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公開日2025年05月16日 16:54
更新日2025年05月16日 16:54
文字数
2369文字(約 7分54秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレ彼氏
視聴者役柄
クラッシャー彼女
場所
部屋
あらすじ
ヤンデレの発露と、クラッシャーの始まり。
本編
○~~~~ →場所
「 」( ) →彼女のセリフ、状況の補足など
○部屋
んー、なあにー?
「片付けしてたら見つけたんだけど」?
あっ……、その箱って。
そう、見つけちゃったんだ。
中は?
(彼女「見てないよ」)
え。
見て、ないんだ……?
いや? いやいや、うん。
そうだよね、人の物勝手に開けないよね。
でもさ、明らかに怪しい箱が家にあったらさ、
中身確認しない? 普通。
(彼女「箱の中でカチカチ言ってないし、危険物じゃないよ」)
危険物ではないよ?!
いや、怪しい箱だけどね?
君刑事ドラマの見過ぎだよ。
危険物だったら、
今頃俺ら二人仲良く……あ、それは嬉しいかも……じゃなくて!
怪しい箱があったら、中身確認しなくちゃ。
さっ、早くフタ開けてみて。
(彼女「急かすのあやしい……」)
う。
何その顔。かわいい……けど!
はい、開けて。
カギは四桁。君のお誕生日だから。
あ、違う違う、西暦は大丈夫。
西暦入れちゃうと、西暦で四桁埋まっちゃうから。
(彼女「数字三つしかないよ」)
あぁ、これ十の位に0使うタイプだから。
そうそう、上手上手。
はい開いたー。
まさかカギ開けるだけで、こんなに時間かかるとは思わなかったなあ。
ごめんね、分かりやすいように、カギの数字、箱に貼っとけばよかったね。
さあ。
ということで、中身を見てみよう。
んん、なあに?
箱こっちにやって、どうしたの。
(彼女「開けていいよ」)
いや、俺が開けても意味ないし。
(彼女「いつもお土産の包み開けたがるのに?」)
あのねえ、俺がお土産でもらったもの開けたがるのは、
君が何もらってきたか確認しなきゃいけないから!
ちゃんと確認して、くれた相手も把握しないと……。
あとは君に任せるとラッピングぐちゃってするから、
俺が開けたほうがいいと言うか……。
って!
これお土産じゃないんだから、君が開けて。
そんな不満そうな顔しないで……大丈夫、びっくり箱ではないから。
いや、ある意味……ううん、気にせず開けて、ね?
(彼女、フタを開ける)
ふふ。
やぁ~っと見てくれた。
本当はね、君が勝手に見ちゃって、
「見たんだ?」って問い詰めようと思ってたんだけど、
君が律儀な子で、段取り通りいかなかったな。
まあ、結果としては見てくれたからオッケー、オッケー。
ね、この箱の中身なんだか分かる?
分かるよね?
見覚えあるでしょ?
そ、この箱の中身は、ぜ~んぶ君が使ってた物だよ。
これは怪我した俺に貸してくれたハンカチ。
こっちは、君が飲んで捨てたパックジュースのゴミ。
この端に並んでるのは、君が外出のたびに付けて捨てたマスク。
あと付き合う前に集めた物もあるよ。
驚いた?
俺は君のこと、
君と付き合う前からず~~っと君のことが好きでさ。
近づきたくて、君の好みを探って、
やっとできた隙に、君の彼氏の座をゲットしたんだよ。
君に告白を受け入れてもらえたときは、
嬉しさのあまり体中の血液が沸騰したかと思ったよ。
(彼女「翌日熱出してたもんね……」)
えっ。
隠してたのに、なんで翌日俺が熱出したの知ってるの?
「見たら分かった」?
え、待って待って……君、俺のことそんなによく見て……、
あ、うん、顔真っ赤だったんだ。それは分かるね、うん。
って!
君、こんな箱見せられて、なんでそんなに普通でいられるの。
もう少し、引いたり、怖がったりするもんでしょ。
俺はそんな怖がる君を抱きしめて、そのまま監禁してやろうと思ってたんだよ!
(彼女「なんで?」)
な、なんでって。
元はと言えば、君が悪いの!
俺にだけ笑顔を向けてくれればいいのに、お店の人とかにニコニコしちゃってさあ。
君が他の人と話さなくていいように、レジは早めに済ませてるのに、
君ってばレジの人に「ごちそうさまでした」って絶対言うんだもん!笑顔で!
礼儀正しくて大好き! だけど憎い!
君に分かる、この気持ち?
そもそも君はコミュ力ありすぎるんだよ。
外にいたら誰にでもニコニコ、ニコニコ……、
もうこれは、監禁するしかないなって。
監禁したら、君は俺にだけ笑顔を向けてくれるし。
だから監禁のきっかけに、俺の本性見せようと、
わざわざ見つかりやすいところにコレクションの箱を置いたんだよ。
なんか……まあ、思った展開にはなってないんだけどね。
とりあえず、箱の中身見た感想もらっていい?
何も収穫ないと、こっちも引き下がれない。
言って?
(彼女「うーん、気持ち悪い?」)
「気持ち悪い」! いいね!
そういうの! そういう反応待ってたんだよ。
(彼女「捨てないの? 衛生的に」)
いいよ、いいよ。
「捨てないの? 衛生的に」ね。
その調子でもっと……うん、衛生的に?
いや、衛生的には、その、捨てたほうがいい、と思うよ……?
でも、そういうことじゃなくない?
え、そういうことなの? 俺がおかしい?
「コレクションなら、写真で残そう」じゃないよ!
そんなライフハック、俺みたいなのに持ち出すんじゃないよ!
俺みたいなのと写真なんて、一番引きあわせちゃダメなんだからね。
どこで聞いたのそんなライフハック!
「お母さん」。お母さんかあ。
君お母さんと仲良いもんねえ~~!
本当、君もご家族も日だまりみたいで、眩しいよ!
(彼女「それで、捨てるの?」)
~~!
分かった、捨てるよ。
やるよ、日だまりライフハック。
「日だまりライフハックって何」とか言うな。
君が与えた知識だろ。
ちょっと待っててね。
一眼持ってくる。
あっ、君はいじらないでいいから。衛生的に、ね。
一回言われちゃうと気になっちゃうなあ。
(彼女「コレクションの箱ってこれだけ?」)
あ、ううん。
コレクションはクローゼットの奥にもっとあるよ。
……ねえ、君、腕まくりしてるけど。
完全に大掃除スタイルだね。
(彼女「まず同じジャンルの物を全部出します!」)
うん。
そうだね、同じジャンルの物を、一回全部出すのは掃除の基本だよね。
はぁ……、こんなはずじゃなかったんだけどなあ……。
分かった、分かった。
箱は俺が全部出すから、その間君はゴミ袋用意しといて!
燃えるのだけで大丈夫! たぶん!
「 」( ) →彼女のセリフ、状況の補足など
○部屋
んー、なあにー?
「片付けしてたら見つけたんだけど」?
あっ……、その箱って。
そう、見つけちゃったんだ。
中は?
(彼女「見てないよ」)
え。
見て、ないんだ……?
いや? いやいや、うん。
そうだよね、人の物勝手に開けないよね。
でもさ、明らかに怪しい箱が家にあったらさ、
中身確認しない? 普通。
(彼女「箱の中でカチカチ言ってないし、危険物じゃないよ」)
危険物ではないよ?!
いや、怪しい箱だけどね?
君刑事ドラマの見過ぎだよ。
危険物だったら、
今頃俺ら二人仲良く……あ、それは嬉しいかも……じゃなくて!
怪しい箱があったら、中身確認しなくちゃ。
さっ、早くフタ開けてみて。
(彼女「急かすのあやしい……」)
う。
何その顔。かわいい……けど!
はい、開けて。
カギは四桁。君のお誕生日だから。
あ、違う違う、西暦は大丈夫。
西暦入れちゃうと、西暦で四桁埋まっちゃうから。
(彼女「数字三つしかないよ」)
あぁ、これ十の位に0使うタイプだから。
そうそう、上手上手。
はい開いたー。
まさかカギ開けるだけで、こんなに時間かかるとは思わなかったなあ。
ごめんね、分かりやすいように、カギの数字、箱に貼っとけばよかったね。
さあ。
ということで、中身を見てみよう。
んん、なあに?
箱こっちにやって、どうしたの。
(彼女「開けていいよ」)
いや、俺が開けても意味ないし。
(彼女「いつもお土産の包み開けたがるのに?」)
あのねえ、俺がお土産でもらったもの開けたがるのは、
君が何もらってきたか確認しなきゃいけないから!
ちゃんと確認して、くれた相手も把握しないと……。
あとは君に任せるとラッピングぐちゃってするから、
俺が開けたほうがいいと言うか……。
って!
これお土産じゃないんだから、君が開けて。
そんな不満そうな顔しないで……大丈夫、びっくり箱ではないから。
いや、ある意味……ううん、気にせず開けて、ね?
(彼女、フタを開ける)
ふふ。
やぁ~っと見てくれた。
本当はね、君が勝手に見ちゃって、
「見たんだ?」って問い詰めようと思ってたんだけど、
君が律儀な子で、段取り通りいかなかったな。
まあ、結果としては見てくれたからオッケー、オッケー。
ね、この箱の中身なんだか分かる?
分かるよね?
見覚えあるでしょ?
そ、この箱の中身は、ぜ~んぶ君が使ってた物だよ。
これは怪我した俺に貸してくれたハンカチ。
こっちは、君が飲んで捨てたパックジュースのゴミ。
この端に並んでるのは、君が外出のたびに付けて捨てたマスク。
あと付き合う前に集めた物もあるよ。
驚いた?
俺は君のこと、
君と付き合う前からず~~っと君のことが好きでさ。
近づきたくて、君の好みを探って、
やっとできた隙に、君の彼氏の座をゲットしたんだよ。
君に告白を受け入れてもらえたときは、
嬉しさのあまり体中の血液が沸騰したかと思ったよ。
(彼女「翌日熱出してたもんね……」)
えっ。
隠してたのに、なんで翌日俺が熱出したの知ってるの?
「見たら分かった」?
え、待って待って……君、俺のことそんなによく見て……、
あ、うん、顔真っ赤だったんだ。それは分かるね、うん。
って!
君、こんな箱見せられて、なんでそんなに普通でいられるの。
もう少し、引いたり、怖がったりするもんでしょ。
俺はそんな怖がる君を抱きしめて、そのまま監禁してやろうと思ってたんだよ!
(彼女「なんで?」)
な、なんでって。
元はと言えば、君が悪いの!
俺にだけ笑顔を向けてくれればいいのに、お店の人とかにニコニコしちゃってさあ。
君が他の人と話さなくていいように、レジは早めに済ませてるのに、
君ってばレジの人に「ごちそうさまでした」って絶対言うんだもん!笑顔で!
礼儀正しくて大好き! だけど憎い!
君に分かる、この気持ち?
そもそも君はコミュ力ありすぎるんだよ。
外にいたら誰にでもニコニコ、ニコニコ……、
もうこれは、監禁するしかないなって。
監禁したら、君は俺にだけ笑顔を向けてくれるし。
だから監禁のきっかけに、俺の本性見せようと、
わざわざ見つかりやすいところにコレクションの箱を置いたんだよ。
なんか……まあ、思った展開にはなってないんだけどね。
とりあえず、箱の中身見た感想もらっていい?
何も収穫ないと、こっちも引き下がれない。
言って?
(彼女「うーん、気持ち悪い?」)
「気持ち悪い」! いいね!
そういうの! そういう反応待ってたんだよ。
(彼女「捨てないの? 衛生的に」)
いいよ、いいよ。
「捨てないの? 衛生的に」ね。
その調子でもっと……うん、衛生的に?
いや、衛生的には、その、捨てたほうがいい、と思うよ……?
でも、そういうことじゃなくない?
え、そういうことなの? 俺がおかしい?
「コレクションなら、写真で残そう」じゃないよ!
そんなライフハック、俺みたいなのに持ち出すんじゃないよ!
俺みたいなのと写真なんて、一番引きあわせちゃダメなんだからね。
どこで聞いたのそんなライフハック!
「お母さん」。お母さんかあ。
君お母さんと仲良いもんねえ~~!
本当、君もご家族も日だまりみたいで、眩しいよ!
(彼女「それで、捨てるの?」)
~~!
分かった、捨てるよ。
やるよ、日だまりライフハック。
「日だまりライフハックって何」とか言うな。
君が与えた知識だろ。
ちょっと待っててね。
一眼持ってくる。
あっ、君はいじらないでいいから。衛生的に、ね。
一回言われちゃうと気になっちゃうなあ。
(彼女「コレクションの箱ってこれだけ?」)
あ、ううん。
コレクションはクローゼットの奥にもっとあるよ。
……ねえ、君、腕まくりしてるけど。
完全に大掃除スタイルだね。
(彼女「まず同じジャンルの物を全部出します!」)
うん。
そうだね、同じジャンルの物を、一回全部出すのは掃除の基本だよね。
はぁ……、こんなはずじゃなかったんだけどなあ……。
分かった、分かった。
箱は俺が全部出すから、その間君はゴミ袋用意しといて!
燃えるのだけで大丈夫! たぶん!
クレジット
ライター情報
はじめまして、こんにちは~。
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語尾などの細かい改変やアレンジ、性別の変更はお好きにどうぞ。
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