敵組織のデータを盗みに来た諜報員の女性。
しかし、脱出の際に捕縛されてしまう。
冷たい床に拘束された手足。
「尋問」とそれに伴う「拷問」が始まる。

※強めのグロ描写があります。

オイ。いつまで寝てる気だ。起きろ

はぁ？
寝ぼけてんじゃねえぞ。
アンタの方からウチに忍び込んでおいて。

覚えてねえなんて言わせねえぞ。
アンタは、中央管理室から出てくるところを見つかって捕獲された。
眠らせはしたが、記憶トばすほどじゃねえはずだ。
そんなわけで、アンタとは少し話をしなきゃなんねえからよお。

これ、何のために必要だったんだ？
このチップ。ウチの砲撃システムに関する内容が記録されてた。
アンタがどっかから差し向けられて、この情報を盗みに来たのは分かってる。
つうわけで、その「どっか」ってのを、吐いて貰わねえといけねえ。

暴れても無駄だ。
その手枷と足枷は、この俺でも、素手じゃあ壊せねえ。

それにしても
セキュリティをすり抜けて侵入するだけの力量がありながら
あっさりヘマして捕まっちまうとはなあ。
もちろん、捕まるようなことがあっても、決して吐かねえよう訓練されてんだろ。

けど、そんなもん何の役にも立たねえってこと、アンタはこれから思い知ることになる。
3日だ。3日で俺らは、アンタからすべてを聞き出す。これは決定事項だ。

ちなみに、今のうちに全部ゲロっちまうのがおすすめだ。
そうしたら、アンタは痛い目を見ねえでここを出ることができる。
どうだ？

ま、そうだろうな
なら、チャチャッとやっちまうかあ…

答えろ。10秒やる。まずはアンタの名前だ。
10、9、8 7 6 5 4 3 2 1、

（状況//女性の顔を殴る）

女だからって手加減はしねえぞ。

怖くなったかあ？
ああ、訓練以外の拷問は初めてか。
だったら、もうちょい覚悟しといたほうがいい。
もっと怖くて痛いことが、山ほどあるぜ。

(状況//殴る、複数回)

っと…はは　無様だねえ　鼻血出てんぞ
鼻頭折ってねえだけ優しいもんだろ？
顔ばっか狙って喋れなくなっても困る
まだ歯ぁ全部折れてねえな

もう一度訊くぞ。アンタの名前は。

(状況//殴る)

アンタの名を訊いてんだよ！

(状況//殴る)

はーん。
なるほどね。

偽名だな。
いーや俺にはわかる。
こう見えて、カンの利くほうなんだよ。

(状況//殴る)

んなボコボコの顔で睨み付けられても怖くねえぞ
むしろ惨めだ、やめといたほうがいいぜ

(SE:殴る)

俺だって殺したかねんだよ、仕事でやってんだ
そんなムカつく顔されっとよ、

（状況//腹を殴る）

殺したくなる。

ははっ、アンタいま、顔に来ると思ったろ！
鳩尾ど真ん中。息止まったろ。はは。そこ守るもんがねえもんな。

じゃ、もう一発いくか。
オラッ！

（状況//腹を殴る　複数回）

名前だ。簡単だろ？誰でも言える。
手加減苦手なんだよ。
俺がうっかり殺しちまう前に吐いちまえ！

（状況//腹を殴る　複数回）
（状況//女性　嘔吐）

あーあーあー何汚えもん吐き散らかしてんだよ

（状況//女性の髪を掴み、嘔吐物に顔を押し付ける）

どーすんだ？　これ、なあ。
何抵抗してんだアンタが汚したんだろうが！
アンタのために掃除してやる親切な奴はウチにはいねえ。
片付けろ、アンタの口で！！

（状況//少し息を整える）

ははっ
ゲロまみれの顔で睨みつけてやがる
なあ、いい加減無駄だって気づいたらどうだ

俺はアンタを殺せねえ
一応プロだ、何も聞き出せませんでしたじゃ終われねえんだよ。

殺されねえって分かって、安心したか？　逆だ。
アンタはこれから死んだほうがマシだと思うような目に遭わされる。
殺されないまま、ずっとだ。

悪いことは言わねえから吐いちまえよ……
後悔してからじゃ遅えぞ。

(状況//女性を蹴る)

聞き分けのねえ女だなあオイッ！

（状況//刃物を取り出す）

これが何だか分かるか？
これが危険なモンだってのは、5歳のガキでもわかる。
こいつが、これからアンタにどんなことをすんのか……想像できるか？

（状況//ナイフを女性の足に当てる）

突きさす。
皮が裂け、肉が切れ、血が流れる。骨まで届く。
想像しろ。アンタが次の質問に応えなければ、それは現実になる。
ちったあ言う気になったか。

まだ強がる気か。
震えてる癖によ。
俺が嘘を言ってるようには、見えねえよなぁ！？

（状況//ナイフを突きさす）

ギャーギャー喚けなんて一言も言ってねえんだよ！！！
俺の質問に答えろ。それができるまでずっと終わんねえぞ

（状況//ナイフを抜く）

もう一度。
こんどは反対の足だ。

嫌か？
そうだろうな。
痛てえのはアンタが無駄に抵抗するせいだ。

素直に名乗ってりゃあこんな目にゃ遭わねえんだよ！

（状況//足にナイフを突き刺す）

叫ぶな、耳が痛くなる

（状況//ナイフを抜く）

きったねえ……
俺が、女の泣き顔に興奮するド変態ならよかったんだがなあ。
生憎、そっちは普通だからよ。ピクリともしやしねえ。
ただ仕事が増えてだりいってだけだ。

もう一度右足だ。
殺気の傷跡の少し上。

いいか、よく考えろ。たかが名前だ。
当然、アンタの顔はもう記録に残してある。
今更名前一つ知られたところで何になる？
顔写真に記号がくっつくだけだ。
それよりも、無駄な時間を使って体力を消耗するってのは、賢くねえと思わねえか？

（状況//右足にナイフをあてる）

もう一度チャンスをやる
アンタの、本当の名は。

答えろ。

ははっ　なるほどな。
顔と名前。こんだけわかりゃ、どっから差し向けられたかくらいは突き止められる。
ご苦労さん。

今日のところは終わりだ。……続きは明日だ。
こんなことで終わるわけねえだろ。
明日は俺よりももっとイカれた奴が来るぞ。

いいか　全てを話すまでは　アンタに「死ぬ」っつう選択肢はねえ
死んで仲間を守るなんていう、甘ったれた理想は捨てろ。
アンタが守りたいもんを守り通すためには
一生痛みと恐怖で苦しみ続ける覚悟が必要だ。

ま
それがあるようには見えねえけどな
こんな小せえナイフでちょっと刺されただけで、みっともなくビービー泣きやがって
覚悟が決まる前に壊れちまうのがオチだ

ああ、当然が、その足、治療はしない。
情報聞き出すのには頭と口さえありゃいいからな。
命に関わる傷以外は、ずっとそのままだ。
今夜は自分のゲロに塗れて、痛みに悶えながら、どうするか考えるんだな。

あばよ

・台本（ゆるボイ！）
【グロ】尋問と拷問、1日目
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
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