- 別れ話
- 同棲
- 浮気
- OL
- 切ない
- 最後の夜
- シチュエーション
- シチュボ台本
- フリー台本
公開日2023年03月07日 15:44
更新日2023年03月07日 15:44
文字数
2818文字(約 9分24秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
恋人(青年)
視聴者役柄
恋人(浮気をした女性)
場所
同棲しているアパート
あらすじ
突然降ってきた激しい雨。彼は彼女に駅に迎えに行くとLINEをして迎えに行くが、彼女はLINEを見ること無く会えずに一人で帰ってくる。
家に帰ってきても夕食は外で済ませたと話し、彼が話しかけても素っ気なく返す。そして彼女のLINEが鳴ると、遂に彼の言葉にならない程の感情が爆発する。嵐の夜に2人の関係は…。
家に帰ってきても夕食は外で済ませたと話し、彼が話しかけても素っ気なく返す。そして彼女のLINEが鳴ると、遂に彼の言葉にならない程の感情が爆発する。嵐の夜に2人の関係は…。
本編
ただいまー。
あ…、お帰り!帰ってたんだね。
(苦笑いで)
どこかで…すれ違いになっちゃったね。
君、今朝出かける時に傘を持たずに出たから…雨がかなり酷くなって来たでしょ?
だから駅まで迎えに行くってLINE入れておいていたんだけど…気づかなかった?
(彼女、「ごめん、気づかなかった」と返答するが空気悪くなって間ができる。)
そっか…。なら…仕方ないよ。(乾いた笑い)
うん…、仕方ない。
…あ、ご飯作っておいたよ!
今日はね、君の好きな煮込みハンバーグだよ。
今回は結構上手くできたんだよ♪
(彼女、「ごめん、会社の人ともう食べて来ちゃった」と言う)
…え?あー…。もう食べて来たんだ…。
会社の人と?
そっか…。
(彼女、「ごめんね」と謝る)
あぁ、そんな、いいよ。付き合いとかも、あるもんね。
気にしないで…。また明日にでも温め直して一緒に食べよ。
それにしても本当に凄い雨だね。
ニュースで今晩は災害級の警戒を、なんて言ってたよ。
それで心配になって君を迎えにいったんだ。
君は濡れたりしなかった?大丈夫だった?
帰って来る途中から雨足が凄くなってさぁ、僕ビショビショになっちゃった(笑)
(彼女、「私は平気、濡れてないよ」と返答)
あ、…そう、…平気だった。
…なら、よかった。
でも、寒かったでしょ。すぐお風呂入れるね。
そうだ!久しぶりに一緒に入ろうよ。
君をぜーんぶ綺麗に洗ってあげる(笑)
(彼女、「えー、嫌だ。一人で入る!」と拒否する)
えー、嫌とか言わないで一緒に入ろうよ。
たまには僕と一緒にお風呂っていうのもいいでしょ?
(その時LINEが来て、「邪魔」と言って彼氏を押しのけカバンのスマホを取り出す)
(悲しそうに)
あ、ちょっと、LINE来たから邪魔って…
(限界が来て感情が溢れる)
僕といる時くらい、他の男の事なんて忘れてよ!!!!!
このところ僕と一緒にいてもずっと上の空で、話をしても全然聞いてくれてなかったよね!!!
うちでご飯を作って待ってても、もう仕事仲間とご飯食べて来ちゃったとか言って、僕とはあんまり食べてくれないし。
僕からのLINEだってちゃんと読んでくれなくなった!!
未読スルーされることが多くなったよね。今夜みたいに。
なのに他の人からのLINEなら僕との会話を遮って、押し退けてまでちゃんとチェックするんだね!!
…君が誰とLINEしてるのか…、本当は僕、分かってるんだ。
この前君がお風呂に入ってる時に君のスマホにLINEの着信があって、たまたま表示が見えちゃったんだ。
…ううん…、あの時本当は心のどこかで僕は意識して君のスマホの液晶を見てしまったのかもしれない。
それは本当にごめんなさい。
…いつから…こう…なっちゃったんだろう、…僕たち。
君の事…こんなに大好きなのに…、空回りしてるね、僕…。
僕の事、もう嫌いになった?
(彼女、黙り込む)
…そう、何も言ってくれないんだね。
今夜もその男と一緒にいたの?
その人に送ってもらったから、君は雨に濡れなかったんだね。
それなら僕とすれ違う訳もないよね。
(彼女、「…ごめん。」と言う)
…そっか、分かった。
謝ったりなんかしないで…。
その代わり今夜だけ、嵐が去るまでの間だけ、僕のワガママ聞いてくれる?
この嵐が去ったら気持ちにきちんとケジメをつけるから…。
こっちに来て。
(ベッドルームへ行く)
服、脱いで。
いいから、脱いで。
(彼女、「エッチはしたくない」と言う)
…エッチはしない、約束する。だから早く脱いで。
(彼女、尚脱がない)
(涙声で)
他の男の匂いのする服なんて早く脱いでよっ!!!
今夜が君と過ごす最後の夜なんだから…。
……お願いだから…。
(彼女、服を脱ぐ)
…ありがとう。
何も着てないと寒いでしょ?はい、これ。
僕のTシャツ、着て。
(落雷が発生して、ドーンと近くで落ちる。彼女が悲鳴を上げて抱きつく)
(抱きつかれた耳元で)
わっ!雷落ちた!近いね!!!大丈夫???
君って本当に雷、苦手なんだから…。
あ、あのさぁ…、こんな格好で抱きつかれると、流石に理性保つのキツいんだけど。(笑)
ほら、Tシャツ貸して。着せてやるから、バンザイして。
(Tシャツを着せる)
これでよしっと。
今夜、今の間だけ、僕の匂いに包まれてて。
(彼女が了承する)
…ありがとう。
やっぱり僕のTシャツを着るとダボっとしてて、可愛いね。
寒くない?平気?
…ならよかった。
(また大きな雷が落ちて。停電が発生する)
わっ、また雷落ちた!!!
ね、ねぇってば!!!
雷怖いのわかるけどそんなきつく抱きつかないで。
さっきも言ったでしょ?
あ、停電だ。
今の落雷が原因かな…。
窓の外、辺り一体も全部真っ暗になってる。
(彼女のスマホが鳴る)
(彼女の手を取る)
…お願い、その着信取らないで。
今夜だけでいいんだ。
僕に君の時間を独り占めさせて。
最後の夜だから、君との最後の夜だから…お願い。
(彼女は頷いてスマホから目を離した。)
お願い聞いてくれて、ありがとう。
…それにしても、なかなか電力回復しないね。
何か灯りになるもの、あったかな…。
(彼女、「前にプレゼントした蝋燭がどこかにあったでしょ?」と言う)
え?あぁ…、前に君にプレゼントしてもらったアロマキャンドルあったね。
あれ…、使おうか。ずっと飾ってたもんね。
(探してくる)
あったよ。結構大きいキャンドルだから灯りも十分に取れそうだね。
火、つけるね。
んんん、いい香りだね。
僕の好きそうな香りを選んでくれてたんだね。
もったいなくてつい使いそびれちゃってた。
ベッドのサイドテーブルに置いておくね。
ねぇ、横になって後ろから抱きしめてもいい?
(彼女、了承して横になる)
ぎゅー【これは声に出しても出さなくて雰囲気だけでもOK】
(暫し沈黙)
蝋燭の火ってさ、…何だか心が落ち着くよね。
雷がこんなに落ちてて、僕たちこんな状況なのにさ…。
ゆらゆら揺れる火をただ静かに見てると、どこか心がほっとするんだよ。
この優しい香りのせいもあるのかな。
…それとも、君の体温を感じてるから…なのかな…。
(再び沈黙)
ごめんね。
知らず知らずのうちに君に寂しい思いをさせてしまったんだよね、きっと。
一緒に暮らすようになって僕、君に甘えてばっかりだったね。
ごめんね、本当に。
君だって甘えたかったんだよね、本当は。
…本当にごめん…。
(頭を撫でる)
(彼女、泣いて謝る)
なんで君が泣くの。
どちらかというと僕が泣く展開じゃないの?(笑)
馬鹿だな…。
よしよし。
(頭を撫でる)
大好きだよ。
いつか好きという気持ちは過去形になったとしても、君のことが大切だったこの想いだけはずっと変わらないからね。
(笑)もう…、どんだけ泣いてんの。
ほら、ティッシュ。鼻かんで。
(頭を撫でる)
(ボソッと)
もう明日が来なければいいのになぁ…。
なんてね。
明日から僕、ホテルか友達の所に泊まらせてもらうよ。
どこか住むところ新しく借りるから、それまで荷物、ここに置かせて。
君はここを使ってくれていいから。
(ギュッっと抱きしめる)
(耳元で)
今は嵐が過ぎ去るまで、もう少しこのまま君を抱きしめさせて…。
大好きだった君をもう少しだけ…、あと少しだけ…。
ーーーFinーーー
あ…、お帰り!帰ってたんだね。
(苦笑いで)
どこかで…すれ違いになっちゃったね。
君、今朝出かける時に傘を持たずに出たから…雨がかなり酷くなって来たでしょ?
だから駅まで迎えに行くってLINE入れておいていたんだけど…気づかなかった?
(彼女、「ごめん、気づかなかった」と返答するが空気悪くなって間ができる。)
そっか…。なら…仕方ないよ。(乾いた笑い)
うん…、仕方ない。
…あ、ご飯作っておいたよ!
今日はね、君の好きな煮込みハンバーグだよ。
今回は結構上手くできたんだよ♪
(彼女、「ごめん、会社の人ともう食べて来ちゃった」と言う)
…え?あー…。もう食べて来たんだ…。
会社の人と?
そっか…。
(彼女、「ごめんね」と謝る)
あぁ、そんな、いいよ。付き合いとかも、あるもんね。
気にしないで…。また明日にでも温め直して一緒に食べよ。
それにしても本当に凄い雨だね。
ニュースで今晩は災害級の警戒を、なんて言ってたよ。
それで心配になって君を迎えにいったんだ。
君は濡れたりしなかった?大丈夫だった?
帰って来る途中から雨足が凄くなってさぁ、僕ビショビショになっちゃった(笑)
(彼女、「私は平気、濡れてないよ」と返答)
あ、…そう、…平気だった。
…なら、よかった。
でも、寒かったでしょ。すぐお風呂入れるね。
そうだ!久しぶりに一緒に入ろうよ。
君をぜーんぶ綺麗に洗ってあげる(笑)
(彼女、「えー、嫌だ。一人で入る!」と拒否する)
えー、嫌とか言わないで一緒に入ろうよ。
たまには僕と一緒にお風呂っていうのもいいでしょ?
(その時LINEが来て、「邪魔」と言って彼氏を押しのけカバンのスマホを取り出す)
(悲しそうに)
あ、ちょっと、LINE来たから邪魔って…
(限界が来て感情が溢れる)
僕といる時くらい、他の男の事なんて忘れてよ!!!!!
このところ僕と一緒にいてもずっと上の空で、話をしても全然聞いてくれてなかったよね!!!
うちでご飯を作って待ってても、もう仕事仲間とご飯食べて来ちゃったとか言って、僕とはあんまり食べてくれないし。
僕からのLINEだってちゃんと読んでくれなくなった!!
未読スルーされることが多くなったよね。今夜みたいに。
なのに他の人からのLINEなら僕との会話を遮って、押し退けてまでちゃんとチェックするんだね!!
…君が誰とLINEしてるのか…、本当は僕、分かってるんだ。
この前君がお風呂に入ってる時に君のスマホにLINEの着信があって、たまたま表示が見えちゃったんだ。
…ううん…、あの時本当は心のどこかで僕は意識して君のスマホの液晶を見てしまったのかもしれない。
それは本当にごめんなさい。
…いつから…こう…なっちゃったんだろう、…僕たち。
君の事…こんなに大好きなのに…、空回りしてるね、僕…。
僕の事、もう嫌いになった?
(彼女、黙り込む)
…そう、何も言ってくれないんだね。
今夜もその男と一緒にいたの?
その人に送ってもらったから、君は雨に濡れなかったんだね。
それなら僕とすれ違う訳もないよね。
(彼女、「…ごめん。」と言う)
…そっか、分かった。
謝ったりなんかしないで…。
その代わり今夜だけ、嵐が去るまでの間だけ、僕のワガママ聞いてくれる?
この嵐が去ったら気持ちにきちんとケジメをつけるから…。
こっちに来て。
(ベッドルームへ行く)
服、脱いで。
いいから、脱いで。
(彼女、「エッチはしたくない」と言う)
…エッチはしない、約束する。だから早く脱いで。
(彼女、尚脱がない)
(涙声で)
他の男の匂いのする服なんて早く脱いでよっ!!!
今夜が君と過ごす最後の夜なんだから…。
……お願いだから…。
(彼女、服を脱ぐ)
…ありがとう。
何も着てないと寒いでしょ?はい、これ。
僕のTシャツ、着て。
(落雷が発生して、ドーンと近くで落ちる。彼女が悲鳴を上げて抱きつく)
(抱きつかれた耳元で)
わっ!雷落ちた!近いね!!!大丈夫???
君って本当に雷、苦手なんだから…。
あ、あのさぁ…、こんな格好で抱きつかれると、流石に理性保つのキツいんだけど。(笑)
ほら、Tシャツ貸して。着せてやるから、バンザイして。
(Tシャツを着せる)
これでよしっと。
今夜、今の間だけ、僕の匂いに包まれてて。
(彼女が了承する)
…ありがとう。
やっぱり僕のTシャツを着るとダボっとしてて、可愛いね。
寒くない?平気?
…ならよかった。
(また大きな雷が落ちて。停電が発生する)
わっ、また雷落ちた!!!
ね、ねぇってば!!!
雷怖いのわかるけどそんなきつく抱きつかないで。
さっきも言ったでしょ?
あ、停電だ。
今の落雷が原因かな…。
窓の外、辺り一体も全部真っ暗になってる。
(彼女のスマホが鳴る)
(彼女の手を取る)
…お願い、その着信取らないで。
今夜だけでいいんだ。
僕に君の時間を独り占めさせて。
最後の夜だから、君との最後の夜だから…お願い。
(彼女は頷いてスマホから目を離した。)
お願い聞いてくれて、ありがとう。
…それにしても、なかなか電力回復しないね。
何か灯りになるもの、あったかな…。
(彼女、「前にプレゼントした蝋燭がどこかにあったでしょ?」と言う)
え?あぁ…、前に君にプレゼントしてもらったアロマキャンドルあったね。
あれ…、使おうか。ずっと飾ってたもんね。
(探してくる)
あったよ。結構大きいキャンドルだから灯りも十分に取れそうだね。
火、つけるね。
んんん、いい香りだね。
僕の好きそうな香りを選んでくれてたんだね。
もったいなくてつい使いそびれちゃってた。
ベッドのサイドテーブルに置いておくね。
ねぇ、横になって後ろから抱きしめてもいい?
(彼女、了承して横になる)
ぎゅー【これは声に出しても出さなくて雰囲気だけでもOK】
(暫し沈黙)
蝋燭の火ってさ、…何だか心が落ち着くよね。
雷がこんなに落ちてて、僕たちこんな状況なのにさ…。
ゆらゆら揺れる火をただ静かに見てると、どこか心がほっとするんだよ。
この優しい香りのせいもあるのかな。
…それとも、君の体温を感じてるから…なのかな…。
(再び沈黙)
ごめんね。
知らず知らずのうちに君に寂しい思いをさせてしまったんだよね、きっと。
一緒に暮らすようになって僕、君に甘えてばっかりだったね。
ごめんね、本当に。
君だって甘えたかったんだよね、本当は。
…本当にごめん…。
(頭を撫でる)
(彼女、泣いて謝る)
なんで君が泣くの。
どちらかというと僕が泣く展開じゃないの?(笑)
馬鹿だな…。
よしよし。
(頭を撫でる)
大好きだよ。
いつか好きという気持ちは過去形になったとしても、君のことが大切だったこの想いだけはずっと変わらないからね。
(笑)もう…、どんだけ泣いてんの。
ほら、ティッシュ。鼻かんで。
(頭を撫でる)
(ボソッと)
もう明日が来なければいいのになぁ…。
なんてね。
明日から僕、ホテルか友達の所に泊まらせてもらうよ。
どこか住むところ新しく借りるから、それまで荷物、ここに置かせて。
君はここを使ってくれていいから。
(ギュッっと抱きしめる)
(耳元で)
今は嵐が過ぎ去るまで、もう少しこのまま君を抱きしめさせて…。
大好きだった君をもう少しだけ…、あと少しだけ…。
ーーーFinーーー
クレジット
ライター情報
フリーシナリオライターをしております、貴洋-きひろ-と申します。
音楽と食べることを愛する文筆家ですᵕ̈*
音楽と食べることを愛する文筆家ですᵕ̈*
有償販売利用の条件
著作権は放棄致しません。
ご使用の際はクレジットの表記をお願い致します。又、作品の音声を確認させて頂きたく存じますので音声の提供をお願い致します。シナリオを改編する場合はその旨をお申し出ください。
ご使用の際はクレジットの表記をお願い致します。又、作品の音声を確認させて頂きたく存じますので音声の提供をお願い致します。シナリオを改編する場合はその旨をお申し出ください。
利用実績(最大10件)
貴洋-きひろ- の投稿台本(最大10件)