職場の先輩と付き合っている後輩くん。
部長と親しげに話す先輩に我慢できず、勤務中にイケナイお仕置きを…。
犬系彼氏が普段隠しているSの部分が、だんだんあらわになっていきます。
リアルでこんなことしたら…なドキドキのシチュエーションをお楽しみください

(　)ト書き　《　》彼女・部長のセリフ

効果音・BGMによる演出はご自由にしてください。

(職場)
(彼女、デスクで仕事をしている。)
(彼氏、彼女に企画書を持ってくる)

先輩、お疲れ様です。
企画書のチェックお願いします。

《いつも仕事が早いわね。ありがとう。》

へへっ。仕事が早いなんて…。
褒めてもらえて嬉しいです。

《修正してほしい所も特にないわ。これでいきましょ。》

修正なしですか?よかった。
ではこれでよろしくお願いします。
あっ、あの、先輩、今日のランチなんですけど…。
よかったら、一緒に…。
時間がないから無理…ですか。わかりました。
じゃ、じゃあ来週の…。

《お疲れ。例の件は順調か?》

え?ぶ、部長!いらしてたんですか!?
…お、お疲れ様です。
僕…ですか?
僕は…先輩に企画書のチェックをしていだいていたところで。
べ、別に邪魔しているわけでは…。

《用事が済んだのなら、次の業務につきなさい。》

はい。業務に戻ります。失礼します。

(彼氏、自分のデスクに戻る)

はぁ…。
部長に追い返されて自分のデスクに戻ってきたはいいけど…。
先輩と部長が気になって、
仕事なんか手につかないよ。

はぁ…。
楽しそうに打ち合わせしてるなぁ。
僕には職場であんな顔、
全然見せてくれないのに…。
彼氏…なんだけどなぁ。

えっ?
部長、もしかして先輩を…ランチに誘ってる!?

どうしよう…。
「僕もご一緒していいですか?」って割り込んじゃう?
いやいや、
そんなことしたらめちゃくちゃ怪しいし、
先輩には付き合ってることは内緒って言われてるし…。

先輩、断るよね?ね?
…って。嘘でしょ…。
部長とランチ、行っちゃった。

そんな…僕の誘いは断って、部長と?
もしかして…先輩、僕より部長のことが…。
う、ううん、先輩は僕の彼女…そんなわけ…。
…でもこのままじゃ、
部長に先輩のこと取られちゃうんじゃ…。
そんなのイヤだ。なんとかしないと。



先輩、お疲れ様です。
ランチ終わりですか?
次の会議までまだ時間ありますよね?
ちょっと過去のデータでお聞きしたいことがあるので、
一緒に資料室まで来てもらえませんか?

《えっ?でも…。》

いいから、来てください。

(彼氏、強引に彼女の手を引いて連れて行く)

さぁ、入って。

(彼氏、彼女を資料室に入れると鍵をかける)

無理やり手引っ張ってきてすみません。
大丈夫ですか?

《ちょっと、なんでこんなこと…。過去のデータを調べたいっていうのは嘘だったのね?こんなところ…誰か見てたらどうするの?》

過去のデータ?
あぁ、すみません。それ嘘です。
だってそうでも言わないと、
来てくれなさそうでしたから…。

先輩…さっき部長とランチしてましたよね?
僕とは一緒に行ってくれないのに、
部長とならいいんですか?

《違うの。あれはたまたまランチ時だっただけで…。打ち合わせがメインだったの。》

メインは仕事の打ち合わせ。
ランチは、あくまでもついで…ですか。
そのわりに、
誘われた時、随分嬉しそうに見えましたけど。

先輩、僕と付き合ってても楽しくなさそうですね。いつもバレないようにって、
周りの目を気にして…。
僕が彼氏って知られるの…恥ずかしいですか?
「そういうわけじゃない」って…。
でも実際そうじゃないですか。
二人で楽しそうに打ち合わせしてランチして…。
部長となら付き合ってるって思われてもいいってことですよね?
先輩…部長と何話してたんですか?

《だから仕事の話だって言ってるでしょ?会議の準備もあるし、もう戻らないと…。》

いや、
あんなに嬉しそうについていっておきながら、
仕事の話だけって…そんなわけないでしょ?
って…ちょっと、どこ行くんですか?
待って。
まだ話は終わってません。

(彼氏、彼女を部屋の隅に連れ込む)

…ご、ごめんなさい。
押し倒すつもりじゃ…なかったんです。
…でも、話してくれない先輩が悪いんですよ。
だから、
逃げないようにこのまま押さえさせてもらいます。

《離して!》

…抵抗しても無駄ですよ。
僕、華奢な方だけど、
本気出したら先輩くらい簡単に押さえつけられますからね。

大丈夫ですよ。
資料の段ボールの陰で外からは見えませんし、
入る時に鍵かけましたから…。

ねぇ先輩…ほんとは部長のことが好きなんですか?
かっこいいですもんね。
頼りがいがあって、
いざという時いろいろリードしてくれそうで…。
僕には部長みたいな大人の魅力がないから…物足りなかったですか?

《違う!ほんとに部長とは何もないから!》

ほんとに部長とは何もない、ですか…。
じゃあなんで、あんな嬉しそうな顔するんですか。

「部長には入社の頃からお世話になっている」
…先輩、よく言ってましたよね…。
その話を聞く度に、
部長は、僕の知らない先輩を、たくさん知ってるんだなって。
部長が羨ましかった…。
こんな気持ち、
先輩にはわからないでしょうね。

《今日のあなた、いつもと様子が違う。どうしちゃったの?》

今日の僕、別人みたいですか?
そうですよね。
普段の僕なら、
「わかりました」って、物分かりのいい彼氏だったかもしれません。

…でももう限界です。
先輩を、僕だけの物にしたい。
たとえ上司でも、他の男の人に笑顔を見せているのが許せない…。

僕をこんなに嫉妬させた罰です。
…お仕置きせてもらいます。

(彼氏、強引にキスする)

…くすっ。
不意打ちでキスしたら、声出ちゃいましたね。
安心してください。
痛いことはしません。
僕がどれだけ先輩のことが好きか…わかってもらうためのお仕置きなんで。

先輩、こっち向いて…。

(彼氏、強引に何度もキスする)

くすっ。
目うるませて…。
職場で強引にキスされるの、気持ちいいんですね。

もう僕のことしか考えられないように…。
もっといろんなところにキスしてあげます。

(彼氏、彼女の唇や頬や首筋にキスする)

…はぁ、腕、全然力入ってないですね。
もう押さえつける必要もなさそう。
先輩のやわらかい唇も白くてきれいな首筋も…。
全部僕のもの。
誰にも渡さない。

先輩、
耳舐められるとすっごく声出ちゃいますよね。
ここでしたら、廊下まで聞こえちゃうかな。

《耳はやめて。お願い…。》

やめてほしいですか?
くすっ。だめです。
これはお仕置きなんですから。

(彼氏、耳にキスする)

…耳に軽くキスしただけなのに、
声、出過ぎです。
もっと抑えてください。
先輩が感じてる声、誰にも聞かせたくないので。
僕だけに聞こえるように、ね。

(彼氏、耳舐めする)

…僕の言う通り、声、我慢してるんですか?
でもかすかにもれる先輩の声…。
すっごくそそられます。
息も荒いですね…。
よしよし、よく頑張りました。
ひとまず身体起こしましょうか?
よいしょ…っと。


ねぇ、先輩…僕のこと、好きですか?

(彼女、頷く)

好き?…じゃあ、先輩からの…キスがほしいです。
ほんとに好きなら、僕にキスしてください。

(彼女、キスする)

…ふっ。その恥ずかしそうな顔、たまんないです。
もっと、いっぱい、してください。

(彼女、何度もキスする)

…んっ。んっ。
ねぇ先輩…もっと激しいのしましょう。
舌絡めて…僕の嫉妬が消えるくらい…。

(ディープキスする)

…あっ、すごい。…気持ちいい。

先輩…好きって言ってください。
僕だけが好き…って。

《好き…あなただけ…好き。》

嬉しい…。
その好きって言葉も、甘い声も、
全部僕のためだけにしてくださいね。
他の人に見せたらだめですから。
約束ですよ。


…何か…聞こえる?
社内アナウンス?

…くすっ、会議まであと30分だそうです。

…はぁ。さすがに仕事に戻らないといけないですね。残念。

先輩はもう少しここで休んでいてください。
僕、先に戻って、
怪しまれないように適当にごまかしておきますから。
また後で…んっ。

(彼女、彼氏にキスする)

先輩…?どうしたんですか?
…もしかして、続き、したいんですか?

くすっ。
そんなとろけた目で見つめてもだめですよ。
そう、おあずけです。
…ほんとは僕だって、先輩をいじめたくてたまらないんですから。
続きは家に帰ってから…。
たっぷりしてあげますからね。


〜おわり〜

・台本（ゆるボイ！）
[R15・嫉妬]職場でお仕置き…しちゃいます。
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
初実とうか