恨む相手に復習を誓い追っていたが捕まってしまった…そして明かされたのは

「はぁ…あなたにはとてもがっかりさせられました…もう少し私を楽しませてくれると思ったのですが」
　
「そんなに暴れても無駄に体力を消費するだけですよ？あなたの筋力でその拘束を解くことは出来ません」
　
「何故こうも簡単に捕まってしまったのか分かってない顔ですねぇ…」
　
「簡単な話ですよ、"最初から"貴女は私の手のひらの上だったということです。貴女が私を恨むきっかけとなったあの時からこうなることは必然だった」
　
「ただひとつ想定外だったのは…歯ごたえが無さすぎたことでしょうか…本当にがっかりですよ、もう少し楽しめると思っていたのに」
　
「まあいいでしょう、どちらにせよあなたがここで終わるという結果は変わらない」
　
「こんなことをした理由ですか…至極真っ当な疑問ですね、実に愚かです」
　
「理由などあるわけが無いでしょう？しいて言うなら愉悦を得たかった、ただそれだけの事です」
　
「さて、無駄話もこのあたりにしておきましょう。貴女が不甲斐ないせいで予定より早く終わってしまいましたから次の楽しみを探さなければなりませんのでね」
　
「輪廻転生というものが本当にあるとするならば、次は楽しませてくださいね？」
　
「では…さようなら」
(銃声×1)

・台本（ゆるボイ！）
恨んでいるサイコパスに捕まったお話
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア