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執着気味な親友に言いくるめられて知らぬ間に依存させられているようです
written by ソライヌ
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公開日2024年02月02日 20:50 更新日2024年02月02日 20:53
文字数
2160文字(約 7分12秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
執着気味な親友
視聴者役柄
純粋な子
場所
親友の家
あらすじ
~あらすじ~
ある日、見知らぬ人たちに無理やり連れ出されそうになってしまったあなた。
そんな窮地を助けてくれたのは、たった一人の親友だった。
焦燥しきって怯えるあなたを家に招き、とある提案を促してきて…?
本編
(SE:ドアの開閉音)

ただいま~!おまたせ~!ごめんね、待たせちゃって。
お留守番しててくれてありがとね。じゃーん!…落としたハンカチってこれだよね?
うん、あなたが居た駅前の噴水のところに落っこちてた。
今度は落とさないように気をつけなよ?
も〜…だからそんなに謝ることじゃないってば。
あなたの苦手こととか代わりに出来そうことは私が何でもしてあげるって約束でしょ?
だからこういう時も、思う存分私を頼ってくれていいんだよ?
それに…あそこに戻るの、怖かったんでしょ?…それなら無理することじゃないよ。

たまたま私が道歩いてた時に、あなたが変な人に絡まれてたから声かけたけど…アレって、もしかしなくてもナンパだよね?
全く、あなたがすっごく可愛いのは私も十分分かってるけどさ…知らない人にいきなり声かけられても全然嬉しくないよね~?
それにもっとこう…誘うにしてもやり方とか考えようがあると思うのに、ああやって下心丸出しで、無理やり腕引っ張って連れ出そうとするなんてさ…少しは相手の気持ちにもなれっての。
ホント腹立つわぁ……あ~…なんかあいつらの顔思い出しただけでイライラしてきた。
やっぱあなたを傷つけた罰として、一発ぶん殴っておけばよかったな。
…………怖かった、よね。ごめんね、もっと早く見つけてあげられなくって。
あなたは人見知りで怖がりなのに、あんな乱暴なことされたら…嫌な気持ちになるの知ってるもん。

(SE:抱きしめる音)

よしよし…大丈夫大丈夫。もう怖くないよ。ここには私とあなたしかいないんだから。
もう無理に気を張らなくていいんだよ。
…あらら、ちょっと涙出てきちゃったね。いいよ、ティッシュ持ってくるから。

(SE:机の上にあるティッシュを取りに行く)

目は強くこすったらダメだよ?ほら、これで拭ってね。
…ん、上手に出来たね。綺麗になった。えらいえらい。

(SE:立ち上がる音)

あれ、ちょっと?急に立ち上がってどこ行こうとしてるの?
…ええ?長居しちゃったからもう帰る?
…ダメ、まだ帰らせない。…無理してるのバレバレだから。
手、震えてる。涙だってまだ拭いきれてない。
外ももう真っ暗になっちゃったし、そんな弱った状態でバイバイなんて出来るわけないじゃん。

…ねぇ、あなたさえよければなんだけど…しばらくは私の家で一緒に生活してみない?
うん、要するに私の家でお泊りするの。
お泊り用のセットも用意してあるし、大学だってウチからの方が近いから遅刻もしなくて済むじゃん?
料理も代わりに私が用意してあげるよ?この間あなた用作ったお弁当、美味しいって言いながら完食してくれたもんね。
お風呂入るのが面倒なら、一緒に入ってカラダ洗ってあげる。
掃除も洗濯も身の回りのこと全部私がやってあげるから…あなたは何にもしなくていいの。
ね?考えただけでもいいことずくめでしょ?
あなたは…私の近くで笑ってくれればそれでいいの。
どう?すっごくイイ提案だと思うんだけど…?
うん…!うん…!そうしてくれると嬉しいな!

じゃあ今日からはここがあなたのお家だと思って生活していいからね!
…え?どうしてそんなに尽くしてくれるのかって?なんでって…そんなの決まってるでしょ。

(少し間を開けてから、真剣なトーンで)
…あなたのことが、命よりも大切だから。それ以外の理由なんて必要?

(先ほどの真剣な態度とは打って変わって、楽しそうな様子で)
よ~し、早速準備しなくっちゃ。お布団と着替え、持ってきちゃうね。
…あ!そうだ!…バタバタしてたから言えなかったんだけど…
今日の服装…もしかして…私があげたプレゼントでまとめて見た感じ?
やっぱり!すっごく似合ってるよ!
一番はやっぱり…首元のチョーカー!
うんうん、私の見立ては間違ってなかったみたい。
白い肌に細い首筋によく映えて…とっても素敵だよ。
それに…アンクレットも付けてくれてたんだ。
いいねいいね。最高に可愛い。
にしても…上から下まで全身私一色コーデになっちゃってるね。あははっ。
へぇ…私が隣に居てくれてるみたいで安心するんだ…ふ~ん…そっかぁ…
も~!嬉しいこと言ってくれるじゃん。このこの~!
じゃあ…今度はお揃いの指輪も買ってあげる。
知らないの?今仲のいい親友同士でペアリングつけるの流行ってるんだよ?
あなたはそういうの疎いもんね。
いいのいいの、気にしないで。知らないことは、全部私が教えてあげるから。

(小声でささやくように)
……ずっとずっと、これからも、私だけを頼ってね。
私がいないと、何にも出来ないあなたが愛おしいの。

ああ、ごめんごめん。何でもないよ。気にしないで。
それじゃ…お泊り用のセットとお菓子取ってくるから待っててね~

(お泊りセットを取りに別室へ移動する)
(SE:足音)
(SE:ドアの開閉音)

やっぱり駄目だった。私から勝手に離れたら、ロクなことにならないね。
これからは変な虫がつかないよう、私がもっと見守ってあげなきゃ。

あの子はか弱いから、傷つかないように大事にしないと。
あの子は不器用だから、何でも代ってあげないと。
あの子は臆病だから、外敵から遠ざけてあげないと。
あの子には…私がそばにいてあげないと。

それからあの子に近付いたゴミ共は後で始末しておかないと。
…やっぱり無音カメラって便利だなぁ。
…あの子に怯えてる顔なんて、似合わないもん。
二度とあんな目には合わせないようにしなくちゃ。

これからも、何があっても、ずっと一緒にいてあげるからね。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
執着気味な親友に言いくるめられて知らぬ間に依存させられているようです
https://twitter.com/yuru_voi

・台本制作者
ソライヌ
ライター情報
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