0
優しい彼はメンヘラなわたしのことも大切にしてくれる
written by 松平蒼太郎
  • ラブラブ
  • 甘々
  • スパイ
  • 愛人
  • お泊まり
  • 紳士
  • クズ
  • 甘やかし
公開日2023年04月29日 16:52 更新日2023年04月29日 16:52
文字数
1516文字(約 5分4秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
男性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
紳士な諜報員
視聴者役柄
メンヘラ諜報員
場所
彼の自宅
あらすじ
母親と大喧嘩をした貴女は家を飛び出し、愛しの彼の家まで行く。彼はまだ帰っておらず、仕方なく貴女は家の前で彼を待っていた。ようやっと帰ってきた彼は、家の前で待っていた貴女を見ても嫌そうな顔一つ見せず、あたたかく貴女を家に招き入れて…?
本編
君、僕の家の前で何してるの?


僕?僕はちょっと仕事でね。それで君は?


そっか…僕の帰りを待っててくれたんだ。ありがとう。


家上がる?というか時間も遅いし、泊まっていきなよ。


ううん、全然迷惑なんかじゃないよ。


むしろ泊まってくれると嬉しい。君みたいな可愛い女の子には特にね。


はいはい、お邪魔されます。どうぞ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お風呂上がった?じゃあ僕も入r…


(彼女に抱きしめられる)


おっと…どうしたの?いきなり飛びつくと危ないよ?


うん、うん…そっかぁ、そんなことが…


ちなみに、お母さんとは仲直りしたいって思ってる?


ふぅん…今はまだ、か。


…ふふっ。嬉しいこと言ってくれるね。


ううん。君に依存されて嬉しいよ。僕も君のことは好きだからね。


はいはい…よしよししてあげる。


(彼女の頭を撫でる)


よしよーし…よし、よし…いい子、いい子…


うん…君は偉い。生きててとっても偉い。


僕の帰りを待ってて偉い。よく我慢したね。


大丈夫…僕がいつでも君のことは助けてあげるから…


いいや、迷惑に思ったことなんてない。たくさん甘えてくれて嬉しいよ。


ありがとう…僕も大好きだよ。おでこ、いい?


(デコキス)


顔真っ赤…君、相変わらず可愛いね。


まさか…からかってないよ。ホントのことを言っただけ。


そうだ…元気が出た君に少しお願いがあるんだけど。僕のスマホ、見てくれる?


(スマホを渡す)


うん、今回のターゲットは彼。いわゆる汚職政治家というやつさ。


君には見習いの秘書として、彼の懐に潜り込んで欲しいんだ。


彼が国民の税金を横領してるっていう明確な証拠を掴んで欲しい。


やり方は君に任せるよ。盗聴でもハニートラップでも、君のやりやすい方法ですればいい。


ありがとう、今回も引き受けてくれて。いつも苦労をかけるね。


そりゃあね。君は僕の愛人で、専属のスパイだから。


いつも通り、成功報酬は君の欲しいモノを何でも与えるってことで。


あぁ、そういえばそうだった。


このあいだの成功報酬がまだだったね。よっ、と…


(お姫様抱っこ)


軽いね…ご飯、ちゃんと食べてる?


そっか…けど、くれぐれも身体は壊さないようにね?心配になるから。


うん…君が風邪をひいただけでも心配するし、悲しくもなる。


だから自分の身体は大切にすること。約束できる?


よろしい。それじゃあ、降ろすね…


(彼女をベッドの上に降ろして、自分はその上にまたがる)


ふぅ…心の準備はいい?始めるよ?


うん…君のことは丁寧に扱う。


万が一にも傷がついたら、僕が悲しいからね。


君は大事な女の子だから…優しく撫でてあげる。いくよ…?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ハァ…寝ちゃったか。


今日は少しお疲れだったみたいだね…無理させてないといいけど。


(電話がかかってくる)


あ、バカ上司からだ…ハァ…


(電話に出る)


…もしもし?どうかしました?


あ〜、はい。今回も『彼女』を使いますよ。


はい。『彼女』は僕の有用な駒ですから。


勿論、僕も全力で彼女をバックアップします。


任務を成功させるためには『彼女』の力は必要不可欠ですからね。


まぁ、僕だけでも成功はできると思いますけど…『彼女』がいると、仕事が格段に楽になりますから。


いいえ…『彼女』が裏切ることは絶対ありません。


『彼女』は完全に僕に依存してますから。


仮に裏切ったとしても、その時はその時です。


えぇ。その場合の処分する算段はとっくについてますから、どうぞご心配なく。


はい…早速明日から任務を開始します。


必ずや朗報をお届けしますので。それでは。


(電話を切る)


ハァ…口うるさい上司を持つと苦労するよ…


…さっきの会話、聞いてたかどうかは分からないけど、僕は『有能なスパイとして』君のことは大好きだよ。


僕は決して君を見捨てない…君の『スパイとしての』力を信じてるからね。


これからも僕の『有用な駒』として役に立ってね。頼んだよ?
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
優しい彼はメンヘラなわたしのことも大切にしてくれる
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
 pixivにてフリー台本を投稿しています。
 台本の創作は自由にやらせてもらっております。よろしくお願いします。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
利用実績(最大10件)
松平蒼太郎 の投稿台本(最大10件)