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【声劇台本】聖なる夜と白い冬
written by 水柳仲秋
  • カップル
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  • 甘々
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  • ギャグ
  • 恋人同士
  • 少年
  • 少女
公開日2021年11月13日 03:53 更新日2021年11月13日 04:15
文字数
2274文字(約 7分35秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
2 人
演者役柄
雪白 聖 霜月 冬夜
視聴者役柄
二人の話をきいている壁もしくは通行人
場所
屋外
あらすじ
雪白 聖(ゆきしろ せい)

明るく活発で元気な女性
無邪気で元気な印象を与えるが時折、聖母ののうな包み込む優しさを見せる。
冬夜が好きで、自分のことを好きなのを知っている。
いつ告白してくれるか待ってたが…?

霜月 冬夜(しもつき とうや)

陰キャだが誰にでも優しくできる現代では珍しい男性
聖のとこが好きだが、明るく活発な彼女に自分はふさわしくないと思っているため告白できずにいる。
キラキラした雰囲気に自分が溶け込めないためクリスマスなどのイベントが嫌い
本編
聖 「もーいーくるねーるーとーお正月だねぇ~
でも! その前に! 今日は! クリスマスー! ケーキにプレゼントにごちそうだよ~! ねっ? 冬夜さん?」

冬夜 「いや、俺クリスマスきらいだし。 聖も知ってんじゃん… 絶対わざと言ってたでしょ」

聖 「そうですよ~? 冬夜がいつになってもクリスマスがきらいだから一緒に過ごせなくて意地悪してるんですよ~?」

冬夜 「なんでそんなに一緒がいいんだよ? クリスマスって普通は家族と過ごすだろ?」

聖 「はー! これだから陰キャは…… あのねぇ。 クリスマスって家族以外にも恋人とか恋人とか恋人とかと一緒に過ごしますよねぇ!わかりますか冬夜さん!?」

冬夜 「キレながら俺がクリスマス嫌いな理由をぶつけないでもらっていいですかねぇ!?」

聖 「冬夜が「クリスマスとかキラキラした雰囲気無理。クリスマス嫌い」とかいまだに言うからでしょー。 たまにはそのキラキラした雰囲気になれる努力をしなさいよ」

冬夜 「無理言うなよ… 俺みたいなのがあんな雰囲気のところに入ったら空気悪くなるだろ…
それに恋人なんてできるわけないし」

聖 「ちなみに冬夜は好きな人いるの? ってかいるでしょ?」

冬夜 「……っはぁ!? いいいいませんけど! …そういう聖はどうなんだよ」

聖 「…私はいるよ? ずっと片思いの人がね」

冬夜 「っ!?」

聖 「なにびっくりしてんのw うら若き乙女にゃ好きな人くらいいるよー
クリスマスだし付き合えないかなー」

冬夜 「へ、へー… 付き合えるといいな」

聖 「でもねー 相手が受け身すぎてどうなるかわからないんだよねー
今年もボッチかもなー
あーあ。 いい加減気づいてくれるといいけどなー」

冬夜 「ち、ちなみにその相手ってどんなやつ……?」

聖 「んーそうだなぁ。 陰キャでー」

冬夜 「陰キャか…」

聖 「クリスマスがきらいでー」

冬夜 「俺以外にそんなやついたんだな。 共感できそうだ」

聖 「……まだわからないの……?」

冬夜 「え? まったくわからん… 俺の知ってる人なのか?」

聖 「はぁ… 陰キャだけかと思ったらこのにぶちんは…」

冬夜 「なんで怒ってるんだよ? 俺なんか悪いこといったか???」

聖 「…もういいや。 あのね…? 私が好きなのは冬夜だよ?」

冬夜 「……へぁ!? 」

聖 「いや、さすがに気づいてよ。 昔から一緒にいるのになんでわからないかなー」

冬夜 「だ、だって… 聖みたいな明るいやつが俺みたいなやつ好きなわけないって思ってたし…」

聖 「うん、そろそろ自分のこと悪く言うのはやめにしようか。
冬夜はさ、自己肯定感が低すぎるんだよ。
自分のこと陰キャって言ってるけど周りとちゃんと話せてるし、空気読んで行動してるじゃん。
あと誰にでも優しいし。 私のわがままも聞いてくれてずっと一緒にいてくれるじゃん。」

冬夜 「そんなことないと思うけどな… 当たり前のことをしてただけだし…」

聖 「そこが冬夜のいいとこだよ! 誰にでも優しくとか周りに合わせるとか当たり前にできるのってすごく大変なんだよ?
冬夜はすごいんだよ! わかった?」

冬夜 「お、おう。 これ以上は恥ずかしいからもうやめて…」

聖 「照れんなよー! ところで返事、 まだもらってないけど。
まあ冬夜が私のこと好きなのは知ってるから返事はオッケーなんだろうけど」

冬夜 「ぬっ!? なんでそんなこと知って… あーいやさすがにわかるか」

聖 「そうだぞー 丸わかりだったぞー そして私も好きだぞー 返事はよー」

冬夜 「わかった!わかったから!
…俺も聖が好きだ。 これから恋人として仲良くしてほしい」

聖 「はい、よろこんで! はーようやく付き合えた… あ、あれ… 安心したらなんか涙でてきた…」

冬夜 「だっ大丈夫か!?」

聖 「うん… ぐす… でもほんとに付き合えてよかった…
冬夜が好きなのはわかってたけど、私に釣り合わないって…ぐす……断ってきたらどうしようかとおもってたから…」

冬夜 「……今まではそうだったけどさ。 聖が俺のことあそこまで見てくれてるって教えてくれたから。
それに答えたくてさ」

聖 「なんだよ…ちょっとイケメンみたいなこと言うじゃんか…ぐす…」

冬夜 「もういい加減泣き止めよ… ほらハンカチ」

聖 「ありがと。 えへへ、冬夜の匂いがする…」

冬夜 「そういうのはいいです」

聖 「あ、はい…」

冬夜 「さて、それじゃこのままクリスマスデートするか」

聖 「え!? いいの!? 冬夜クリスマス嫌いなのに!?」

冬夜 「お前がいったんだろ? 雰囲気に慣れる努力をしろって」

聖 「言ったけどさぁ。 ほんとに大丈夫?」

冬夜 「聖となら大丈夫。 というか自分でもびっくりするほどわくわくしてる」

聖 「うれしいこと言ってくれるじゃん♪ それじゃデートしながらお互いのプレゼント買いに行こう!」

冬夜 「オッケー! クリスマスデート開始だな。っとその前に… 手、出してくれ」

聖 「……? ほい。 何する気…ってほぁ!?」

冬夜 「恋人なら手つないでデートするもんだろ?」

聖 「やだ… 冬夜さん大胆…」

冬夜 「やっぱ離そうかな…」

聖 「は? いまさら逃がさないが?」

冬夜 「力つよっ!? 」

聖 「ははははは。 うら若き乙女を舐めるなよ。
あ、雪降ってきたね。」

冬夜 「ほんとだ。 どうりで寒いわけだわ。」

聖 「なんかさ…今日って私たちみたいだよね」

冬夜 「どうゆうこと?」

聖 「「聖」なる「夜」にさ、雪で「白」くなった「冬」景色!」

冬夜 「ああ… 確かに俺たちみたいだな…」

聖 「ねえ、 冬夜」

冬夜 「ん?」

聖 「 大好きよ♪メリークリスマス!」

冬夜 「俺も今なら素直に言える。 聖、大好きだ。 メリークリスマス」

終わり
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【声劇台本】聖なる夜と白い冬
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
水柳仲秋
ライター情報
みずやなぎ なかあき
趣味の範囲で物書きをやっている鳥です。
主にASMRものの台本を書くのか得意かも
ライターとかは名乗っていないけどご依頼はお受けします
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