先輩と個室でお昼ご飯を食べながら、あんなこんな密談をします。昼休みに個室でそんな話……！？

おっ、ちょうど個室空いてるじゃないすか。先輩、ここで昼ごはん食べましょー。

(ガチャ……)

よいしょっとー。あー疲れた。今日の弁当は好きなもの詰め込んだから多分元気出るかなー。

あ、このお弁当っすか？　手作りですよ。まぁほんとに簡単にしか作ってないですけどね。

え？　あはは、誰かに作ってもらってるわけじゃないです。そんな人がいたら助かりますけどね。
でもいいんです。結構楽しいんで。さすがに毎日作るのは飽きるから、買い食いとお弁当と日によって変えてる感じです。
あと食費抑えられるのはでかいですね。このおかげで先輩に素敵なプレゼント渡せたんですから。

全然素敵じゃない？　なんでそんなこと言うんですかー。先輩、自分で買うの恥ずかしいだろうから代わりに買ってあげたのに。
で、先輩、使ってくれてますか？　あれ。

使ってない〜？　なんで……悲しい……。一生懸命選んだのに……。
じゃあいいです。先輩が自分で使わないなら、俺が先輩んちに上がり込んで無理やり使わせます。

ダメ？　いやいや……どの口が言うんですかそんなこと。俺が酔っ払って前後不覚なのをいいことに、無理やり俺の唇奪ったくせに。

ごめんじゃないですよー。謝って済む話じゃないですよ。先輩、責任取ってもらわないと。
にしても運が悪かったですね。俺、酔ってたけど、記憶がないほど酔ってたわけじゃなかったんで。
そもそも、酔ってるうちにやっちゃおうなんて不埒なこと考える人には罰を与えないとね。

あー、言葉じゃなくて行動で示してもらいたいですね。その、たとえば……ここで、あの時みたいに優しく、してくれたら……おもちゃの刑罰は無しにしてあげます。

無理？　でもここ、個室ですし……外には見えてないですよ。別にカメラとかも……ついてないっぽいし。

さすがに外ではダメ？　じゃあ外じゃなかったら、またしてくれるんですね？

……先輩、俺は先輩とは違うので、無理やりにはしません。先輩がほんとに嫌だったら、仕方ないです。ハッキリそう言ってください。酔ってたからとかなんとか、そんなんでもいいんで。
だってそうじゃなかったら、俺……その
期待、しちゃうから……。
男の人にあんなことされて……気持ちいいって思っちゃって、忘れられなくなっちゃったから……。
だから、責任取ってほしいって言ったんです。ダメならダメ、またしてくれるなら、またしようねって、ハッキリしてほしくて。
俺も言葉足らずですいません。まぁ……その、そういうことです。

……え、いいんですか？　ほんとに？
あっ……あ、ありがとうございます……
えと、じゃあ、いつ……

あ、はい、一人暮らしですけど……

え、今日！？　あ、いや、あの、あ、
わ、わかりました……

いや、嬉しいです……

あの、先輩、今日は……その
お酒の力は無しで、お願いします……。

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・台本（ゆるボイ！）
[BL台本]先輩と個室でお昼ご飯！
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・台本制作者
チャイシー・マチ