- ヤンデレ
- 魔王
- 裏切り
公開日2022年05月13日 20:53
更新日2022年05月13日 20:53
文字数
1558文字(約 5分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女冒険者→魔王
視聴者役柄
仲間 勇者
場所
魔王城
あらすじ
あなたは勇者!国王より命を受け魔王討伐を目標に旅に出た!
しかし、1人で魔王が住む魔王城へ行くのは危険すぎる…だから、あなたはもう1人仲間を募ることになった。
そこであなたは旅先で腕の立つ冒険者を探し、見つけたのが町一番の剣士として名を馳せていた彼女だった
彼女仲間に加え、長い旅路の末に遂に魔王城へ辿り着いた…しかし、そこで彼女の様子が突然おかしくなり……
しかし、1人で魔王が住む魔王城へ行くのは危険すぎる…だから、あなたはもう1人仲間を募ることになった。
そこであなたは旅先で腕の立つ冒険者を探し、見つけたのが町一番の剣士として名を馳せていた彼女だった
彼女仲間に加え、長い旅路の末に遂に魔王城へ辿り着いた…しかし、そこで彼女の様子が突然おかしくなり……
本編
……ついにここまで来たな
あぁ…ここが私たちの最終目的地、魔王城だ
…なぁ緊張しているな…ハハッ、でもその気持ちは分かるよ。かくいう私もかなり緊張している
ここに来るまで沢山の事があったよな。君と初めて出会った時を覚えているか?
ふふっ、そうだな。町一番の剣士で、己の力を誇示することにしか興味のなかった若者であった私をスカウトしにきた君との出会い…
いや、あの時は驚いたよ。まさか一撃で君に負けるとは思わなかった。これでも私は剣にだけは自信があったのに……
いや、攻めてる訳では無いんだ。あの時の敗北が私をさらに強くしてくれたんだ。本当に君には感謝している。…それに君との旅も楽しかったしな
…ほんとに楽しかった。……だからここで何もかもが終わってしまうのは……残念だよ
ふふふ……あははは…どいうことか分からないか?なら……これでどうだ?
女冒険者が変身)
あーーこの体は久しぶりだ。実に懐かしい…人間の体は色々不便だったからな…この体はやはり力がたぎる!
…あぁ、自己紹介が遅れたね。我は魔王、この世界を恐怖と絶望に陥れた魔を操る王。千の悪魔と百の竜を傘下に置く最凶最悪の魔王…その人だ
ふふふ、その絶望と驚嘆に満ちた目!最高に滾るよ!
…なんで俺を騙してたか…ふふふ、まぁ貴様には演技とはいえど世話になったからな。教えてやろう
我は退屈してたのだ。魔界を制覇し、人間界のめぼしい冒険者も抹殺した。…最初は楽しかったのだが…気づけば皆(みな)死んでいた
皆が我に恐怖し、屈服した。我に逆らうものは消え失せ、跪き、頭を垂れた
実に退屈だった……故に勇者を待っていた
そして、勇者である貴様を見つけた。……だが、貴様は実に弱かった。我の部下でも楽に殺せるレベルにはな
だから、我は貴様を強くすることにした。そのために人間の姿を真似、町一番の剣士として貴様を待っていた
そして、貴様は来た
正直な話をするとな、旅の道中…ドンドン強くなっていく貴様を潰した方がいいと部下から進言されたし、我もそのうち貴様を殺す予定だった
だがな…貴様と共に時間を過ごす内にな、我の心に今まで無かった感情が芽生えたのだ
貴様の隣を歩くと妙に緊張した。貴様と手が触れ合う度に胸が…心がマグマのように熱くなった
気付いたら貴様との時間を惜しむようになった。失いたくないと思った。故に多くの試練を貴様に与えた。途中で挫折し、我と共に誰の邪魔も入らない田舎で2人で暮らしたかった
だが、貴様は止まらなかった。どんな試練を与えようと、どんな苦痛を与えようと…貴様は乗り越えた。そして…とうとう…ここまで来た…来てしまった
我はな、お前が好きだ。どうしようもなく好きだ。好きなのだ。……だが、多くの者をこの手にかけた我が幸せになっていいわけがあるまい
これが最後の試練だ。その剣で我の胸を貫け
…我の胸に埋められた魔石を破壊すれば、我は死ぬ。肉片も魂も残さず、あの世にも行けず、消滅するのだ
どうした?早く殺すんだ。憎いのだろう?この世に絶望と恐怖をもたらした我が!魔王が!憎いのだろう!?
さぁ早く殺すんだ!
……何故だ、何故…剣を置く。何故、涙を流すのだ。……貴様は勇者なのだぞ、魔王を殺す使命を持つ勇者なのだぞ…何故…何故…我を殺さんのだ
……え、愛しているから…
我は…その言葉を待っていた。…我は……いや、私はお前が…君の事が大好きだ…愛している
私と結婚してくれ。共に暮らそう。私は魔王の位を捨てる。君も勇者を捨ててくれ…王都に待つ姫様を捨て、私と共に生きよう
…それとひとつ、私は君以外の男なんて興味が無い…どうだっていい…だから、君も私以外の女を見ないでくれ…それをされたら私は…その女を殺めてしまう…だから…約束してくれ
……ありがとう、やはり君の言葉は私を心の底から幸せにしてくれる…君だけが…君という存在そのものが私を…満たしてくれるんだ
手を握ってくれ旦那様
手を握る)
キスをしてくれ旦那様
キス)
共に……逃げてくれ旦那様
これからも永遠に愛しているぞ旦那様…
あぁ…ここが私たちの最終目的地、魔王城だ
…なぁ緊張しているな…ハハッ、でもその気持ちは分かるよ。かくいう私もかなり緊張している
ここに来るまで沢山の事があったよな。君と初めて出会った時を覚えているか?
ふふっ、そうだな。町一番の剣士で、己の力を誇示することにしか興味のなかった若者であった私をスカウトしにきた君との出会い…
いや、あの時は驚いたよ。まさか一撃で君に負けるとは思わなかった。これでも私は剣にだけは自信があったのに……
いや、攻めてる訳では無いんだ。あの時の敗北が私をさらに強くしてくれたんだ。本当に君には感謝している。…それに君との旅も楽しかったしな
…ほんとに楽しかった。……だからここで何もかもが終わってしまうのは……残念だよ
ふふふ……あははは…どいうことか分からないか?なら……これでどうだ?
女冒険者が変身)
あーーこの体は久しぶりだ。実に懐かしい…人間の体は色々不便だったからな…この体はやはり力がたぎる!
…あぁ、自己紹介が遅れたね。我は魔王、この世界を恐怖と絶望に陥れた魔を操る王。千の悪魔と百の竜を傘下に置く最凶最悪の魔王…その人だ
ふふふ、その絶望と驚嘆に満ちた目!最高に滾るよ!
…なんで俺を騙してたか…ふふふ、まぁ貴様には演技とはいえど世話になったからな。教えてやろう
我は退屈してたのだ。魔界を制覇し、人間界のめぼしい冒険者も抹殺した。…最初は楽しかったのだが…気づけば皆(みな)死んでいた
皆が我に恐怖し、屈服した。我に逆らうものは消え失せ、跪き、頭を垂れた
実に退屈だった……故に勇者を待っていた
そして、勇者である貴様を見つけた。……だが、貴様は実に弱かった。我の部下でも楽に殺せるレベルにはな
だから、我は貴様を強くすることにした。そのために人間の姿を真似、町一番の剣士として貴様を待っていた
そして、貴様は来た
正直な話をするとな、旅の道中…ドンドン強くなっていく貴様を潰した方がいいと部下から進言されたし、我もそのうち貴様を殺す予定だった
だがな…貴様と共に時間を過ごす内にな、我の心に今まで無かった感情が芽生えたのだ
貴様の隣を歩くと妙に緊張した。貴様と手が触れ合う度に胸が…心がマグマのように熱くなった
気付いたら貴様との時間を惜しむようになった。失いたくないと思った。故に多くの試練を貴様に与えた。途中で挫折し、我と共に誰の邪魔も入らない田舎で2人で暮らしたかった
だが、貴様は止まらなかった。どんな試練を与えようと、どんな苦痛を与えようと…貴様は乗り越えた。そして…とうとう…ここまで来た…来てしまった
我はな、お前が好きだ。どうしようもなく好きだ。好きなのだ。……だが、多くの者をこの手にかけた我が幸せになっていいわけがあるまい
これが最後の試練だ。その剣で我の胸を貫け
…我の胸に埋められた魔石を破壊すれば、我は死ぬ。肉片も魂も残さず、あの世にも行けず、消滅するのだ
どうした?早く殺すんだ。憎いのだろう?この世に絶望と恐怖をもたらした我が!魔王が!憎いのだろう!?
さぁ早く殺すんだ!
……何故だ、何故…剣を置く。何故、涙を流すのだ。……貴様は勇者なのだぞ、魔王を殺す使命を持つ勇者なのだぞ…何故…何故…我を殺さんのだ
……え、愛しているから…
我は…その言葉を待っていた。…我は……いや、私はお前が…君の事が大好きだ…愛している
私と結婚してくれ。共に暮らそう。私は魔王の位を捨てる。君も勇者を捨ててくれ…王都に待つ姫様を捨て、私と共に生きよう
…それとひとつ、私は君以外の男なんて興味が無い…どうだっていい…だから、君も私以外の女を見ないでくれ…それをされたら私は…その女を殺めてしまう…だから…約束してくれ
……ありがとう、やはり君の言葉は私を心の底から幸せにしてくれる…君だけが…君という存在そのものが私を…満たしてくれるんだ
手を握ってくれ旦那様
手を握る)
キスをしてくれ旦那様
キス)
共に……逃げてくれ旦那様
これからも永遠に愛しているぞ旦那様…
クレジット
ライター情報
どうも! クリエイターの端くれの中の端くれ、ゆぅと申します!
主に男性向けのシチュエーションボイスの台本を投稿させていただいております。
フリー台本を使って頂いた作品の合計視聴回数は15万回再生を突破しており、これもひとえに演じてくださってる演者様の高い技術と視聴して頂ける方々のおかけでとても励みになっております。この場を借りて感謝を…
有償のご依頼等、詳しくはサイト記載のpixivのDMに!
もしくはTwitterのDMまで気軽にご相談下さい
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