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【彼女依存型ヤンデレ彼6】始まりの終わり…
written by 葛葉 茉白
  • 喧嘩
  • 嫉妬
  • 同棲
  • カップル
  • 恋人同士
  • OL
  • ヤンデレ
  • メンヘラ
  • 看病
公開日2021年07月22日 00:11 更新日2021年07月20日 09:57
文字数
2425文字(約 8分5秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ヤンデレメンヘラ依存症彼氏
視聴者役柄
冷静な塩対応彼女
場所
自宅
あらすじ
【あらすじ】
ようやく彼の過去のトラウマがわかり二人の仲にも変化が現れる。しかし彼女にも隠されたトラウマが…その事で彼女がなぜ微笑むのかを知りさらに彼女を深く愛する事に…
ラスト…数年後の二人の幸せな姿がそこにはあった。

こちらの台本はシリーズ全6話になっておりますが4.5.6話を除いて単話でもご使用出来ます。
4.5.6話についてはストーリーが連動している為、単話でのご使用はお勧めしません。

《ご挨拶》
初めまして拙い本を手に取って頂きありがとうございます。

《朗読して下さる演者様へ》
話の本筋が変わらないアレンジや言い回しの変更は演者様にお任せします。
文字と読み言葉では違いが出ますので、その辺に関しましても演者様のやり易い方向でお願いいたします。

作中内のSEもあれば付けていただいて、無ければ飛ばして大丈夫です(話の流れで必要な部分のみ表現して頂ければOK)
本編
ト書の種類
【 】 場所、シーンチェンジ、SE:指示
( ) 心情、行動、呟き
【()】彼女の心情、行動

~~~本編~~~

【自宅マンション】

【SE:玄関ドアの開閉音】

おかえり~今夜はハンバーグにしたよ。

あっ、それこの前話してた。

君に全部話したら、なんかスッキリしてさ
やっぱり働こうかなって…
それでレストランで募集してたから料理するの好きだし…

そこからはじめて二年たったら調理師の免許取ってそれで……

それでさ、いつか自分のお店を持って…
君と……(照れくさくて言いたくても言えない風に)
とにかくもう聞かなくていいから…

どうしたの黙って…
僕が勝手に決めたから?怒った?

ねぇ…黙ってないで何とか…って
なんで泣いてるの?

おいで(抱きしめる)どうしたの?

もうなんで君が嬉しくて泣くの…
馬鹿だなぁ~
それは君のおかげなんだよ。

ほら顔、上げて…
もうぐちゃぐちゃな顔だなぁ。
【SE:軽いリップ音】
ほら泣き止んで…
そんな顔は僕にしか見せちゃダメなんだからね。

【少し間を空ける】
【SE:玄関チャイム】

はーい…誰だろ…

【SE:玄関ドアの開閉音】
はい…どちら様ですか?

あぁ、彼女のお姉さん…とお母さん
僕の事は…彼女から聞いてる。
そうですか…

えっと彼女、今日は出勤で居ないんです。

はい、せっかくですからお茶でも…
そうですか…
これを彼女に渡せばいいんですね。
わかりました、お預かりします。

はい、失礼します。

【SE:玄関ドアの開閉音】

はぁ緊張した。
でもなんでお母さん、僕を睨んでたんだろう…
何か失礼な事を言ったかな?
それよりも彼女、僕の事を話しててくれたんだ。それも大切な人とか…

普段、そんな事絶対に言わないからお姉さんに言われてびっくりした。

って時間、せっかく仕事が見つかったのに遅刻なんてしたら大変だ。
【SE:急ぐ足音】

【しばし間を空ける】

【SE:玄関ドアの開閉音】

おかえりなさい。
今日も時間通りだね。
料理の仕上げもバッチリだよ。

それの荷物ね今日の昼間お姉さんが来て君にって置いていったんだ。

【SE:彼女に近づく足音】
僕の事、話しててくれたんだ。
お姉さんに言われてびっくりしたよ。

僕の事を大切な人って話してるって…

どうしたの?震えてる?
(彼女が震えてるのに気づく)
ねぇ…?

あぁうん、お母さんも一緒来たけど?

【SE:紙袋を放り投げる】
えっ?蹲って…どうした?

(彼に縋って泣く彼女)
何?大丈夫?なんで泣いてるの?

(彼女のその姿に戸惑)
えっ、あっ、どうしよ…
よしよし…泣かないで…なんで怯えてるの…

袋の中は何?
君に?へぇずいぶんと可愛い洋服だね、ほら見てご覧よ。

もしかしてこの洋服が嫌なの?
袋にしまうから…ほらもう大丈夫。

ねぇ!どうしたの!
過呼吸起こしてる?

そんな顔しなくても大丈夫だから…

僕に呼吸を合わせてごらん。

いいかい、息を吐いて…吐いて…
もっともっと吐いて…吐き切って……

そしたらゆっくり吸って……

そう上手、もう一回。

吐いて…吐いて…吐いて…全部吐いたら…

ゆっくり吸って……

ほらだいぶ呼吸が楽になってきた。
ゆっくり自分で呼吸してごらん。

(背中を擦りながら)
よしよし…
もう苦しくない、苦しくないよ。

大丈夫?君が過呼吸になるなんて…
もしかして原因は洋服それともお母さん?
言いたくないなら言わなくていいよ…

(ゆっくりと母親との確執を話す彼女)

うん、うん…

それで…うん…

君のお母さんは今で言う毒親なんだ。

君の全てを支配して…管理して…執着して自由を奪った…

だから僕をあんなに睨んでたんだ。
娘を奪った男だから…
君はそれを不思議には思わなかったの?

そっか、お母さんだけ居るのが当たり前でそれ以外は必要ないって育てられたんだ。
愛される事だけが当たり前だったんだ。

誰かを好きになったり物に愛着を持ったことがなかったんだ。
そんな風に育てられればそれが普通の事なんだから…そうなっても仕方ないよ。

だから君はクールな冷めた顔か優しく微笑む顔しか見せなかったんだ。
それしか出来なかったんだね…

ねぇ君は僕の事、好き?
愛してる?

ならそれだけでいいよ…
君は君のままでいてくれて…
出会ったとき僕にも言ってくれたでしょう。

なんで?君が初めて好きになって愛してくれたのが僕だって、わかったから…

あの時は夢中だったから気づかなかったけど、あのキスが君のファーストキスだったりする?

赤くなって下向くってことは図星かな…
もう安心して…
誰にも君を傷つけさせたりしない。
たとえ君の親だとしても…
君を傷つける人間は僕が許さない…
だから君は僕だけを愛してくれればいい
わかった。

よしよし…
これで過去の話は終わりにしよう…
いいね?

あのさ…今日初めてのお給料日だったんだ…
それでさ、
ちょっと目を瞑ってくれない?

なんでって、いいから早く…ほら…

じっとしてて…

(ネックレスをしてあげる)
動かないで…まだ目を開けちゃダメだよ。

はい!いいよ、目を開けて…

何、その顔…
何か言ってくれないの?

黙ってないで、なんか言って…
そのネックレスは、今までありがとうの感謝の気持ち…

僕の全部を受け入れてくれて…
こんな僕を愛してくれてありがとう。

(彼女抱きついてくる)
もうなんで泣くかなぁ
ほら、いつもみたいに微笑んでよ…

君が僕のあげたものを身に付けてくれてると思うと凄く嬉しいよ。
絶対に外しちゃダメだよいい?

これで何時でも君が何処にいるかすぐに僕にはわかる(呟く)

うぅん何でもないよ…
これでずっと二人一緒だねって言ったの。
ずっと愛してるよ

【シーンチェンジ】

なぁに、いつもにも増してニコニコして…
良かったの会社辞めちゃって?

君がレストランを手伝ってくれるのは、僕は凄く嬉しいよ。
これで君と24時間一緒に居られるし…

おっと…こら走ったら危ないよ…
おはよう
ほら、パパのところにおいで…

よいしょ(抱っこ)

女の子がそんなにはしゃいじゃ危ないでしょ…

もうすぐお姉ちゃんになるのにいつまでも赤ちゃんじゃダメなぁ(笑)
妹が生まれるんだから…

なに?弟が良かった…

パパは、男の子は…いらない。
だってママにはパパだけでいいんだから…

ほら、あっちで遊んでおいで。

えっ?ママも男の子がよかった…

(彼女の耳でヤンデレ)
『そんなこと言ってると君を殺して僕だけのものにしちゃうよ』

もう微笑んでうなずかないで。

冗談だよ。もう君の命は僕だけのものじゃないんだから。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【彼女依存型ヤンデレ彼6】始まりの終わり…
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
葛葉 茉白
ライター情報
初めまして台本を手に取って下さりありがとうございます。
葛葉 茉白(くずのは ましろ)と申します。

シナリオの書き方を勉強中の為、読みづらい点が多々見受けられると思います。
また語彙や言い回しも同様なのでその点を了承の上読んで頂ければ幸いです。
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