- ラブラブ
- インモラル
- 嫉妬
- ヤンデレ
- おにショタ
- 男の娘
- 少年
- 弟
- 徴兵忌避
- 兄弟
- 兄弟愛
- 戦争
- 色仕掛け
公開日2023年02月18日 14:00
更新日2023年02月18日 14:02
文字数
2597文字(約 8分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
主人公の弟。男の娘
視聴者役柄
正義感の強い解放軍の兵士
場所
ファンタジー世界
あらすじ
【帰郷する前の兄と少女のお話はこちら】
※ストーリーは繋がっていますが、単独の物語としても成立するので、単発での台本使用も可能です。
戦争が始まってすぐに義士が集う解放軍に参加した兄のあなたと、一緒に参軍しようとするも両親の反対で家に残ることとなった弟。
戦争開始から5年が経ち、休戦協定が結ばれたことで、あなたは保護地域で仲良くなった孤児の少女を連れて、一度帰郷し実家を訪ねる。すると、家の中からは可愛らしい女の子の格好をした弟が出て来て…
※ストーリーは繋がっていますが、単独の物語としても成立するので、単発での台本使用も可能です。
戦争が始まってすぐに義士が集う解放軍に参加した兄のあなたと、一緒に参軍しようとするも両親の反対で家に残ることとなった弟。
戦争開始から5年が経ち、休戦協定が結ばれたことで、あなたは保護地域で仲良くなった孤児の少女を連れて、一度帰郷し実家を訪ねる。すると、家の中からは可愛らしい女の子の格好をした弟が出て来て…
本編
【あなたの実家】
……あっ!
私が出るから、お母さん達は待ってて!
はーい、今開けますよー
[SE:ドアを開ける]
……あっ、あなたは…
……ううん、名乗らなくなたってわかるよ
おかえりなさい、兄さん!
ずっと待ってたんだよ!
えへへ……
……なに、兄さん?
私の格好?
それは中に入ってからゆっくり話すよ!
さ、上がって上がって!
……って言いたいところだけど
……その女、誰?
……へぇ〜、そうなんだ
見た感じ、私と同い年かちょっと上くらいだけど……兄さんのお友達?
……やっぱり、そうなんだ
しっかり手まで繋いじゃって、とっても仲が良いんだね!
それじゃあ、長旅で疲れてるだろうし二人とも中に入っちゃって!
――――――
【家の中、リビングにて】
へぇ〜……
戦争に巻き込まれてご両親を失って、兄さんがいなかったら自分も危なかったなんて……大変だったんだね
だから兄さんのことを命の恩人って言って、慕ってるんだ
……それだけじゃないって?
……うんうん
ふふっ、当然だよ!
兄さんは子どもの頃から皆に優しくて、私にもお父さんやお母さん以上に愛情を注いで大事にしてくれてたんだから!
あなたのことも、きっと家族と同じように思って、接してくれてるんじゃないかな?
そうだよね、兄さん?
……もう、そんなに照れなくたっていいのに
私もこの子も、真面目で優しい兄さんのことが大好きだって言ってるだけ
でしょ
……え?ううん、違うよ
妹じゃなくて、私は兄さんの弟
5年前に戦争が始まって兄さんが解放軍に参加してから、徴兵を免れる為に私はずっと女として育てられてきたの
当然お父さんもお母さんも、兄さんのことをすごく心配してた
本当は私も解放軍に参加したかったけど…
まだ幼いし、私達は二人兄弟だから私まで戦争に行かせたくはないって猛反対されてね
そうこうしている間に国からの徴兵も始まって、私達はやり過ごすことを決めたの
……いや、怖いとは思ってないよ
私は戦場に行くことに恐怖なんて全く感じてなかった
でも、解放軍じゃなくて国軍として徴兵されて、兄さんと争い合うのだけは絶対に嫌だったんだ
だって、約束したから
「戦争が終わったら、必ずまた家族皆で集まって暮らそう」って
最初は半年もしないで終わるって予想されてた戦争が、こんなにも長引くだなんて思わなかったけど…
それでも、私は兄さんが絶対に約束を守ってくれるって信じて待ってたんだよ
そうしたら……こうやって、ちゃんと帰って来てくれた!
えへへ……嬉しい、嬉しいよ兄さん
これからまた、昔みたいにこの家で家族皆で楽しく暮らそうね♡
……え?
今は顔を見せに来ただけって……どういうこと?
……それは知ってるよ
一時的な休戦協定が結ばれただけだから、まだ戦争は終わってないんでしょ
だから、私もまだ弟じゃなくて、兄さんの妹として振る舞わないといけない
それくらいは、私でも理解できるよ
だけど……兄さん、手紙では約束を果たすって言ってくれてたじゃない
まさか……今になって、約束を破る、なんて言わないよね?
……ふぅん
その子のことが心配なんだ
(小声で)……家族の私達より、どこの誰かもわからないようなその女の方が、ね
まあ、事情が事情だしそれは仕方ないよ!
その子の引受先をちゃんと見つけてあげないと、可哀想だもん
……あはは、大丈夫!
怒ってなんかいないよ
困ってる人を放っておけない兄さんのことだから、その子を連れてきた時から、なんとなくそんな気はしてたんだ
もう泊まる部屋は整えた?
いくら仲が良いとはいっても、流石に兄さんと同じ部屋で寝るのは気まずいだろうし、私が案内してあげるよ
……いやいや、遠慮なんてしなくていいって
お父さん、確か二階の隅の部屋が空いてたからそこ使っていいよね?
……よーし!
ほら、それじゃ早く行って、ベッドとか色々準備しちゃお!
……あ、それから兄さん
後で支度が終わったら、一人で私の部屋に来て
……ダメ、一人で来て
大事な話だから
……ふふっ、それじゃあ荷物、持っていくね!
――――――
【暫く後、弟の部屋】
[SE:あなたがドアをノックする]
……兄さん?
[SE:あなたがドアを開ける]
……あの子はどこ?
ちゃんと一人で来てくれた?
……一階で料理を手伝ってる?
そっか、わかった
兄さん、こっち来て
私の横に座って
……そう
はぁ……全くお人好しだなぁ、兄さんは
……ダメでしょ、あんな奴家に連れて来ちゃ
……なに?
「あんな奴」、でいいの
だって、保護した市街地にいたってだけで、本当にそこの出身なのか、ただの市民なのか、証明できるものは何もないんだよ?
解放軍のことが気に入らない人達の送り込んだスパイかもしれないし
あれだけ兄さんにベタベタくっついて、家にまでついて来てるんだから、相当怪しいよ
街の人達とも知り合いで仲が良いって……そんなの、スパイだったら尚更でしょ
兄さんが見た街の人達っていうのも、実は全員グルかもしれないし
……考え過ぎなんかじゃないよ!
悪い人達はそうやって、兄さんみたいに心の優しい人の性格につけ込むのが得意なの!
だから、兄さん……
早くどっかの孤児院にでも預けて、あいつと縁切っちゃってよ
それで、またすぐに家に帰って来て、私と暮らそう
こうやって、お互いの肌の温もりを感じられるように抱き合ってさ
ほら……
(抱きつく)
ぎゅう〜……
(あなたが弟を突き飛ばす)
痛っ!…
なんで?
酷いよ、兄さん……
何でそんなにあいつのことを庇うの?
何で兄さんのことを慕い続けて来た私を突き放すの?
……気持ち悪い?
嘘ついても無駄だよ
兄さんが見た目や性別で他人のことを差別するような人じゃないのは私が一番良く知ってる
それに……さっき帰って来てから、私の胸とか脚をちらちら見て、その度に恥ずかしそうに顔を逸してたのも全部気づいてるから
ふふ……ほら、また顔逸らそうとした
嬉しいよ……兄さんが、私のことをそういう風に意識してくれてるなんて
やっぱり、兄さんの隣にいていいのは私だけだよね
(弟が上着を脱ぐ)
……何してるんだ、ってわかるでしょ
これから兄さんと私の愛を深めるんだから、邪魔な服は脱がないと
見て……ちゃんと下着も、兄さんが好きそうなやつを選んだんだよ♡
…静かにして
あいつがいようがいまいが、元から兄さんが帰ってきたらこうする予定だったんだから
……あいつが見に来る?
いいじゃん!あの勘違い野郎に私達兄弟の愛を思う存分見せつけてやろうよ!
…そしたら、きっとあいつも自分から勝手に消えてくれるだろうし
ふふ……逃げちゃダメ
お母さん達もあいつも、兄さんが私の部屋にいるのは知ってるんだし、今私がこんな格好で飛び出して行ったら、何があったかなんてすぐに想像がついちゃうよ
兄さんは私に身を任せて
変なやつに奪われないように……私が兄さんを守ってあげないとね
それじゃあ、始めよっか♡
――END――
……あっ!
私が出るから、お母さん達は待ってて!
はーい、今開けますよー
[SE:ドアを開ける]
……あっ、あなたは…
……ううん、名乗らなくなたってわかるよ
おかえりなさい、兄さん!
ずっと待ってたんだよ!
えへへ……
……なに、兄さん?
私の格好?
それは中に入ってからゆっくり話すよ!
さ、上がって上がって!
……って言いたいところだけど
……その女、誰?
……へぇ〜、そうなんだ
見た感じ、私と同い年かちょっと上くらいだけど……兄さんのお友達?
……やっぱり、そうなんだ
しっかり手まで繋いじゃって、とっても仲が良いんだね!
それじゃあ、長旅で疲れてるだろうし二人とも中に入っちゃって!
――――――
【家の中、リビングにて】
へぇ〜……
戦争に巻き込まれてご両親を失って、兄さんがいなかったら自分も危なかったなんて……大変だったんだね
だから兄さんのことを命の恩人って言って、慕ってるんだ
……それだけじゃないって?
……うんうん
ふふっ、当然だよ!
兄さんは子どもの頃から皆に優しくて、私にもお父さんやお母さん以上に愛情を注いで大事にしてくれてたんだから!
あなたのことも、きっと家族と同じように思って、接してくれてるんじゃないかな?
そうだよね、兄さん?
……もう、そんなに照れなくたっていいのに
私もこの子も、真面目で優しい兄さんのことが大好きだって言ってるだけ
でしょ
……え?ううん、違うよ
妹じゃなくて、私は兄さんの弟
5年前に戦争が始まって兄さんが解放軍に参加してから、徴兵を免れる為に私はずっと女として育てられてきたの
当然お父さんもお母さんも、兄さんのことをすごく心配してた
本当は私も解放軍に参加したかったけど…
まだ幼いし、私達は二人兄弟だから私まで戦争に行かせたくはないって猛反対されてね
そうこうしている間に国からの徴兵も始まって、私達はやり過ごすことを決めたの
……いや、怖いとは思ってないよ
私は戦場に行くことに恐怖なんて全く感じてなかった
でも、解放軍じゃなくて国軍として徴兵されて、兄さんと争い合うのだけは絶対に嫌だったんだ
だって、約束したから
「戦争が終わったら、必ずまた家族皆で集まって暮らそう」って
最初は半年もしないで終わるって予想されてた戦争が、こんなにも長引くだなんて思わなかったけど…
それでも、私は兄さんが絶対に約束を守ってくれるって信じて待ってたんだよ
そうしたら……こうやって、ちゃんと帰って来てくれた!
えへへ……嬉しい、嬉しいよ兄さん
これからまた、昔みたいにこの家で家族皆で楽しく暮らそうね♡
……え?
今は顔を見せに来ただけって……どういうこと?
……それは知ってるよ
一時的な休戦協定が結ばれただけだから、まだ戦争は終わってないんでしょ
だから、私もまだ弟じゃなくて、兄さんの妹として振る舞わないといけない
それくらいは、私でも理解できるよ
だけど……兄さん、手紙では約束を果たすって言ってくれてたじゃない
まさか……今になって、約束を破る、なんて言わないよね?
……ふぅん
その子のことが心配なんだ
(小声で)……家族の私達より、どこの誰かもわからないようなその女の方が、ね
まあ、事情が事情だしそれは仕方ないよ!
その子の引受先をちゃんと見つけてあげないと、可哀想だもん
……あはは、大丈夫!
怒ってなんかいないよ
困ってる人を放っておけない兄さんのことだから、その子を連れてきた時から、なんとなくそんな気はしてたんだ
もう泊まる部屋は整えた?
いくら仲が良いとはいっても、流石に兄さんと同じ部屋で寝るのは気まずいだろうし、私が案内してあげるよ
……いやいや、遠慮なんてしなくていいって
お父さん、確か二階の隅の部屋が空いてたからそこ使っていいよね?
……よーし!
ほら、それじゃ早く行って、ベッドとか色々準備しちゃお!
……あ、それから兄さん
後で支度が終わったら、一人で私の部屋に来て
……ダメ、一人で来て
大事な話だから
……ふふっ、それじゃあ荷物、持っていくね!
――――――
【暫く後、弟の部屋】
[SE:あなたがドアをノックする]
……兄さん?
[SE:あなたがドアを開ける]
……あの子はどこ?
ちゃんと一人で来てくれた?
……一階で料理を手伝ってる?
そっか、わかった
兄さん、こっち来て
私の横に座って
……そう
はぁ……全くお人好しだなぁ、兄さんは
……ダメでしょ、あんな奴家に連れて来ちゃ
……なに?
「あんな奴」、でいいの
だって、保護した市街地にいたってだけで、本当にそこの出身なのか、ただの市民なのか、証明できるものは何もないんだよ?
解放軍のことが気に入らない人達の送り込んだスパイかもしれないし
あれだけ兄さんにベタベタくっついて、家にまでついて来てるんだから、相当怪しいよ
街の人達とも知り合いで仲が良いって……そんなの、スパイだったら尚更でしょ
兄さんが見た街の人達っていうのも、実は全員グルかもしれないし
……考え過ぎなんかじゃないよ!
悪い人達はそうやって、兄さんみたいに心の優しい人の性格につけ込むのが得意なの!
だから、兄さん……
早くどっかの孤児院にでも預けて、あいつと縁切っちゃってよ
それで、またすぐに家に帰って来て、私と暮らそう
こうやって、お互いの肌の温もりを感じられるように抱き合ってさ
ほら……
(抱きつく)
ぎゅう〜……
(あなたが弟を突き飛ばす)
痛っ!…
なんで?
酷いよ、兄さん……
何でそんなにあいつのことを庇うの?
何で兄さんのことを慕い続けて来た私を突き放すの?
……気持ち悪い?
嘘ついても無駄だよ
兄さんが見た目や性別で他人のことを差別するような人じゃないのは私が一番良く知ってる
それに……さっき帰って来てから、私の胸とか脚をちらちら見て、その度に恥ずかしそうに顔を逸してたのも全部気づいてるから
ふふ……ほら、また顔逸らそうとした
嬉しいよ……兄さんが、私のことをそういう風に意識してくれてるなんて
やっぱり、兄さんの隣にいていいのは私だけだよね
(弟が上着を脱ぐ)
……何してるんだ、ってわかるでしょ
これから兄さんと私の愛を深めるんだから、邪魔な服は脱がないと
見て……ちゃんと下着も、兄さんが好きそうなやつを選んだんだよ♡
…静かにして
あいつがいようがいまいが、元から兄さんが帰ってきたらこうする予定だったんだから
……あいつが見に来る?
いいじゃん!あの勘違い野郎に私達兄弟の愛を思う存分見せつけてやろうよ!
…そしたら、きっとあいつも自分から勝手に消えてくれるだろうし
ふふ……逃げちゃダメ
お母さん達もあいつも、兄さんが私の部屋にいるのは知ってるんだし、今私がこんな格好で飛び出して行ったら、何があったかなんてすぐに想像がついちゃうよ
兄さんは私に身を任せて
変なやつに奪われないように……私が兄さんを守ってあげないとね
それじゃあ、始めよっか♡
――END――
クレジット
ライター情報
主にpixivでフリー台本を投稿している、Cybistarと申します。
ゆるボイ!では、pixivに投稿した台本(R-18指定作品は除く)と同じものを投稿していく予定です。
特に台本について厳しい拘りなどはないので、当サイトのルールに従って頂ければどんなアドリブ・アレンジ・改変もして頂いて構いません!
台本を使用される際はTwitterのDMで一言頂けると幸いです(是非、作品を拝聴させて頂きたいです)。但し、ルールではなくただの願望なので強制ではありません。
ゆるボイ!では、pixivに投稿した台本(R-18指定作品は除く)と同じものを投稿していく予定です。
特に台本について厳しい拘りなどはないので、当サイトのルールに従って頂ければどんなアドリブ・アレンジ・改変もして頂いて構いません!
台本を使用される際はTwitterのDMで一言頂けると幸いです(是非、作品を拝聴させて頂きたいです)。但し、ルールではなくただの願望なので強制ではありません。
有償販売利用の条件
台本を使用した音声作品の有料販売のような商用利用の場合は事前・事後どちらでも構わないので、必ず使用報告を行って下さい。報告が無かった場合は、台本の無断使用及び盗作と看做します。
利用実績(最大10件)
Cybistar の投稿台本(最大10件)