許可なしで動画や配信に使えるフリー台本です。
一人称や語尾の変更、アドリブの追加も可です。

【あらすじ】
授業をさぼって空き教室で昼寝をしていたあなた。
そこに現れたのは、さぼり常習犯のクラスメイトの女子。
悪戯好きな彼女は、あなたが寝ているのをいいことに…。

あっ。起きた？
いやいや、何してるのはこっちの台詞だよ。
授業時間に空き教室でこっそり昼寝してるとか。悪いんだ～。

え、私？
私はほら、授業の途中で体調悪いですって言って抜けて来ただけだから。
ちゃんと先生の許可取ってるし、私の方がいい子でしょ？

あ、そういうことじゃなくて？
あ～…これ？私が手に持ってるこれのこと？
これはほら、普通にペンだよ？黒の油性マジック。太いやつね。
間違って、ポケットに入れっぱなしのまま教室出て来ちゃって。

あ～、うん。キャップ外してるのは、まあ…そういうことだよねｗ
あはは、ごめんごめん！でも、まだ何も書いてないから！
本当本当。だって君、落書きする前に起きちゃったんだもん。
（ペンのキャップを閉める）
あ～あ、せっかく君に悪戯するチャンスだったのに。
人の顔に落書きとか、普段だったら絶対出来ないし。
一回でいいから、やってみたかったんだけどな～。

…ねえ。してもいい？（にやにやと悪戯っぽく）
何をって、決まってるじゃん。君のお顔に…。
ら・く・が・き♡（耳元で囁く）

え～、だめなの？けち。

授業戻れなくなるから？
嘘だ～。戻る気とか最初からないくせに。
いいじゃん。放課後まで二人でここでだらだらしようよ。
顔は～…ほら、みんなが帰ってから洗いに行けばいいじゃん。
もう、意気地なしだなぁ。

あ。いいこと思いついた！
逆にさ、もし私がここから出られなくなっちゃったら、放課後まで一緒にいてくれる？
いいの？本当に？言ったからね？言質取ったよ？

そうと決まれば、お言葉に甘えて…。
ちょっと待っててね。鏡…はないから、スマホのインカメでいいや。
（ペンのキャップを開ける）
じゃあこのペンで私のほっぺに…線を3本引いて…。
反対側のほっぺも同じように、きゅっきゅっきゅ～…と。
うーん、これだけだとちょっと物足りないかも。
他にも色々足して…（自分の顔に落書きする筆記音）…と。よし。
（ペンのキャップを閉める）
どうどう？猫ひげ～！みたいな？
後はね…（自分の顔のどこに何を書いたか、落書きの内容を説明）

っていうか、油性ペンってやっぱりすごいね！真っ黒～！
うわ、見て見て。こすっても全然落ちない！やばいね、これ。
書いたところ、なんかちょっとぺたぺたするし。…触ってみる？
え～、遠慮しなくていいのに。

何してるのって…いやいや、さっき言ったじゃん。
私がここから出られなくなったら、ずっと一緒にいてくれるんでしょ？
ほら、この顔じゃ外に出られないから、優しい君はもちろんみんなが帰るまで側にいてくれるんだよね？
ついでに、私だけ顔に落書きしてるのはかわいそうだから、君の顔にも落書きさせてくれるよね？

いやいや、さすがに普段はこんなことしないって！
自分の顔に落書きとか、初めてしたし。しかも油性なのに。
でもほら、君とこうやって授業さぼって二人きりで過ごすのも初めてだし。
放課後まで一緒にいてくれるって思ったら、なんかテンション上がっちゃって。あはは…。
でも、よく考えたら君としばらくここにいるのに私だけ顔にこんな落書きしてるの恥ずかしいな…。

…え、あ、可愛い…から大丈夫？
ふ、ふ～ん。そっかぁ。可愛いか…。
急にそういうこと言うの、ずるいんだけど。（照れて小声で）

なんでもない！
そんなことより、女の子が顔に落書きしてまで君のこと引き留めてるんだから…責任取ってくれるよね？
大丈夫、心配しないで。君はじっとしててくれればいいから…。（はにかんだような囁き声）

（ペンのキャップを開ける）
じゃあ、君も責任取って、私みたいに顔に落書きしちゃおうね～♪
放課後まで時間はたっぷりあるし、いっぱいお絵描きして可愛くしてあげる♡

・台本（ゆるボイ！）
サボリ魔のクラスメイト 二人きりの空き教室①【初心者向け】
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
拗拗