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1番近くにいたのは俺なのに…
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  • 嫉妬
  • 監禁
  • 片思い
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
公開日2026年01月16日 00:00 更新日2026年01月15日 21:41
文字数
2823文字(約 9分25秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
片想い中の幼馴染み
視聴者役柄
幼馴染み
場所
監禁部屋
あらすじ
大事な幼馴染みだった
気付いたら幼馴染みに恋人が…
知ったアナタは理性が切れてしまう…誰の眼にも触れさせない…
病んだ台本です
本編
あ、帰ってきたんだ
おかえり
遅かったね

え?
あぁ、別に用事はないけど…いつもこの時間くらいでしょ

今日、楽しい事でもあった?

…なに、その顔。図星?

あー…その事か…うん、聞いたよ
恋人、できたんだって

ああ、うん、幼馴染の特権ってやつ?
噂、すぐ回ってくるからさ
……おめでとう

ちゃんと言わなきゃって思ってた…おめでとうって…
幸せそうで、よかった、な…

……なに?

無理してるように見える?

そんなことないよ…ホントに

だって、好きな人ができたなら、嬉しいじゃん
俺は幼馴染だし…ずっと一緒にいただけだしさ…
そう…恋人になれなかったけど

……あ、今のは違う
別に未練とか、そういうんじゃなくて
ほら、昔から一緒にいたから…何て言うか、ちょっと、寂しいだけ
ね、それくらい、許してよ

……なぁ
その人、どんなやつ?

優しい?
ふーん…そっか
……俺より?

……ごめん、変な聞き方した
比べるつもりなんてなかった
ただ、知りたかっただけ…

だってさ、急に俺と君の世界に知らない人間が入り込んできた気がして
俺、置いていかれたみたいでさ…

昔、覚えてる?
小学校の帰り道君が泣いてて、俺が手引っ張ってさ
「俺が守るから」って言ったやつ
あれ、冗談だと思ってた?

……そっか
俺はずっと、本気だった

ねえ…
最近さ君、俺に触れなくなったよね
前は普通に肩もたれたり、腕掴んできたりしてたのに

今は、距離ある

分かるよ
恋人できたら、そうなるよね…

分かってる

……分かってる、はずなんだけど

あのさ
俺、君の一番じゃなくなったんだよね?

昔は、なんでも一番に俺に話してくれたのに…
嬉しいことも、嫌なことも
今はさ、誰に話してるの?

……その人?
へぇ
もう、俺の居場所ないんだ

……なんで黙るの
否定してよ
「そんなことない」って、言えばいいじゃん!

言えないってことは、そういうことだよね…

ねえ、聞いて
俺さ、最近、眠れないんだ…

君が誰かと笑ってるの想像すると、胸が苦しくて
心臓、ぎゅって掴まれる感じがしてさ…

ハハッ…気持ち悪いよな
幼馴染がこんなこと考えてるなんて

でもさ、仕方なくない?
だって、君は俺の世界の中心だった

物心ついた頃から、ずっと隣にいて
当たり前に一緒にいて
それを急に「はい終わり」って、無理だよ

……安心して
何もしない
壊したりしない
君が幸せなら、それでいい

……本当だよ
ただ、少しだけ、俺の話も聞いてほしい

君が恋人と過ごしてる間、俺はさ、ここで一人なんだ

昔、君が使ってたマグカップ見て
一緒に観た映画の続きを、一人で観て
君の好きだった音楽、イヤホン片方だけ空けたまま聴いてる

……バカみたいだよね

ねえ…
もしさ、もしもだけど
その人とうまくいかなくなったら
泣きたくなったら
帰る場所、なくなったら
……俺のとこ、来て
その時は、何も聞かないから
何もしない…
ただ、そばにいる

……あ、今の言い方、重かった?
ごめん…
でも、本音だよ
ずっと隣にいた人間の特権、まだ少しは残ってるでしょ

なぁ…
俺がさ、君の恋人だったら、よかったのにね

そしたら、こんな気持ちにならずに済んだ
君を困らせることもなかった

……後悔してるよ
関係が壊れるのを怖がって、好きって言わなかったこと
言えなかったことを…

今さら、だよね
分かってる
でもさ、心って、理屈じゃ止まらないんだよ

君を見るたび、欲しくなる
俺のものだった時間を、取り戻したくなる

……安心して
やっぱり、何もしないよ
壊さない
壊せない
君が選んだ人だもん

ただ、覚えてて
君がどんなに遠く行っても
誰の名前を呼ぶようになっても
俺は、ずっとここにいる
君の一番近くにいた「幼馴染」として

……それが、呪いみたいでも

……あぁ
その顔…やっぱり、気づいてなかったんだね
俺の今の気持ち

ねえ、なんで逃げようとしたの?
俺、ちゃんと言ったよね
壊さないって
……君を、だよ?

ん?
ドア?
あぁ…開かないよ
鍵、外したままにするほど、俺もう優しくない

安心して
外からも中からも、ちゃんと閉まってる
ほら、がちゃがちゃしなくていい
手、赤くなるよ

俺が怖い?
そうだよね

急にこんな場所連れてこられて
外に声も届かなくて

でもさ、それ、俺が毎日感じてたことなんだ

君が恋人といる間、俺はずっと閉じ込められてた
孤独に
嫉妬に
妄想に

ねえ…座って
大丈夫、縛らないよ…身体は
……今は、ね

あぁ…そんな目で見ないでよ
俺、ちゃんと考えたんだ
どうしたら、君が俺だけを見るようになるか
どうしたら、俺以外を必要としなくなるか
答え、簡単だった

余計なもの、全部取り上げればいいんだって

君のスマホ?
あぁ、もうないよ
連絡先も、SNSも、写真も
全部消した…消しちゃった…

恋人の名前、何回も見た
吐きそうだったよ

でも、ちゃんと消したよ
君の世界から、アイツを

……泣くなよ
泣かれるとさ、俺、嬉しくなっちゃうんだ
「俺しかいない」って顔するから

ねえ…今、君を助けに来る人、誰?
友達?
それとも恋人?

……来ないよ
だって、君は「今日は一人でいたい」って
俺が、そう送った

君のスマホ使って…ね

パスワード…?
幼馴染なんだから、パスワードくらい知ってるよ
昔からさ、君、無防備すぎなんだ

……震えてる
寒い?
それとも、俺が怖い?
どっちでもいい
俺が温めてあげる
ほら、近く来て

……嫌?
だめ
今は、俺の言うこと聞く時間

抵抗しないで
どうせ、できないけど…しないに越したことはない

ねえ、覚えてる?
昔、かくれんぼしてさ
君、押し入れに隠れて
俺が見つけた時には、泣きそうな顔してた
「暗くて怖かった」って言ってさ
あの時も、こうやって抱きしめて慰めた

ほら、同じだろ

違う?
なにが違う?
……君が俺の腕から逃げようとしてるから?

そうだね…でも、君ももう分かってるでしょ?
もう逃げられないって…
ねぇ、諦めてる顔してるよ

いいよ
そのまま、折れて
強がらなくていい
君は昔から、流されやすい
優しい言葉かければ、すぐ信じる

……ねえ
恋人のこと、考えてる?
やめな
考えるたびに、俺、ひとつずつ奪うから

声も
自由も
選択肢も…

最初は、時間だけ
次は、外へ行くこと…
その次は……思考

大丈夫
ちゃんと段階踏むから
君が壊れすぎないように

……ほら
食べて
俺が作った…君の好きな味
覚えてるに決まってるだろ
何年一緒にいたと思ってる?

食べない?
……そっか
じゃあ、口開けて
ほら
あーん…

……よし
偉い
ちゃんと飲み込めたね
こうやって、少しずつ俺に慣れればいいよ

ねえ…今の君の世界には、誰がいる?
俺だけだよね?

安心して
ここでは、誰にも邪魔されない…させない
比べられないし
奪われもしない

……なに?
「元に戻して」?

君の戻る場所なんて、もうないよ
君が俺を選ばなかった時点で、俺は壊れた
だったらさ
俺が作り直すしかないじゃん
俺達のセカイを…

大丈夫
最初は、ちゃんと幼馴染のままでいい
ううん…幼馴染みから始めるんだ…
そして少しずつ…少しずつ、俺の声だけ聞くようにして
少しずつ……俺を恋人だって、錯覚させる…させてあげる

……嫌?
その「嫌」も、今だけだよ
人はね、逃げ場がなくなると、順応するんだ
君は、特に俺に依存するしかなくなる

ねえ
今日は記念日だよ
君が、俺だけのものになった日だって

……泣いていいよ
叫んでもいい
でもね
その全部、俺が聞いてる

他の誰にも、聞かせない

だから、安心して

狂っていい
依存していい
俺が、受け止める

だってさ
君が壊れた理由、全部俺だもん

……ほら
もう一回、名前呼んで
そう、俺の名前
それ以外、必要ないでしょ?

――ね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
1番近くにいたのは俺なのに…
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者

ライター情報
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