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また夜の街中で出会ってしまったスレンダーマンらしき知らないわけでもない男
written by 隷属種
  • インモラル
  • ホラー
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
  • ストーカー
  • サイコパス
  • メンヘラ
公開日2021年06月25日 00:24 更新日2021年07月02日 14:31
文字数
1053文字(約 3分31秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
夜の街中
あらすじ
◆シリーズ(全2作)
【頼住 千草(よりずみ ちぐさ)】
前回と同様スレンダーマンの擬人化レベルで似ているヒョロ長男。
その正体は昔、自分がいじめっこから守ってあげていた小さくてかわいい女の子…男の子。

昔は女の子のような外見だったしチビだったのに気付けるわけがない。
なぁんだ安心した! ストーカーではなかったし昔からの付き合いだし。
今回もすれ違いがあっただけで、彼は悪い人間じゃないはず。
まだちょっと怖いし早めに話切り上げて帰るけど、次会う時には怖がらないようにしよう。

そんな安堵も束の間、次に会う時には監禁生活が始まる聴き手ちゃんだったのだ。
本編
やぁ、こんばんは。

この前は、えっと…
ご…ごめんね。

いきなり話かけちゃって驚かせちゃったね。
女の子に…そんなのよくないよね? よ、夜中だったし。

怖がらせちゃったのかなって思って、謝りたかったんだ。
俺のこと、もう嫌になった…?

あっ! 待って、おねがいっ 待って!

(走って逃げる聴き手を追って二人で走り、追いつかれる描写)

はぁっ…
はぁーっ…

なんでっ…?
この前だって逃げて、なんで今も逃げちゃうの?
俺、ずっとずっと話したくて、見てて…
それなのに、逃げられちゃったら悲しいよ。
それに、俺のこと見てくれて…気付いてくれたのに、なんで…
って。

あっあっ うわぁ!!
あっ いやっ そのっ!

ごご、ごめんほんとに、あのっ
て…手なんて触っちゃって、えと…

はぁ、ごめん、ほんと…
はぁっ 暑い…汗かく…っ

…え?

そ、そうだよ!
俺だよ、千草っ…千草だよ!

あ、あれ…?
もしかして俺の事、俺だってわかってなかったの?

目…?
顔見て、初めてわかった?

そっか、そうだよね。
俺って背も伸びちゃったし…変わったように見えたよね。

え、女の子じゃなかったの? って…
あはは、そうだね。あの頃はそんな恰好もしてたっけ?

そっか…俺ってすぐにはわからなくて、あんなに怖がってたんだね。
俺の配慮が足りなかったね…ごめんなさい。

実は、ちょっと前にこっちに帰ってきてたんだぁ。
君のこと探してて、やっと見つけた!って思ったんだけど。
…なんか照れくさくて声かけられなくって。
見かける度に、話しかけようかどうしようかー、なんて迷ってるうちに…
…君の事つけてるみたいになっちゃってたのかな。

でも、怖がってる君を見てたら…なんだか昔のこと思い出しちゃったなぁ。

ふふ。
だって、君が…昔の僕みたいに怯えて小さくなってたから。
でも…あの時と比べたら、君のほうが…。
小さくて、かわいい。

え?
お世辞…なわけないよ!
君って、えっと、昔からすごくかわいくて、俺と違って人気者で…っ

あ…
もう、行くの?

そっか。
明日も仕事…なんだね。
わかった。
…それじゃ、また今度…ね。

それまで、元気にしていてね。
うん、じゃあね!


はぁ、やっぱり緊張したなぁ…。
俺のコト、ちゃんと目を見てお話してくれた。

昔と同じだね…俺を見てくれて、真っ直ぐ、俺を見てくれて。
…俺の事を理解しようとしてくれてた。
ふふ、嬉しい。

家はもうすぐ出来上がるし、あと少しで君との生活も始まるんだなぁ…。
嬉しくて、嬉しくて…ふふ、どうにかなりそう。
一生不自由はさせないし、今度は俺がずっと守ってあげなきゃ。
次会うときには、もう準備も出来てる。

…まずは、あの子の仕事先から処理していかなきゃね。

ふふ…ふふふ
きっと、喜んでくれるよね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
また夜の街中で出会ってしまったスレンダーマンらしき知らないわけでもない男
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
隷属種
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