2人は社会人カップル。
ある日、デートの約束の日に寝坊して遅刻した彼氏。彼女の家のインターホンを鳴らすが出ない。
合鍵で家に入ると彼女はまだ寝ていた。
そばに落ちていたスマホを見て驚く彼。
そして1つの決心をする...

彼氏が少し年上で、優しく包み込むようなイメージです。

(慌てた様子、駆け足音あれば...タッタッタッタッ！)

やべっ！
9時に行くって言ったのに
30分の遅刻だ
早く行かないと怒られる...

はァ...はァ...

(ピンポーン)

あれ？
出ない？

(ピンポーン)

おかしいな...

(ピンポーン)

LINE...きてないし、
どうしたんだろう...

えっと、合鍵...と、
念の為貰っといてよかったぁ...

もしもーし、俺だけど！
ゴメン、入るね！

(ガチャ)

(声小さめに)

おじゃましまーす！
靴は...ある。
ん？電気ついてないな...

変だな...
おーい！
どこー？
どこだー！

(カチャ、ゆっくりドアを開ける音)

(ヒソヒソ声)

あれ？
もしかして...まだ寝てる？

珍しいな...
いつもなら時間に遅れたことないのに。

ん？
スマホ落ちてる...

(拾って)

LINE...
俺宛て？

あー、ゴメン
ちょっと見るね...

(スマホ操作)

「今日残業で遅くなったから、明日のデート時間ずらして欲しいんだけど...
多分11時には行けると」

ここで終わってる...
行けると...思うって打ちたかったのかな？

時間は...3時になってる
こんなに遅くまで起きてたのか...

そりゃ起きれないよな...

(彼女を見て)

ふふ...可愛い寝顔してる

いつもスッピン見られるのやだって言ってるから、
寝顔なんか勝手に見たら怒られちゃうかな...

(ベッドのそばにしゃがんで彼女の顔を覗き込む)

気持ちよさそう...
起こすのもったいないなぁ...

(優しく寝ている彼女に語りかける)

夕べも遅くまで仕事してたのかぁ
お疲れ様...

あんまり無理するなよ
残業多いって聞いてたけど、まさかこんな遅くまでしてるって思わなかったから...ちょっとびっくりした！

毎日こんな生活してるなんて知ったら、心配になるよ
俺がお前のこと、無理しないように守ってやりたいな...

(少し考えて)

ねぇ、一緒に住もうか...
そうしたら俺も家のことできるし、お前の負担も減らせるよな...

何よりお前とずっと一緒にいられる...
それが1番だよな...

(キス)

好きだよ...
頑張ってるお前は偉いな！

でも、頑張りすぎて疲れてるお前見るのは...あんまり嬉しくないよ...

無理すんな！
キツい時はちゃんと休めよ
俺がいるんだから、俺に頼って...

(キス)

あ？
起きた...

何でいるのって
ゴメン、びっくりさせたね

俺も今朝遅刻してさ、慌ててお前ん家来たんだよ。
インターホン何回鳴らしても返事なくて...
合鍵使って入ったらお前寝てた...

スマホが落ちてて...ごめん、中見えちゃった...
夕べおそくて時間ずらして欲しいってLINEくれようとしてたんだね...

送信する前に寝ちゃってたんだよ、お前！
だから、お前がめちゃくちゃ大変だったこと、さっき知った...

1人で頑張って...辛かっただろ？
無理して俺に付き合ってくれなくていいんだよ

しんどい時は、家でゆっくりすればいいんだから...
俺はお前といられるんならどこでもいい...

ホントだよ...
それに...スッピンのお前見れるのも嬉しい...

日頃あんまり化粧してないからそんなに変わらないけど、
素のお前が1番好き...

あー、ダメ！
布団にもぐらないで
恥ずかしくなんかないから

勝手に見たって...んな拗ねるなよ...
寝顔くらい見せてくれたっていいだろ！
俺はお前の彼氏なんだから！

そうやって恥ずかしがるとこも、拗ねるとこも全部可愛いんだけど...（笑）

(あくびする)

俺も眠くなってきた...
お前の隣、入っていい？
今日は家でゆっくりしよう...

(布団に入る)

ん...
ぎゅー！
あったかい

お前と一緒だと安心する
もうひと眠りしよっか？
起きてから何するか考えよう
もちろん

(耳元で)

このままずっとベッドでも...俺は大歓迎だよ！

フフ...照れちゃって...
はいはい余計なことは言わない...
あ、でも起きたら相談したいことあるから...
何って？
起きてからのお楽しみ...

じゃ、おやすみ...
大好きだよ...

ぎゅー！
...終...

・台本（ゆるボイ！）
仕事で疲れた彼女は俺が癒す！
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
Himeko