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日々にうんざりしていたら突然異世界に召喚された
written by 弐橋 葉
  • ファンタジー
  • 癒し
  • 少年
  • 青年
  • 異世界召喚
公開日2024年04月07日 08:35 更新日2024年04月07日 08:35
文字数
842文字(約 2分49秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
日々の生活に嫌気がさしていたあなた。
突然光に包まれ、目を覚ましたらそこはゲームのような中世ヨーロッパ風の建物の中。
あなたを見て驚いた顔をした人物は、次に喜色満面になるのでした。

もう別世界に飛んじゃいたいくらい現実が嫌! って思ってたら本当に呼ばれちゃった系の台本です。
異世界に引っ張るのは自分の都合だから、生活に嫌気がさしている人物を引き寄せる呪文を加えているのですが、そのせいでなかなか上手くいっていなかったのかもしれません。
一人称や口調の改変はご自由にどうぞ。
本編
よし……よし!

今度こそ成功した、異世界からの使い魔召喚……っ!


えーっと、初めまして!

僕は召喚士の、いや、召喚士って伝わるかな……。

とにかくキミの力が必要でキミのことをここに喚んだんだ。

いきなりでごめんね、びっくりし……わぁ!? な、泣かないで! ごめん!


お、おかしいな……元の世界に不満を抱いている者を引き寄せる呪文を加えたのに……。

ごめんね、キミがそんなに嫌がるとは思ってなくて……でも、元の世界に帰すにはまた手続きと術式の準備が必要だから……。


……え、違う?

『必要って言われて嬉しかった』……?


……うん、うん!

僕はキミが必要なんだ!

とは言っても僕は落ちこぼれで、274回の召喚を試してやっとまともに召喚できたのがキミっていうダメダメなんだけどさ……。

だからご主人様とかそういうのじゃなくて、その……。

お友達、みたいに接してくれると嬉しいな……へへ。


にしても、キミの魔力量……僕が召喚できたのが奇跡ってくらいにすごい……。

上手く扱えるかな……。

あ、いや、僕がね!


例えるなら、キミは僕のつるぎなんだ。

どれだけ素晴らしいつるぎがあっても、使い手がへっぽこじゃ真価を発揮しない。

今のキミは、元の世界には存在しなかったはずの能力が、異世界に引っ張られたことで目覚めてるはずだよ。

それがものすごく強い。

僕にとっては心強い!

だからキミと上手くやっていけるように、仲良くできたら嬉しいなあ……って。


えっと、召喚場は共用なんだ。

ここで立ち話もなんだし、僕の部屋に来てもらっても良いかな。

お茶とお菓子を用意するから、お互いのことを話そうよ。


あと……これは、嫌なら聞き流してくれて良いんだけど。

キミが嫌じゃないなら、この世界での新しい名前を決めたい。

元の世界の名前のままだと不便なことも多いから……。

……え、ほんと? いいの?

名前が嫌い……そう、なんだ。

やっぱり元の世界に不満が……。

あっ、ううん! なんでもないよ!


とにかく、これからよろしくね!

僕は落ちこぼれだけど、キミに逢えて良かった。

キミのことガッカリさせないようにしなきゃって張り合いも出たし……うん、頑張れそう。

それじゃ、お茶にしよっか!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
日々にうんざりしていたら突然異世界に召喚された
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
弐橋 葉
ライター情報
イラストレーター、ボイスコとして活動中です。
文章を書くのも好きなので合間合間に台本も投稿していきたいと思います。
pixivにも台本をマルチしていますがこちらのほうが早いです。

何か琴線に触れたものがあればお気軽に演じてくださいませ。
使用報告も不要、口調や固有名詞の改変についても良識の範囲でいくらでもどうぞ。
楽しく使って頂くためでしたら如何様にもしてください。
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