- ホラー
- ヤンデレ
公開日2021年06月05日 18:00
更新日2021年07月23日 21:54
文字数
1825文字(約 6分5秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
ヤンデレチョコの全貌を話してくれるそこそこ素直な彼女です。男性向けは全くハートフルに仕上がらなかったバレンタインネタ…
本編
あっ……あのっ、ごめんね!
急にまた、呼び出したりなんかしちゃって……
あのさっ……ほら、今日の朝にさ、私……キミにチョコ、渡したでしょ……?
それ、やっぱり返して欲しいなって……思って……
え、ううん! 違う!
嫌いになったとか、そんなわけないよ??
なんていうか……その……その、私が作ったあのトリュフチョコは……
や、やっぱり、失敗作だった……というか……食べてもらうのは、申し訳ないかなって思ったっていうか……
え……美味しかったよ……って……
ぅえぇええええぇえ!?
た、食べたの!?
食べちゃったの!!??
は、はは、は……
あっ、ごめんね、なんか急に、取り乱しちゃったりして……
いやその……
……そのっ、ね……?
あー、あのさ……確認だけど、まだ全部は食べてないよね?
一口かじったとか、その程度だよね??
おぉぉなるほど。
3粒しかなかったから、美味しくて一気に食べてしまわれた、と……
……わ、わかりました……
さっきから何って……
……聞きたい……?
いや、ううん、言うよ? ちゃんと。
ちゃんと言う。言うから……その前にもう一つだけ確認……
ね……あのさ、えっと……キミは、私の彼氏さん。だよね……?
そうだよね?
私のこと……好き、だよね……?
フフッ、私も大好き……
ね、ね、それなら私のこと、簡単に嫌いになったりもしないよね?
……うん。ごめん。
そう、だよね?
それなら私……正直に、全部言う……
だから、怒らないで、ちょっとだけ、聞いててくれる……?
ん。ありがとう。大好き。
それではまず、土下座をさせていただきます。
……この通りです……
あ、いいんですいいんです、そんな必死に止めようとしてこなくて。
まだ謝罪は終わってないの……
じ、実は……
私は……
(以下泣きながら)
キミのことが……好き過ぎるあまりに……
チョコレートの中に、いかがわしいものをたくさん入れてしまいました……
あの、あのね……
最初はね、少しインターネットで、手作りチョコレシピについて、軽い気持ちで検索をしてただけだったの……
そうしたらね、どういうわけかどんどん、レシピの主が、闇深い魔女めいた何かのようなページへと辿り着くようになっていって……
(冷静な口調)気がつくと私はまず、ボウルに溶かしたチョコの中へ向かって、自分の指を、カッターでシャキーンと……
シャキーンは、シャキーンだよ……?
え、あ、指はあるよ? ほら、10本。
ただ、この絆創膏の通りです。
まず最初に入れたのは、この絆創膏から滲み出ている赤い物体でした。
うん……
ちょっと、ちょっとだけ。だよ……?
……うぁぁごめんんまだあるぅ……
だって、全部入れたら、キミが、一生私のことを愛してくれるって……そういう黒魔術が完成するっていうからぁ……
(冷静な口調)というわけで、次は左手薬指の爪を深めに切って、それを細かく砕いて、シュミシュミと混ぜてみました……
シュミシュミはシュミシュミだよ……?
そうしましたらば、続いては、一生私から目を離さないで愛してもらえるようにという想いも込めまして、左右の睫毛を上下1本ずつ、プツンプツンと……
……ぐすっ……
この辺で……
終わらせておけば良かったんだけどぉ……
うん。まだあるよ?
次に入れたのはね……(口を塞がれ)んむっ……
んー……
ぷはっ……
え……もう、聞かなくていいの?
私が、あのトリュフに何を入れてしまったのか……
全部、知りたくないの……?
……え……それよりも、どうして引き止めにきたのかって……?
それは……
やっぱり私、こんな魔術なんかでキミのことを手に入れようなんていう考え、間違ってるって、今更だけどちゃんと、思い直したから……
(再び泣きながら)……私は……
何にも支配されないで、こんな私のことを好きになってくれたキミのこと、何にも頼らずに、もっとちゃんと向き合って、ちゃんと大切にしなきゃいけなかったなって……
だから、こんな気持ち悪い、魔女みたいなことをして、本当にゴメンナサイ……
キミが私を好きな気持ち、踏みにじるようなバカなことをして、ゴメンナサイ……
……へ?
(キス)
ど、どど、どしたの、急に、キス……なんて……
わ、わかんないって何……もう……恥ずかしいな……
ね、怒ってないの……?
ほんとに……?
ほんっと……キミは優しいなぁ。
優しくて、かっこいくて、面白くて、大好き以外に何も思いつかないよ……
好き。
すきすきすきすきすき……
あ。
ね、さっき、私のチョコのこと、美味しいって言ってくれてたけど……あれって、本当……?
ふ、ふふっ……フフッ、そっか。
そっかぁー。
あんなの入れちゃったのに……美味しいだなんて……はぁ……嬉しいなぁ……はぁ……なんか、ドキドキが止まらないよ……ふふっ……
うーん、気のせいかな?
なんだかキミの目、トロンとしてきてるね?
そんなに、私のことが好きなのかなぁ?
そっかぁ〜
ふふっ。
……だって、しょうがないよね?
私、一応、止めにきたのにさ……さっさと食べちゃってたキミが悪いんだからね……?
だから、こんなダメな私のこと……これからも末永く、一生愛してね?
おわり
急にまた、呼び出したりなんかしちゃって……
あのさっ……ほら、今日の朝にさ、私……キミにチョコ、渡したでしょ……?
それ、やっぱり返して欲しいなって……思って……
え、ううん! 違う!
嫌いになったとか、そんなわけないよ??
なんていうか……その……その、私が作ったあのトリュフチョコは……
や、やっぱり、失敗作だった……というか……食べてもらうのは、申し訳ないかなって思ったっていうか……
え……美味しかったよ……って……
ぅえぇええええぇえ!?
た、食べたの!?
食べちゃったの!!??
は、はは、は……
あっ、ごめんね、なんか急に、取り乱しちゃったりして……
いやその……
……そのっ、ね……?
あー、あのさ……確認だけど、まだ全部は食べてないよね?
一口かじったとか、その程度だよね??
おぉぉなるほど。
3粒しかなかったから、美味しくて一気に食べてしまわれた、と……
……わ、わかりました……
さっきから何って……
……聞きたい……?
いや、ううん、言うよ? ちゃんと。
ちゃんと言う。言うから……その前にもう一つだけ確認……
ね……あのさ、えっと……キミは、私の彼氏さん。だよね……?
そうだよね?
私のこと……好き、だよね……?
フフッ、私も大好き……
ね、ね、それなら私のこと、簡単に嫌いになったりもしないよね?
……うん。ごめん。
そう、だよね?
それなら私……正直に、全部言う……
だから、怒らないで、ちょっとだけ、聞いててくれる……?
ん。ありがとう。大好き。
それではまず、土下座をさせていただきます。
……この通りです……
あ、いいんですいいんです、そんな必死に止めようとしてこなくて。
まだ謝罪は終わってないの……
じ、実は……
私は……
(以下泣きながら)
キミのことが……好き過ぎるあまりに……
チョコレートの中に、いかがわしいものをたくさん入れてしまいました……
あの、あのね……
最初はね、少しインターネットで、手作りチョコレシピについて、軽い気持ちで検索をしてただけだったの……
そうしたらね、どういうわけかどんどん、レシピの主が、闇深い魔女めいた何かのようなページへと辿り着くようになっていって……
(冷静な口調)気がつくと私はまず、ボウルに溶かしたチョコの中へ向かって、自分の指を、カッターでシャキーンと……
シャキーンは、シャキーンだよ……?
え、あ、指はあるよ? ほら、10本。
ただ、この絆創膏の通りです。
まず最初に入れたのは、この絆創膏から滲み出ている赤い物体でした。
うん……
ちょっと、ちょっとだけ。だよ……?
……うぁぁごめんんまだあるぅ……
だって、全部入れたら、キミが、一生私のことを愛してくれるって……そういう黒魔術が完成するっていうからぁ……
(冷静な口調)というわけで、次は左手薬指の爪を深めに切って、それを細かく砕いて、シュミシュミと混ぜてみました……
シュミシュミはシュミシュミだよ……?
そうしましたらば、続いては、一生私から目を離さないで愛してもらえるようにという想いも込めまして、左右の睫毛を上下1本ずつ、プツンプツンと……
……ぐすっ……
この辺で……
終わらせておけば良かったんだけどぉ……
うん。まだあるよ?
次に入れたのはね……(口を塞がれ)んむっ……
んー……
ぷはっ……
え……もう、聞かなくていいの?
私が、あのトリュフに何を入れてしまったのか……
全部、知りたくないの……?
……え……それよりも、どうして引き止めにきたのかって……?
それは……
やっぱり私、こんな魔術なんかでキミのことを手に入れようなんていう考え、間違ってるって、今更だけどちゃんと、思い直したから……
(再び泣きながら)……私は……
何にも支配されないで、こんな私のことを好きになってくれたキミのこと、何にも頼らずに、もっとちゃんと向き合って、ちゃんと大切にしなきゃいけなかったなって……
だから、こんな気持ち悪い、魔女みたいなことをして、本当にゴメンナサイ……
キミが私を好きな気持ち、踏みにじるようなバカなことをして、ゴメンナサイ……
……へ?
(キス)
ど、どど、どしたの、急に、キス……なんて……
わ、わかんないって何……もう……恥ずかしいな……
ね、怒ってないの……?
ほんとに……?
ほんっと……キミは優しいなぁ。
優しくて、かっこいくて、面白くて、大好き以外に何も思いつかないよ……
好き。
すきすきすきすきすき……
あ。
ね、さっき、私のチョコのこと、美味しいって言ってくれてたけど……あれって、本当……?
ふ、ふふっ……フフッ、そっか。
そっかぁー。
あんなの入れちゃったのに……美味しいだなんて……はぁ……嬉しいなぁ……はぁ……なんか、ドキドキが止まらないよ……ふふっ……
うーん、気のせいかな?
なんだかキミの目、トロンとしてきてるね?
そんなに、私のことが好きなのかなぁ?
そっかぁ〜
ふふっ。
……だって、しょうがないよね?
私、一応、止めにきたのにさ……さっさと食べちゃってたキミが悪いんだからね……?
だから、こんなダメな私のこと……これからも末永く、一生愛してね?
おわり
クレジット
ライター情報
初めまして。蚊ネコと申します。
演じる方、聴く方が楽しめるような台本を目指しています。
お気軽にご使用いただけますと非常に嬉しいです!!アドリブや一人称・タイトル変更もご自由にどうぞ!!
※お手数ですが、ゆるボイ!さんの規約は必ずお守りください!!
※素敵なクソデカ感情作品を利用実績に埋め込ませる作業をたまにします。ご容赦くださいますと幸いです。
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