真夜中に突然掛かってきた1本の電話。相手は長年付き合ってきた彼女。でも、どうやら様子がおかしくて……

着信音
「もしもし。どうしたの？こんな遅い時間に？何かあった？」
元気な感じから疑問口調に変化
「ん？何かいつもと様子が違うけど大丈夫？鼻声だし、もしかして泣いてたの？」
焦った声に変化
「ちょっと待っててね！今すぐ君の家に行くから！」
ドアの開閉音
「君！大丈夫？泣いてるじゃん。何があったの？話聞かせて。」
「うん、うん。劇団で自分がしたかった役が君の低い身長では出来ないからって言われたた。他の人よりも一生懸命頑張ってるのに身長だけで決められて嫌になって自分が嫌いになった、ね。」
「ハグするよ。(少しの間)大丈夫。君はずっと努力してきたよね。休みの日でも台本をずっと読んだり僕と掛け合いしたりしたよね？僕は君がずっとひたむきに努力してきたのを見てきた。だから、そんな君を君自身で否定してほしくない。努力してきたのに報われない辛さは僕も分かる。だからこそ僕は君の隣で君を支えたい。辛くなったら僕を呼んで？全速力で君のところに向かうから。大丈夫、君は君はのままで大丈夫。そのままの君が1番僕は好きだから。一緒に頑張っていこ！」

・台本（ゆるボイ！）
演劇で心折れた彼女を励ます彼氏君
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
速雨 翔