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公開日2024年08月04日 09:35
更新日2024年08月04日 09:35
文字数
1694文字(約 5分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
レンタルヤクザ
視聴者役柄
人妻
場所
女の家
あらすじ
夫からの暴力に耐えかね、ヤクザをレンタルして助けを求めた貴女。貴女からの呼び出しに応じてやって来た彼は、夫をすぐさま貴女から引き剥がして…?
本編
(扉を蹴破るように開ける)
おぅおぅ、ちょいとお邪魔すんでー!
(ズカズカと部屋の奥へ入り込む)
おー、こりゃひでぇなぁ…急にSOSが来たと思ったら、ホンマ…
なぁ、旦那さん…これはどないな状況や?嫁さんに暴力、振るってたんと違いますか?え?
いやいや…こちとら、そこの姉ちゃんに助けを求められて来たんですから。不法侵入にはならないと思いまっせ?
(なおも女を殴ろうとする男の手を止める)
まぁ、待ちなはれ…女に向かって、堂々と手ェ上げるんは良くない。どうしても、やむにやまれぬ事情があるんなら別やけど。
どうです?ここは男二人、腹を割って話してみまへんか?一方的に嫁さん殴るよりかは、生産性があると思うんですが…
(恐れをなして逃げ出そうとする男を無理やり別室へ連れて行く)
まぁまぁ…そない、固いこと言わずに。時間はたっぷりありますさかい、じっっっくり、お話ししましょうや。な?
(数分後、男が家から飛び出す)
あ〜…まだ話し足りんっちゅうに、あの男、とっとと逃げてまいよった。へっぴり腰な男はあかんなぁ…自分より弱い相手にだけ、強気な態度取りやがる。男の風上にもおけへんで、ホンマ…
…姉ちゃん、だいじょぶか?顔、えらい腫れあがっとるやないか。ちょいと手当してやるけぇ、こっち来ぃ…
(彼女の傷の手当てを行う)
沁みるけど我慢せいやー…ここできちんと消毒しとかんと、化膿してまうかもしれんからなー…
…なーに、礼には及ばん。こーいう荒事は俺らヤクザの得意分野じゃけぇ、なーんも気にするこたぁ、あらへんよ。
しっかしまぁ…ひでぇことしやがる。あんの酔っ払い親父が…こんな別嬪さんに手ェ上げるたぁ、男が腐ってやがる…
…あー、お話はしたで?まぁ、アンタに対するしょーもない文句ばっかやったわ。
やれ飯がまずいだの、やれ帰りを出迎えるのが遅いだの、やれお風呂が十分沸いていないだの、クソみてえなことばかり言いよる…
悪いことは言わへん…あんな男とは離婚してしまえや。それがアンタ自身のためにもなると、わしは思うんやが…
…あ、離婚の話を切り出したら、殴られた?そらぁ、災難というか、お気の毒に…
じゃ、今度離婚話切り出すときは、わしも同席するわ。そしたら、旦那さんもおいそれとアンタに手ェ出せへんやろ。な?
了解や。追加の料金は取らしまへんさかい、引き続き、レンタルヤクザをよろしゅう頼んます。
…お願い?なんや、そないかしこまらんでも、姉ちゃんのお願いなら何でも聞いたるで?遠慮のぅ、言うてみぃ。
ん、お安い御用や…ギュッてするくらい、わけあらへん。任せとき。
(優しくハグ)
わしが来るまでよう耐えたな…よう頑張った。姉ちゃん、ホンマに偉いわ…
かまへんかまへん。泣きたいときゃ、泣きゃええんや。涙、枯れ果てるまで流して、また次に進めるよう、頑張ってみぃ。な?
(胸の中で泣き崩れる彼女の背中を優しくさする)
よし、よし…辛かったなぁ。けどもう大丈夫や。アンタのそばには、わしがおる。なーんも心配せんでえぇ。
明け方でも夜中でも、ヤバなったらいつでも連絡寄越しぃ。姉ちゃんのためなら、いつでも駆けつけたるわ。姉ちゃん、わしらの組にとっちゃあ、大事な顧客で、特別な女やからな。
せや。姉ちゃんは特別な女…わしらヤクザが守るべき、カタギの女やけぇ。頼りたい時はいつでも頼りぃ。規定の料金さえ払ってくれりゃ、いつでもレンタルされたるからな。
…ん、少しは落ち着いたか?これからどーする?一旦、うちの事務所で休むか?ここじゃ、気持ちも休まらんやろ。
ええよ。全然かまへん。うちの組は男だけやのうて、女もおるけぇ、彼女らに色々相談してみるとええ。わしの嫁にも連絡つけるわ。
ん?あぁ、おるで?腕っぷしも強くて、女としての器量も抜群。わしにはもったいないくらいの女や。きっと姉ちゃんの力になってくれる。
(嫁に電話をかける)
おー、もしもし?わしやけど、仕事がたった今終わってな…
せや。今から、姉ちゃんをそっちに連れ帰るから、色々話聞いたってくれ。女同士でなきゃ、言えんこともあるやろ。
おぅ、頼んだで。そんじゃ、また。
(電話を切る)
てなわけで、さっそく行くか。姉ちゃん、立てるか?ほら…
(彼女が手を取る)
よし…今後のことはまた後で考えるとして…今はゆっくり休むことだけに集中しぃ。な?
おぅおぅ、ちょいとお邪魔すんでー!
(ズカズカと部屋の奥へ入り込む)
おー、こりゃひでぇなぁ…急にSOSが来たと思ったら、ホンマ…
なぁ、旦那さん…これはどないな状況や?嫁さんに暴力、振るってたんと違いますか?え?
いやいや…こちとら、そこの姉ちゃんに助けを求められて来たんですから。不法侵入にはならないと思いまっせ?
(なおも女を殴ろうとする男の手を止める)
まぁ、待ちなはれ…女に向かって、堂々と手ェ上げるんは良くない。どうしても、やむにやまれぬ事情があるんなら別やけど。
どうです?ここは男二人、腹を割って話してみまへんか?一方的に嫁さん殴るよりかは、生産性があると思うんですが…
(恐れをなして逃げ出そうとする男を無理やり別室へ連れて行く)
まぁまぁ…そない、固いこと言わずに。時間はたっぷりありますさかい、じっっっくり、お話ししましょうや。な?
(数分後、男が家から飛び出す)
あ〜…まだ話し足りんっちゅうに、あの男、とっとと逃げてまいよった。へっぴり腰な男はあかんなぁ…自分より弱い相手にだけ、強気な態度取りやがる。男の風上にもおけへんで、ホンマ…
…姉ちゃん、だいじょぶか?顔、えらい腫れあがっとるやないか。ちょいと手当してやるけぇ、こっち来ぃ…
(彼女の傷の手当てを行う)
沁みるけど我慢せいやー…ここできちんと消毒しとかんと、化膿してまうかもしれんからなー…
…なーに、礼には及ばん。こーいう荒事は俺らヤクザの得意分野じゃけぇ、なーんも気にするこたぁ、あらへんよ。
しっかしまぁ…ひでぇことしやがる。あんの酔っ払い親父が…こんな別嬪さんに手ェ上げるたぁ、男が腐ってやがる…
…あー、お話はしたで?まぁ、アンタに対するしょーもない文句ばっかやったわ。
やれ飯がまずいだの、やれ帰りを出迎えるのが遅いだの、やれお風呂が十分沸いていないだの、クソみてえなことばかり言いよる…
悪いことは言わへん…あんな男とは離婚してしまえや。それがアンタ自身のためにもなると、わしは思うんやが…
…あ、離婚の話を切り出したら、殴られた?そらぁ、災難というか、お気の毒に…
じゃ、今度離婚話切り出すときは、わしも同席するわ。そしたら、旦那さんもおいそれとアンタに手ェ出せへんやろ。な?
了解や。追加の料金は取らしまへんさかい、引き続き、レンタルヤクザをよろしゅう頼んます。
…お願い?なんや、そないかしこまらんでも、姉ちゃんのお願いなら何でも聞いたるで?遠慮のぅ、言うてみぃ。
ん、お安い御用や…ギュッてするくらい、わけあらへん。任せとき。
(優しくハグ)
わしが来るまでよう耐えたな…よう頑張った。姉ちゃん、ホンマに偉いわ…
かまへんかまへん。泣きたいときゃ、泣きゃええんや。涙、枯れ果てるまで流して、また次に進めるよう、頑張ってみぃ。な?
(胸の中で泣き崩れる彼女の背中を優しくさする)
よし、よし…辛かったなぁ。けどもう大丈夫や。アンタのそばには、わしがおる。なーんも心配せんでえぇ。
明け方でも夜中でも、ヤバなったらいつでも連絡寄越しぃ。姉ちゃんのためなら、いつでも駆けつけたるわ。姉ちゃん、わしらの組にとっちゃあ、大事な顧客で、特別な女やからな。
せや。姉ちゃんは特別な女…わしらヤクザが守るべき、カタギの女やけぇ。頼りたい時はいつでも頼りぃ。規定の料金さえ払ってくれりゃ、いつでもレンタルされたるからな。
…ん、少しは落ち着いたか?これからどーする?一旦、うちの事務所で休むか?ここじゃ、気持ちも休まらんやろ。
ええよ。全然かまへん。うちの組は男だけやのうて、女もおるけぇ、彼女らに色々相談してみるとええ。わしの嫁にも連絡つけるわ。
ん?あぁ、おるで?腕っぷしも強くて、女としての器量も抜群。わしにはもったいないくらいの女や。きっと姉ちゃんの力になってくれる。
(嫁に電話をかける)
おー、もしもし?わしやけど、仕事がたった今終わってな…
せや。今から、姉ちゃんをそっちに連れ帰るから、色々話聞いたってくれ。女同士でなきゃ、言えんこともあるやろ。
おぅ、頼んだで。そんじゃ、また。
(電話を切る)
てなわけで、さっそく行くか。姉ちゃん、立てるか?ほら…
(彼女が手を取る)
よし…今後のことはまた後で考えるとして…今はゆっくり休むことだけに集中しぃ。な?
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