貴方はとある会社員です。貴方の後輩は仕事が良くでき、人の上に立つ素質があったのでいつの間にか自分よりも上の役職に就いてました。

お疲れ様です。

仕事中にすみません。ちょっと話がありまして。

先程提出して頂いた書類に少し不備あったので訂正して再度提出してください。

訂正箇所は3ページ目のこのグラフの単位と4ページ目の漢字間違いです。

書類を提出する際にはちゃんと１から見直してから提出してください。貴方の場合いつも漢字間違いをしてるのでこれからはちゃんと気を付けてくださいね。

あ。あと１つ。。。

その。。。あんまり大きい声で言いにくいのですが。。。今日また先輩の家に行ってもいいですか？

先輩呼びをやめろ？

だ～か～ら～。今の会社での地位は確かに私の方が上ですが実際には先輩は私より年も上で、この会社に先に入社わけですし先輩呼びしても何ら問題無いといつも言ってますよね？

それよりどうなんですか？昔はよく先輩の家で宅飲みしてましたけど最近お互い忙しくてしてないので久しぶりにしたいです。。。それに先輩に伝えたい事もありまして。。。

いいんですか?!やったぁ！すごく嬉しいです！

え、まわりが見てる？　

あ。。。アハハ、スミマセン。。。

じ、じゃあまた仕事終わりにまた来ますので。。。で、では私はここで。。。　
(間)
ぷはぁ。。。仕事終わりのビールは本当に最高。。。！

はぁ。。。あの時皆に見られてたの本当に恥ずかしかったんですよ。。。？中にはニヤニヤしてる人もいたので余計に。。。本当に顔から火が出るくらい顔が熱くなりましたもん。。。

あ、これ美味しい。。。にんにくの風味がよく効いていてすごく美味しいです。。。

へぇ。。。にんにく醤油ですか。。。
(「本当に」を強調)
先輩って本当に料理上手いですよね。こんなに美味しいおつまみを短時間で作れますし、バレンタインの時も手作りチョコみんなに渡していましたよね？ある意味女子力が高いというか。。。私料理とかの家事てんで駄目で。。。普通に羨ましいです。。。

あ、そうでしたね。すっかり先輩に伝えたい事がある事忘れてました。

ふぅ。。。

私が入社当時からずっと面倒を見てくれて、みんな私の中性的な顔立ちや声で全然女性扱いしてくれないのに先輩だけはちゃんと私の事を女性扱いしてくれて。。。今までそんな経験無くて、とても嬉しかったです。。。他にも言い出したらきりがないくらい先輩の事を。。。


えーと。。。どうしたんですか。。。？そんな困った顔をして。。。？

は？

彼女？何を言って。。。冗談ですよね。。。？

だって、先輩に彼女がいる素振りも無かったし、今日だって私と二人で宅飲みしてるじゃないですか。。。
(泣きかけ)
私が勇気を出して告白したのに。。。私がこんなにも愛しているのに。。。なのにどうして。。。ひどい。。。ひどいよぉ。。。
(3〜6秒くらい無言)
(唐突に独り言のように)
あ、そうだ。。。ハハハ。。。最初からこうすればよかったんだ。。。
(押し倒し)
あは、やっぱり♡先輩の事簡単に組み伏せる事できた♡

あれ？もしかして抵抗してるんですか？本気でやってます？
(耳元囁き声で)
先輩弱っわ

おっと。先輩の腕だけは威勢がいいですね〜

腕ジタバタされたら面倒くさいので私のネクタイを外して。。。
(推奨　ネクタイを外す音)
こうやって手首を縛っちゃえば。。。

もう見動きできませんね、先輩♡

そもそも先輩が悪いんですよ？あたかも私に気があるような素振りをずっと取って。そのくせ彼女がいるなんて。。。悪質ですね。

だからそんな先輩に私とゲームをしましょう。ゲーム内容は身長や年齢などどっちが相手より勝ってるかという感じです。そして合計した勝利の数が多い人が相手に命令出来るという感じで。どうです？
(耳元低い声で)
もちろんするよな？

うんうん、いい返事。

それじゃあまずは〜身長からいきましょう。私は183cmくらいですかね。

それでは先輩の身長は？ほうほう。161cmですか。。。
(耳元囁き声で)
ちっさ

それでは私との身長の差は？

そうですよね？22cm差。

大差で私の勝ちですね。それにしても。。。
(耳元囁き声で)
女性の私より身長が低くて恥ずかしく無いんですか？男のとして威厳あります？

おっと、ちょっとからかい過ぎましたか。

さぁ、どんどんいきましょう。次は年齢で。。。と言いたいところですが明らかに先輩の方が上ですね。

これは先輩の勝ちです。良かったですね〜。もしかしたら先輩このまま全部勝っちゃうかもです。

うーん。。。次は。。。あんまりこれを人と比べたくないけど。。。学歴にしましょう。

先輩は確か地方の私立大学でしたよね？私は難関国公立大学です。私こう見えて意外に秀才なんで。

まぁ、それは置いといて。。。これは私の勝ちですね。

さて、次は力。。。は今の私が先輩を押さえつけてる状況から私ですかね。。。

ふふふ。。。身長もそうでしたが、女に押し倒されてしまうのフィクションの世界と先輩くらいじゃないですか？
(耳元囁き声で)
ざぁ〜こ

先輩、ジムにでも行って体を鍛えたらどうです？少しはましになるかもしれませんよ。まぁ、それでも私に勝てないと思いますけどね。

次は、そうですね。。。会社での立場にしましょう。

私は今課長ですが。。。先輩はどうですか？

平社員？あれ？おかしいですね〜？先輩は私より早く入社したはずなのになんで私の下なんですかね〜？

先輩なんでかわかります？それは先輩が。。。
(耳元囁き声で)
無能だからですよ。

漢字間違いや単位ミスが多くて資料もろくに作れない。頼んでおいた仕事もやるのを忘れる。メールでの連絡もろくにできないなどなど。。。

こんなに先輩は無能なのによく会社をクビにされませんね。まぁ、私が先輩の尻ぬぐいをしてるというのもあるかな。

さて、今のところ先輩私に年齢以外負けちゃってますね〜。もうこれは私の勝ちでいいじゃないでしょうか？でも先輩。どうせ負けるなら最後くらい勝ちたくないですか？

だから最後の勝負は今まで貰ったバレンタインのチョコの数を競いましょう。これなら先輩の方が上でしょう。

さぁ、先輩。今まで何個貰いました？

え？4個？冗談でしょ？あははははは。流石に少なすぎるでしょw私毎年最低でも50個は貰えるのにwバレンタインで貰えるチョコ、女の私に負けるとかありえないですよw
(数秒笑う)
はぁー。笑い疲れた。まさか最後も私に負けるとは思いませんでしたよ。

それじゃあ、私先輩に勝ったので私の命令聞いてもらいますね。

うーん。。。どうしようかなぁ。。。

あ、いい事思い付いた。低身長で非力で無能で男としての尊厳もない先輩には。。。私の「お嫁さん」になってもらいましょうか。。。

先輩料理などの家事も出来るし、丁度家事ができない私にピッタリなんですよ。

じゃあ、先輩には「宣言」してもらいましょう。
「低身長で非力で無能な男としての尊厳もない僕はイケメンでカッコよくて有能な旦那様のお嫁さんになって尽くします♡」でどうですか？
(耳元低い声で)
ちゃんと宣言出来るよな？
(相手が宣言してる間)
はい。良く出来ました。これで晴れて先輩は私の「お嫁さん」になったわけです。
(耳元低い声で)
他の人にうつつを抜かすとお仕置き、だからな？

あはは。怯えちゃって。。。先輩可愛いですね。

こんな可愛い「お嫁さん」は今日たっぷり可愛がってあげますからね♡
(耳元囁き声)
愛してますよ、私の「お嫁さん」♡

・台本（ゆるボイ！）
高身長高学歴有能イケメン年下上司にプライドをボコボコにされた挙句彼女の「お嫁さん」にされる話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
raimu