《設定》
彼女のことが大好きなのに、気づいてもらえずイラつく彼。
想いを募らせすぎた彼は、彼女を永遠に自分のモノにするために…

｢ ｣彼女のセリフ
(     ) は状況、様子
【⠀ 】はSE、効果音

セリフの言い回し等、アレンジ、アドリブOKです。

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もうやだ？
なに急に…
こんな格好で、今さらやめれるわけないでしょ？

今日はキミとボクの結婚式なんだから
ちゃんとウェディングドレスも着せてあげたんだよ
綺麗でしょ？

痛い？
おかしいな…
麻酔、打ったはずなのに

あ…もしかして聞こえちゃった？
ちょっとね…
キミをボクだけのものにするために

でも、気にしないで
キミはなんにも心配しなくていいんだよ

え、血が出てる？
あー、バレちゃったかぁ（笑）
ドレスが血で染まって赤くなってるのも悪くないでしょ？

まだ意識だけはハッキリしてたんだね…
少し早すぎちゃったか？
失敗したなぁ、ははっ

何言ってるのって顔してるね
ふふ…キミのその驚いた顔、大好き…
大きく見開いた目が、不安な色に変わっていく…
その瞬間がたまらなく好きなんだ

(キス)

大丈夫…なーんにも心配いらないよ
キミにはボクがついてるからね
例えキミが動けなくなっても…

だってキミがいけないんだよ
いつまでたってもボクの気持ちに気づいてくれないんだもん

他の男とばかりイチャイチャして
ボクはずっとキミのこと見てたのに

寂しかった…悲しかった…
でもね、もうそれもおしまい（笑）

キミは優しいね
ボクがちょっと具合が悪いフリをしたら、すぐ来てくれてさ
誰もボクのことなんか気にしてくれないのに…

でも、キミは違った
1人暮しのボクを心配して、料理まで作ってくれて

友だちだから？
へぇー、友だちだったらキミはオトコの家にも平気で行くの？
もしかして、他のオトコの家にも行ったとか？

行ってない？
ふーん…

危なかったね
オトコはいつ豹変するか分からないんだから
キミが襲われなくてよかった…
まぁ、ボクに襲われたのはホント幸運だったよ（笑）

一日中キミのことばかり考えて、心配してずっと夜も眠れなかった
だからキミのお茶に睡眠薬を入れさせてもらったんだ
もう、これ以上不安になるのは耐えられなくてね

目が覚めたら、キミをボクのモノにしようって決めてた…

あれ、そろそろ意識薄れてきた？
見える？
これ、キミの血…
キミの体からどんどん溢れ出てくる

キレイだね…

ボクはキミとひとつになりたい
キミの全てをボクのモノにしたい
この血さえも愛おしい…

(彼女の血を飲む)

はぁ…
キミの血、甘くて美味しい…
キミも味見してみるかい？

(口移しで血を飲ませる)

どう、自分の血を飲んだ感想は…
ん？
何か言いたそうだね
口パクパクしてるけど、もう声出てないよ…

たすけて…？

あーごめん（笑）
それは無理かな？
もう手遅れだからね
キミはこのままボクの腕の中で眠りに落ちる

(彼女を抱きしめる)

ボクの花嫁になるために、永遠の眠りにね

さようなら…

(キス)

(彼女息絶える)

ふふ…逝っちゃった…
もう、血も無くなっちゃったね

真っ赤に染まったドレスが美しくてたまらないよ
キミの白い肌に良く似合う

さぁ、今から結婚式を挙げよう
ボクはこの時を待っていたんだ

では、誓いのキスを…

(キス)

嬉しいよ
これで完全にキミはボクのモノになった
ボクは永遠にキミといられる

幸せにするよ…
愛してる…

…終…

・台本（ゆるボイ！）
動かない花嫁
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
Himeko