなかったから…。なんか、居づらくなって…。ねぇ、私何かした?》
居づらくなった?俺が冷たいから?あっ、いや、別に、お前が何かしたから嫌いになったとか、そんなんじゃなくて…。
ヒロイン《…じゃあ、どうしていつも冷たいの?わかんないよ。》
(ヒロイン、泣き出す)
あっ、ごめん、泣かないで…。違うんだ。俺は…。
(遠くの方で花火の音がする)
ヒロイン《…花火、始まってるよ。皆と楽しんできたら?》
(意を決したように)
花火?…ああ、いいよ、俺は行かない。…お前がいないと意味ないから。
ヒロイン《えっ?》
今までずっと冷たくあたってごめん!ほんとは…ずっとお前のことが好きだった!でも好きな気持ちをお前や周りにバレるのが恥ずかしくて、ついあんな態度…。ほんとは、今日の浴衣だって…お前が一番、かわいかった。普段の服とか、モノトーン系が多いのにさ…ピンクの浴衣とか…ギャップありすぎて…。すごくドキドキした。…って、今更だよな。散々お前のこと傷つけといて、こんなこと…。ほんと最低だよな。ごめん。俺が原因で帰ろうとしてたんだったらさ、お前が皆の所に行って花火楽しんできて。俺が帰るから。
ヒロイン《…ううん。行かない。あなたがいないと意味ないもん。》
えっ、行かないって…なんで?
ヒロイン《私もずっと…好きだったから。》
えっ?好き…?え…えっ?俺のこと…?な、なんで…俺、ずっとイヤな思いさせてたのに…?
こんな…素直になれずに、優しい言葉一つかけなかった俺のこと…。想ってくれてたの?
(主人公、ヒロインを抱きしめる)
ほんとに…ほんとにごめんな。これからは言葉や態度で、お前が好きってこと、たくさん伝えるから。お前のこと、もう泣かせたりしないから。好き…大好き。
(ドーン!と一際大きな花火の音がする)
…うわっ、びっくりした。…ふっ、お前もビクッてした。大丈夫?これだけ大きな音ってことは、そろそろ花火も終わりかな。あっ、少しだけ見えた。ほらっ、あそこ…屋根にかぶってるけど、上半分だけ…。
見えた?よかった。
ちょっとだけど、一緒に見れてよかった。
来年の花火はもっと近くで見ような。その時はまた…お前の浴衣姿見せてほしいな。今度は冷たくなんかしないから。…きっと好きが止まらなくなって、ずっと「かわいい」って言い続けていそうだけど。
(二人、笑い合う)
〜おわり〜
※効果音・BGMはご自由にお入れください
(花火大会)
(主人公、男友達と合流する)
あっ、おい!こっちこっち!…ったく、お前ら何やってたんだよ!早く女子達と合流しないと、花火始まっちまうだろ?はっ?それ、何持って…。焼きそば!?何一人抜けがけしてんだよ!てかお前も一緒にいてたんなら止めろ!はぁ…。後で怒られても知らないからな。
男友達《まぁ固いこと言うなって!それより、楽しみだよな〜。》
…って、全然聞いてないし。…は?楽しみ?何が?
男友達《女子達の浴衣姿だよ。皆着てくるって言ってただろ?》
浴衣?べ、別に俺は興味ないし…。
男友達《またまた〜。ほんとはあいつの浴衣姿、楽しみなくせに…。》
はっ?違うし!俺はあいつのこと好きじゃないし、浴衣姿とか…。
女子A《あ〜っ、こんなところにいた!探したんだからね!》
…って、わっ、びっくりした!…あ、ごめん!遅くなって…いや、俺はちゃんと時間通りに着いたんだけど、こいつらが全然来なくてさ…。
あっ…皆浴衣着てるじゃん!
女子A《じゃ〜ん!どう?自分で着付けたんだ!》
えっ?自分で着付けたの?すごいじゃん!朝顔柄、うん、涼し気で似合ってる!
女子B《見て見て!今年新しいの買ったんだ!》
あれ?その真っ赤な花ってなんだっけ?…あっ、椿?
へぇ、そういう柄もあるんだ。大人っぽいね。
ヒロイン《私は…どうかな?》
(そっけなく)
あっ、お前も浴衣なんだ。えっと…。う、うん。いいんじゃない?
ヒロイン《…それだけ?この柄どう?牡丹の花なの》
えっ?他?ん〜…ピンク。あとは…花柄…牡丹?知らない。
(スマホの時計を見ながら)
あっ、やば、もうすぐ花火始まる。ほら、全員そろったし、花火会場行こうぜ!お〜い、皆行くぞ!
(花火が見える広場に到着)
ふぅ…。ここならなんとか見えるかな。おい!全員いるか?って、あれ?…あいつは?
女子A《それが、体調悪いから帰るって…。付き添うって言ったんだけど「皆で花火楽しんで」って…。》
えっ?体調悪くて帰った?さっきはそんな風に見えなかったけど…。
男友達《てか、さっきのあれ…。あいつの浴衣だけリアクションなさすぎじゃない?》
はっ?あいつの浴衣?ちゃんと言ったよ。てか、「かわいい」とか言うの、恥ずかしいだろ…。
男友達《あ〜見ててイライラする!あいつだけ素っ気なくて、あからさま過ぎるだろ!お前が先頭で走っている間、あいつ泣いてたんだぞ!好きなんだったら、素直に「かわいい」とか言ってやれよ。》
えっ…マジで?…あいつ、泣いてたのか?どうしよ、泣かすつもりなんかなかったのに…。
男友達《まだそんなに遠くに行ってないだろうし…早くあいつのところに行って来い!》
あ…ああ、うん、そうだよな。あいつに…謝らないと。
(全員に声をかけるように)
悪い!俺、ちょっとあいつのとこ行ってくる。皆はここで花火見てて!
はぁ、はぁ、はぁ…。あいつ…どこにいるんだよ?
(通行人とぶつかりそうになる)
あっ、すみません。
はぁ…。この人混みの中逆走するのキツイな。あいつ、大丈夫かよ…。え〜っと、ピンクの浴衣、ピンクの浴衣…。
あっ…あそこか!
(ヒロイン、通行人とぶつかってよろける)
って、あぶなっ…!
(主人公、間一髪でヒロインを支える)
おいっ、大丈夫か?
ヒロイン《あ、ありがと…。》
危なかった…。もうちょっとで転ぶところだったぞ。とりあえず人多いから…。こっちの脇道に入ろう。
(二人、脇道に入る)
ここなら大丈夫か。あのさ…。体調悪いって聞いたんだけど、その…大丈夫か?
ヒロイン《うん…体調っていうか…ね。》
えっ、体調が悪いから帰ろうとしてたんだろ?
ヒロイン《だって、あなた…私のこと嫌いなんでしょ?最初は機嫌が悪いのかな?って気にしないようにしていたけど…。いつも冷たいし…。さっき私の浴衣もあんまり反応してくれなかったから…。なんか、居づらくなって…。ねぇ、私何かした?》
居づらくなった?俺が冷たいから?あっ、いや、別に、お前が何かしたから嫌いになったとか、そんなんじゃなくて…。
ヒロイン《…じゃあ、どうしていつも冷たいの?わかんないよ。》
(ヒロイン、泣き出す)
あっ、ごめん、泣かないで…。違うんだ。俺は…。
(遠くの方で花火の音がする)
ヒロイン《…花火、始まってるよ。皆と楽しんできたら?》
(意を決したように)
花火?…ああ、いいよ、俺は行かない。…お前がいないと意味ないから。
ヒロイン《えっ?》
今までずっと冷たくあたってごめん!ほんとは…ずっとお前のことが好きだった!でも好きな気持ちをお前や周りにバレるのが恥ずかしくて、ついあんな態度…。ほんとは、今日の浴衣だって…お前が一番、かわいかった。普段の服とか、モノトーン系が多いのにさ…ピンクの浴衣とか…ギャップありすぎて…。すごくドキドキした。…って、今更だよな。散々お前のこと傷つけといて、こんなこと…。ほんと最低だよな。ごめん。俺が原因で帰ろうとしてたんだったらさ、お前が皆の所に行って花火楽しんできて。俺が帰るから。
ヒロイン《…ううん。行かない。あなたがいないと意味ないもん。》
えっ、行かないって…なんで?
ヒロイン《私もずっと…好きだったから。》
えっ?好き…?え…えっ?俺のこと…?な、なんで…俺、ずっとイヤな思いさせてたのに…?
こんな…素直になれずに、優しい言葉一つかけなかった俺のこと…。想ってくれてたの?
(主人公、ヒロインを抱きしめる)
ほんとに…ほんとにごめんな。これからは言葉や態度で、お前が好きってこと、たくさん伝えるから。お前のこと、もう泣かせたりしないから。好き…大好き。
(ドーン!と一際大きな花火の音がする)
…うわっ、びっくりした。…ふっ、お前もビクッてした。大丈夫?これだけ大きな音ってことは、そろそろ花火も終わりかな。あっ、少しだけ見えた。ほらっ、あそこ…屋根にかぶってるけど、上半分だけ…。
見えた?よかった。
ちょっとだけど、一緒に見れてよかった。
来年の花火はもっと近くで見ような。その時はまた…お前の浴衣姿見せてほしいな。今度は冷たくなんかしないから。…きっと好きが止まらなくなって、ずっと「かわいい」って言い続けていそうだけど。
(二人、笑い合う)
〜おわり〜
クレジット
ライター情報
初実(はつみ)とうかです。
閲覧・音声化等いつもありがとうございます。
主に女性向けシチュエーションボイスのフリー台本(甘々・ヤンデレ・ショタ等…)を書いています。(順次投稿予定)
ご使用時、タイトルはご自由に変更してください。
閲覧・音声化等いつもありがとうございます。
主に女性向けシチュエーションボイスのフリー台本(甘々・ヤンデレ・ショタ等…)を書いています。(順次投稿予定)
ご使用時、タイトルはご自由に変更してください。
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