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マイカレンダーVol.2 年下小悪魔彼氏編
written by 海無鈴河
  • 甘々
  • カップル
  • 恋人同士
  • 少年
  • 年下
公開日2021年08月22日 20:46 更新日2021年08月22日 20:46
文字数
1545文字(約 5分9秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
10代後半、小悪魔系男子
視聴者役柄
彼(演者)のお姉さん的存在
場所
室内、屋外…様々
あらすじ
――恋人と過ごす1年間。今日は君と何をしよう?

恋人と過ごす1年間をテーマにした、12カ月のセリフ集。
第二弾のテーマは「小悪魔な年下彼氏」。
大好きな「お姉さん」にどうにか大人扱いしてもらうべく奮闘します。

月毎に抜き出してサンプル利用にもお使いいただけます。

※自サイト掲載のものを一部改変
本編
■1月
あけましておめでとう、お姉さん。
今年も1年、楽しく過ごそうね……って、なにこれ。

この袋……まさか、お年玉?
もう、子ども扱いしなくていいよ。
僕、もう大学生なんだから。

……あ、そうだ。いいこと思いついた。

(近寄って)お年玉ならお金じゃなくて、お姉さんがほしいなぁ、なんて、ね。

■2月
うわぁ、すごい。
チョコケーキ、わざわざ作ってくれたんだ。

僕、お姉さんの作るお菓子、昔から大好きだったんだ。
ほら、お姉さんも座って。
せっかくだから一緒に食べようよ。

はい、あーん。
……ちょっと、恥ずかしがらないの。
これは、頑張ってくれたお姉さんへのご褒美なんだから。

■3月
ただいま! わざわざ迎えに来てくれたんだ。
うん。
無事、高校卒業したよ。これで春から大学生!

……えへへ。ありがとう。

え? 大学で浮気しないでよ……って。
それ、本気で言ってる?

お姉さん、覚悟してよね。
もう、僕、制服着た子供じゃないんだから。
子ども扱いしてると、噛みついちゃうよ?

■4月
うわ。すごい肩凝ってるね。
お仕事、大変なの?

……そっか。
僕も大学生活全然慣れなくて。
講義とか難しいし。

……ううん。大丈夫。大変だけど楽しいよ。
お姉さんも、疲れたら無理しないで僕に言って。
こうやって、また肩もんであげるから。

……いっそ、もっと別のこともしてあげようか?

■5月
うーん。空気が気持ちいい。
たまには山もいいね。
お姉さん、疲れてない? ベンチ座ろっか。

はいお水。

……ふっふっふ。
今年の僕は一味違うよ。

これくらいの気遣い、して当たり前。

……まだ頼りないかもしれないけど、僕だってお姉さんの彼氏なんだから。
少しくらい甘えていいんだよ?

■6月
わぁ、降ってきちゃったね。
しばらくやみそうにないし、ここで雨宿りしよっか。

って、うわぁ!
な、なにいきなり!
タオル!?

もー、自分で拭けるってば。
それよりも、お姉さんだってびしょ濡れなんだから……。

服だって……。
もう少し、意識してくれてもいいんだけどなぁ。

僕だって、そういう気になるんだよ。

■7月
短冊、なんて書いたの?
えー、隠すことないじゃん。見せてよー。

えいっ。

ふふっ、返さないよ。

なになに……「ずっと一緒にいられますように」って。

お姉さん……可愛すぎ。
あ、その真っ赤になった顔も可愛い。

え? 僕はなんて書いたか?

お姉さんと同じ。
ずっと、一緒にいようね。

■8月
……っ。

え、あっ、ごめんね。
ちょっとボーっとしてた。

とりあえず、このパーカー、水着の上から着て。

……違くて。

せっかくお姉さんが可愛い水着着てくれたのはうれしいんだけど。
その……ほかの人に見せたくないな。
だって、可愛いんだもん。

僕が可愛いお姉さんを独り占めしちゃだめ?

■9月
9月に入ったのに、まだまだ暑いね。
お姉さん、まだ夏バテしてるの?
あんまりごはん食べてないみたいだし……。

そうだ! 僕がごはん作ってあげる。

……遠慮しないで。僕、お姉さんが喜んでくれるのが一番うれしいし。

ん? 何かお礼してくれるの?

じゃあ……(リップ音)

これでいいよ。

■10月
トリックオアトリート! お姉さん、お菓子ちょうだい!

……あ。持ってないんだ。
ふーん。

じゃあ、イタズラしなきゃだね。 何しよっかなぁ。

……もしかして、イタズラされたくてわざと忘れちゃったとか?
お姉さんってば、もー。

(囁く)それじゃ、お望み通り、楽しいイタズラしてあげる。

■11月
手、貸して?
ほら、こうやって握っていたら、温かいでしょ。

最近寒くなってきたもんね。 お姉さんの手も冷たくなってる。

そんなに強く握って……僕の手、そんなに温かい?

カイロみたいって……。まあいいけどさ。
家に着くまで、こうしてようか。

■12月
メリークリスマス。
はい、これ、僕からのプレゼント。

高いものじゃないよ、心配しないで。
っていうか、そういうこと気にしないの。

開けてみて?

……そう。指輪。

これは結婚指輪じゃないけど……待ってて、お姉さん。
すぐに、本物渡してあげるからね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
マイカレンダーVol.2 年下小悪魔彼氏編
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
海無鈴河
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